randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

リヨンの町を早朝散歩(前編)

今週から週休2日に戻り、昨日は休みだったのに天気予報が悪すぎて山は諦めました。
お天気イマイチだった8月前半と比べると最近ほとんど毎日晴れていたというのに・・・


わたしの休みの日だけ雨・・・



もしギリギリになって予報がガラっと良くなってた場合のことを考えて、一応行くコースを方向別に3つほど用意してどれも地図をざっと見ておいて、ザックも準備しておきました。目覚ましを合わせて早朝起きると・・・


さらにあかんやん(@_@。雷はいかん、雷は。。
諦めて、軽く2度寝しました。


さて、2度寝といっても8時9時まで寝るわけではありません✨
体は動かしたいので(というか家の中から出たい)ので、どうせなら気持ちの良い早朝のうちです。なにせ最近、夏が盛り返してきたみたいで日中は暑くて汗びっしょりなのです。朝ごはんを食べたら出発です。


6時前にうちを出ました。朝日を見るのが目的なので町にふたつある高台のうちのひとつに登ります。日の出の時間を調べてこなかったので、焦り気味に途中少し走りながら高台の麓の地区に向かいます。坂はさすがに走れないので(もともと走るのは苦手💦)歩いて上ります。
2月にも一度ブログで登っているフルヴィエールの丘です。今見返すと、あの日は何と山で晴れの予報なのに山に行ってない・・・なんてもったいない(+_+)


最後の部分は高台の斜面に作られた公園を通るのですが、門が閉まっていたため道路経由できました。右手にはノートルダム・ド・フルヴィエール寺院。


もう開いてました。中には誰もいませんでした。朝一番のミサは7時過ぎごろのはずですが、ミサに来る人の多くは早くに来て個々にお祈りしたりするので早い目に開けているのでしょう。
19世紀末のネオ・ビザンチン様式の聖堂は3年ほど前に修復されたところです。町の観光名所の一つになっています。


教会の敷地内に町を一望できる展望台があります。


あっ、一番乗りじゃありませんでした。若い女性が携帯で写真を撮っていました。


大丈夫、まだ明るくなっていません。雲は多そうです。


真下にあるのが12世紀の建築でアンリ4世が結婚式を挙げたことでも知られるゴシック建築のサン・ジャン大聖堂。
その右上に見えているのがフランスで最も広い広場(=道路で遮断されていない面積で)といわれるベルクール広場。リヨンとは何のゆかりもないルイ14世の像があります(^^;
単に彫刻家がリヨンの人だったという・・・


グレーの屋根がいっぱいあるのが市庁舎。17世紀の建築です。黒い大きな屋根はオペラ座。


雲が出ていて見えにくいですが、左の大きなビルの後ろにうっすら見えているのはモン・ブランです。この後明るくなるにつれ、全く見えなくなりました。


雪を被った高い山が朝日に照らされてほんのりピンクになるのに似ています(#^^#)


同じところで見てもいろんな見え方をするのが空の面白いところですね。


特に夕陽や日の出は長くは続かない一機一会的で儚い美しさが魅力です。


あ、いよいよ太陽が顔を見せ始めました。


厳粛な気持ちになる瞬間です。
太陽が昇るスピードは思いのほか速く、あっと言う間に明るくなってしまいました。


さて、寺院を後にして公園の坂道を下ります。さっきは閉まっていましたが、こちら側が開いているということは下の門も開いているのでしょう。
さっきまでいた頂上を振り返ってる感じです^_^;


周辺には修道院とかもあるので修道女が上がってきました。7時過ぎのミサに参加するのでしょう。


宗教ゾーンですので公園内にはヨセフ像などがあります。


今日は・・こんな感じで山に行った気分になっときます(;´Д`)


足場も適度に悪くて(街中の公園としては)山気分満喫です。


公園から出て先ほど真っ暗な中登った坂を下ります。2月に来た時は学校がある時期だったので若者がどんどん登ってきましたが、夏休み中ということもあってほとんど誰も歩いていませんでした。


丘の真下は旧市街地になっています。
元々、丘の上はリヨンの町の発祥の地でもあるのです。フランスがゴ―ルと呼ばれていてリヨンが首都だった時代に政治の中心地は丘の上のフルヴィエール地区であり当時の古代劇場も朽ち果ててはいますが現存します。夏には野外コンサートが毎週末行われています。リヨンが首都ではなくなった後、中心地は丘の下の現・旧市街地となっているこちらのエリアに移動してきました。中世からルネサンス期の建物がフランスで一番集中して残っているエリアと言われています。ルネサンス期というと、イタリアがヨーロッパでは華だった時代。距離的に離れたパリなどではなく、流通に便利であったリヨンの町にはイタリアの裕福な商人や銀行家などが建てた邸宅が数多く残っています。


こないだまで地下鉄駅のすぐ隣にあった日本人シェフのミシュラン一つ星を獲得している「オ・キャトーズ・フェヴリエ」がこちらの通りに移転したようです。駅からは若干離れますが広々としています。バカンス中なのでしょう、長期で閉まっている様子でした。


その真向かいにはステンドグラスの可愛いお店があります。ステンドグラスって見ていると懐かしいような、切ないような気持ちになるのはなぜでしょうか・・・


ゴシック~ルネサンス期の建物がぎっしりと並びます。


後期ゴシック、フランボワイヤン様式の装飾の典型。炎(フラム)に似た形であることからそう呼ばれています。


こんな由緒ある建物の1階がコインランドリーというのもまた(~_~;)



山に行けなかった朝の腹いせ観光案内、案外長くなってきたので後編に続きます(^▽^;)