フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

アルベロン氷河の麓を歩く

イタリアとの国境になっている山のひとつ・ウイユ・ダルベロン(3554m)の麓の谷に残るアルベロン氷河の端っこの部分にようやく到着したのは午後2時を過ぎた頃です。


氷河の端っこの部分です。


横を歩いて上っていきたいと思います。
氷河の上はさすがにクレバスとかあるかもしれないので避けた方が賢明です。


おおっ、なんか洞窟みたいになっています。


真横まで下りてみます。いきなり崩壊したりとかないだろうな・・ドキドキ・・・


不思議な透明感です。


氷河の氷のすぐ隣の部分のセメント色の土というか砂利。よく見ると氷と混じっています。氷に砂利が閉じ込められているといった感じです。


ズーム。


そして氷の部分はリアルタイムで融け、シャーシャーと川のように流れています。温暖化、後退していく氷河・・といったキーワードが頭をかすめます。
氷河よ~融けないで~~(;´Д`)


谷の形で氷河が残っている場合、その融けた水が氷河のすぐ先で湖のようになってるのはよくあるパターンのようです。
以前訪れた(記念すべき初ソロでのハイキングでした。2年前の夏です)グランド・ルース山塊のサン・ソーラン氷河👇

35度以上の猛暑の日が何日も続いた6月末、どこに行こうか悩んで「もしかして氷河って涼しいん違うの?」くらいのノリで決めた行き先でした。初めてのソロというのにナメた目的地の決め方でした(;^_^A でも確かにその日それまで歩いてきた場所よりかは涼しかったです。


さて、2時半を過ぎたところです。そんなに遅くないのでもう少し氷河に沿って登ることもできたんですが、特に何か風景が変わるということもなさそうです。そんなことより、もうここで引き返してどこかでおやつ休憩でもしていくほうがわたし的には充実したハイキングです(^^;)
あくまでもスポーツ的な要素より観光・娯楽的要素が強いのが特徴💦


ダラダラと広く流れる川のような水溜りのようなものをよけるため、ぐるっと遠回りして先ほど越えてきた峠の麓に戻ります。


これです、これ(;´Д`)
また登んなきゃいけないんですよ~~
ザラザラと一歩一歩崩れるので歩きにくかったんです。でも下りるよりは登る方がちょっとましそうです。


半分ほど登ったところ。氷河を振り返ります。


ジョンシアン・ド・バヴィエールがいくつかきれいに咲いていました。


これは一番きれいに咲いていたセレスト。何種類かあるうちでも9月一杯くらいは見られるセレスト・ユニフロールという品種です。


ジュバーブ。これも最近もう見かけないので今年はもう終わったんだと思っていただけに驚きでした。


まだ峠まで行きついてませんが、多分ここがこの後の帰りの道よりベストな風景だと思うので、ここで最後の休憩をしていきたいと思います。


セルフで1枚。夏のようなカッコです。数日前フリースとダウン、手袋が1日中外せなかった日とはえらい違いです。


さて、ちょっとゆっくりしたのでそろそろ出発です。峠はもうすぐそこです。


氷がミニ氷河のように見えます(^^;


峠に着きました。ケルンまである(;´∀`)
後は下りるだけ‥行きと同じ道で・・・って、それって面白くない💦
せっかくなら違うところを通ってみたいところです。夕方になってくるのであんまり派手には迷いたくありませんがプチ迷いするくらいの時間はありそうです。
地図を見て、地形を見て考えてみることに。



・・・ということで帰りの谷の部分をあと1回分、別にしました。長ーい1日ですが、お付き合いいただけると幸いです。

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