フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

2665mの湖で湖畔ランチ

日帰りでやってきたエクラン国立公園中南部に位置するクリュピルーズ湖。標高2640mから2665mの間に大きなものふたつと複数の小さな湖が集まった地帯です。


わたしがお昼ご飯を食べる場所に選んだのは大きなふたつの湖ではなく、そのもっと先にあるもう少し小さな湖です。この日は途中から風がとても強くなり、お昼ご飯をゆっくり食べられるのか心配だったのですが、この湖のあたりは風が少なく、気持ちよく休憩することができました。


今日はパスタを持ってきました。フランス、それもサヴォア産(この日は違うけどその前は3回連続でサヴォア県でハイキングでした)のパスタです。
サラミは薄く切ってパスタの具にします。ゆで汁を捨てずにそのままスープの素を加え(前回に続いて東ヨーロッパの製品。仏訳が書いてなくて何味なのかは絵だけで判断💧)汁だくさんでいただきます。寒そうなので、普通に茹でてお湯をきったパスタだとすぐ冷めてしまうし温まらないかな~と思って考え付いたレシピ(てほどでもない)です。


できたヾ(*´∀`*)ノ


パンとチーズももちろん持ってきました。
いただきます\( 'ω')/


パスタの量が多くてかなりお腹いっぱいになってしまい、デザートやコーヒーはすぐには入らない💦 いや、このあと動かなくていいんだったら入るとこあるんだけど(胃は大きい)、なにせ先ほどの大きな湖まで戻って、その後ろにそびえる山に登ろうと思っています。お菓子とコーヒーはあとで別途いただくということにして片付けに入ります。


大きい湖(上の方のやつ)まで戻ってきました。


目的地の山は左の方に上がっていくやつです。
どういく?
正解は、というか結果的には正面やや左の窪んだところから十分に登れたんですが、この位置からパッとみてすごくザレた急斜面に見えて(いや、実際そうなんですが)無理っぽいのかと思い、逆に右側の小高いところの裏に回ってこの真正面の憎たらしいとんがったやつを後ろから避けられるか?とまず右上目指して登り始めました。


でも途中まで登ったら、遠くから見て難しそうと思った斜面は実際そこまで急でもなく、なによりここらの石はそんなに滑りやすいタイプの石ではなく、しかも踏んでも動かない大き目の岩もところどころにあって案外歩きやすい。なので途中から窪んだ坂の辺りを目指すように方向修正です。


とりあえず、峠っぽいところに近付いてきました。


峠っぽいだけでなく、地図を見たら実際に峠でした(^▽^;) ヴェイル峠(Col du Veyre 2724m)と載ってあります。


反対側には何が見えるのでしょうか・・・峠に着くドキドキの瞬間です。


お~~っ、エクラン中部の山頂がずらっと並んでいます。


低い方の湖のあたりは風が強く、水面がさざ波だっているのが分かります。


左のが目的地のピック・ド・パリエール(3076m)です。ザレてるけど、一歩一歩ズルズルと滑るようなザレ場ではないのでこのまま目で見て行けそうなところを登っていきたいと思います。峠のようになっているところを目指して、あとは尾根の部分でしょう。


この辺りの石にズーム(;´∀`) キラキラしていてきれいんです。結構、石が好きで気が付くとしょっちゅう見惚れています(;^_^A


湖群。


ピック・ド・パリエールの隣の方にも山が続いていますが、稜線はギザギザだし少し下の部分も思いっきり岩壁になっていて登ることは無理そうです。


ガシガシ登っていきます。


斜面の真ん中のあたりは石だけでなくこのような岩の多いところもあり、いい通り道さえ選べばとっても登りやすかったです。


最後急になってましたが、何とか峠みたいなところまで登ってきました。


湖は大して変わりませんが遠くの山が少しずつ遠くまで見渡せるようになってきました。昨年登ったヴュー・シャイヨールの辺り以外のもっと遠いところの山は残念ながら全然分かりません。地理的にはエクランがもう少し続いた後はケラ山塊、もっと奥にはフランス南部の山塊・メルカントゥール国立公園などが続くはずですが、そこまで見るにはもう少し高いところに登る必要がありそうです。


足元にはマルグリット・デ・ザルプが。もうとっくに見納めだと思っていたので嬉しい♪


あとは尾根の部分です。
・・って、わっ💦💦 ここ、風きつ~~(゚Д゚;)
尾根にいるのだから当然でしょう。既にこの日は風が強かったのですが、この位置は叩きつけられるような突風が吹いています。
・・・どうする(◎_◎;)??



次回に続きます♫

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