randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ザレ場を迷いつつ転びつつ下山(~_~;)

1週間前の火曜日にソロで登ったエクラン国立公園中部のラ・ポワント・ド・レグリエール(3307m)。ガスで真っ白な中の出発でしたが、2700m地点の湖に到着したころには時々青空も見られ、3000mくらいからはガスも消えてくれました。頂上で景色を楽しみつつお昼ご飯を食べた後は下りていきます。


初めの尾根の辺りは雪が多くて少し怖いところもあったものの、ルート的には問題なく何の疑問も持たずに下りていけました。
その後は、途中経由した湖を目指して下りていこうと思ったのですが複雑な地形(デコボコしてる)のうえ、湖といってもほとんど枯れたようなたいして湖の形もしていない湿地帯のようなところだったためか、下りて行く途中も全然見えません。焦りました。唯一の目印なのに・・・
登るときも少なくて苦労したケルンですが、帰りにも全く見当たりません。おそらくかなり見当違いなところを歩いているんでしょう。行きにはちょくちょくでも見かけましたから。


あと、頼りにするのは「登りに見た風景」ですが、この辺りではガスっていたので地面とすぐ近くの山肌以外は見えなかったため、ほとんど記憶にありません。


湖そのものの姿かたちは見えないものの、地図を見ると湖から小川が流れ出ててそのまま谷を流れていくのですが、その川らしきものは見えています。
それ以前に「登りでは湖から尾根の初めまでは北北東を目指して歩いたから今は南南西?」と思ってそのように歩いていましたが、ふと考えると今もう一度湖を通過しないといけない理由はありません。もう一度見てみたいほど風光明媚な湖というわけでもありませんでしたし(^^;)


湖から山頂まではコース外でこれといった道がありませんでしたが、湖と駐車場の間はちゃんとハイキング道がありました。そして地図では道と小川は大体平行した辺りを通っています。ただしすぐ隣というわけでもないので、行きはそういう印象はありませんでしたが(どうせガスってて大して何も見えなかった)、道を見つける手っ取り早い方法は小川目がけて下りることでしょう。ハイキング道があったと書きましたが、結構細くてときどき見えなくなってしまうような頼りないものでしたので、ここからは全く見えませんが、近くまで下りると見えてくると期待します。


小川目指して、って言っても小川は谷を流れているので谷底にどんな風に下りたとしてもどこかでは交わります(^^; 要は、通ることが出来、かつ最短距離のところを探して下りるというのが目標です。近くまで行って「あっ、こりゃダメだ、下りられない崖がある」とかになって引き返して別の通れるところをいちいち探したりしてると時間がかかってしまうので、一発で通れそうなところを目で見てシミュレーションしてから狙って下りないといけません。
この斜面は全体が急なザレ場で急いで下りたので何度も滑って転びました。行きはゆっくり上がったし、第一、登りは転びにくいので全く大丈夫だったのですが。


もうじき小川にぶつかるさ~ そうしたら道も見つかるさ~✨
そう思って下りていくと季節外れのジョンシアン・プランタニエールを目ざとく見つける余裕まで出てきました(;´∀`)


あ~ほらほら、道がありましたよ💖
川は・・もう少し下の辺りを走っているようです。川といっても形だけで、湖自体水量はとても少なかったですし、あまり勢いよく流れているとは思えませんが。


あとは谷を下りていくだけです。不思議なことに2度ほど道が消えてなくなってしまったのですが(道間違える天才・・)、遠くに道の形が見えるところがあるのでそっち目指して歩くので特に問題はありませんでした。


秋色の草原です。


赤く染まっているのはブルーベリーです。


だいぶ谷の低い位置まで下りてきました。小川の幅が広くなっています。



朝の真っ白けのガスの中とはまるで別の場所のようです。


ミニ稜線がありますが、ハイキング道は左下へと下りていきます。
左側の面だけブルーベリーとジュニパーベリーの木(茂み)がぎっしりなのが面白いです。


もう少し下へ降りると、行きで隣を通った滝のあるところに出ます。滝自体はきれかったのですが、その隣がとても急な坂道でぬかるんでいたため、ズルズルと滑ってたいへんだったのでした。ハイキング道とは別の林道(伐採業の人たちが使うようです)が交わっていたので、そっちを通ってみたら、滝の横は通らずに駐車場まで下りることができました(´▽`) ホッ


午後6時。ハイキング出発地点に帰ってきました。
羊用の囲いと、その奥にわたしの車が見えます。
考えたら、今わたしが立っているこの場所こそハイキング客用の駐車場で(このすぐ後ろにハイキング用行き先案内看板が立ってます)、ここよりも奥は羊の放牧業の方のエリアのようでした。放牧業の方のものと思われる古いRV車が朝来た時のまま停められていました。
まぁ、不法駐車したからといってレッカー車で移動されるような場所ではありませんが…侵入してしまってすみませんでした、羊飼いさん(;^_^A


朝来た時にはなかったフレッシュな羊の糞があちこちにありました。朝もここに羊はいなかったし、今も全くいないのですが日中羊たちはここにしばらく滞在したのでしょう。


最寄りの集落に水場がありました。エクランの水はとってもおいしいのでペットボトルに汲んで帰ります。


林道も景色がきれいので2度ほど車から下りました。


朝、天気の悪い中走ってきた道なので、同じ場所とは思えません。


見晴らしのいい場所には小さな駐車場がありテーブル+ベンチが備え付けられています。もう遅くなりついでなので(子供たちにはご飯を作ってきて、先に食べるように言ってあります)、とことん楽しむため、このテーブルでぬるくなった保温マグのコーヒーとビスケットでおやつ休憩していきました。といっても5分くらいですけど。


林道から県道に交わる寸前にチャペルがありました。朝通った時にも気になっていたのですが。形からしてとても古そうです。遅くなりついでなので様子を見に行ってみたいと思います。


シャペル(チャペル)・サン・ヴァンサンという12世紀のチャペルでした。中にあるフレスコ画が有名らしいのですが、残念ながら鍵がかかっていて中には入ることはできませんでした。


帰りもきれいな景色の道を通るので、最後まで楽しいです。ブリアンソンまでは知らない道、それ以降は何度も通ったことがあるロータレ峠経由の県道でした。


最後に1枚、日が暮れる直前のロータレ氷河。雲がかかってますが・・・



朝はガスの中不安な気持ちになり、思わぬ積雪に驚かされ、頂上ではガスが明けたパノラマを独り占めすることができて(帰りにはまた軽く迷い💦)、運転中の景色も美しくとっても充実した休日となりました。往復8時間かけた甲斐もあったと思います。お付き合いくださった方、ありがとうございました。


追記・・
この日登った山、エクラン国立公園のポワント・ド・レグリエール(3307m)ですが前日の夜まで名前も聞いたことのがありませんでした。3300m台の山って普通に高いですけど、最高峰が4102mで高い山がたくさんあるエクランではどうってことのない普通の山のひとつなんだろうな、と思いつつ登り、今回のブログも書いていました。


・・・で、今ちょっと気になったのでネットで調べてみました。エクラン山ガイド協会によると国立公園内には3000mを超す山が150ほどあり、うち50ほどは3500m以上なんだそうですΣ(゚Д゚) 残念ながらそのほとんどが普通のハイキングでは登れない険しい山で、遠くから眺めて楽しむだけです。それを思えば、ちょっと難儀したとはいえ素人のわたしでも登れてしまう3300mはありがたいといえるでしょう。

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