フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

クリスマスの日の出ハイキング

大晦日、お正月だというのにクリスマスというワードもどんくさいんですが、25日の午前中だけ近場の山に行った時のハイキング記です。


24日は気の置けない友達の両親の家に招待され、真夜中過ぎに帰宅。翌日は晴れの予報でしたので「もし元気があればどこかにスノーシューしに行こう」と思っていました。
どこの山でも天気が良いようで、しばらく雪も降っていないので雪崩の危険度はどこも低め。選択があり過ぎる感じです(^^; どっかきれいな景色のところに行きたかったのですが前日夜中、帰宅してみると「明日遠いとこまで運転したくない」「ややこしいところは歩きたくない」という気持ちが強くなり、2、3回行ったことのある近場ヴェルコール山塊北部の簡単なコースに行くことに。夜には友達をうちに招待しているのでこのくらいの余裕のある予定の方が安心です。


駐車場に着いたのは6時半。うちから約1時間半と近くてラクチン。標高1260mの地点ですがノルディックスキーのコースがあるので道路はきちんと舗装されており除雪もまめに行われているので安心な場所です。


歩き始めは6時45分ごろ。
初雪の頃にも来たのですが、そのときはまだ整備されていなかったスノーシュー用のコース(通称・スノーシューのやつは低いとこウロウロしとけよコース)の表示もあります。


近くに山小屋(風レストラン、とわたしは解釈。泊まれるけど)があり既にオープンしているはずなのですが、クリスマスということで臨時休業。さすがは山小屋「風」(-_-;)


満天の星空・・なんですが一眼レフとかでないとこのきれいさは伝わりませんね・・・


ヘッドランプで歩き始めるなんて滅多にないことです。いつもザックには入れていますが、むしろ帰るのが遅くなった時用という感じで…ここの駐車場は3度目なのでこんなに暗いときでも安心感があります。


20分ほど傾斜の穏やかな広い道を上がっていくと山小屋(風レストラン)に到着します。
中、電気ついてます。宿泊客もないのに早起きだな~


山小屋(風レストラン)を通過した後は森ゾーンに入ります。知ってる場所だし、しっかりとしたトレースもあったので暗くても迷うことなく進むことができます。大きな町、グルノーブルからすぐなのでポピュラーなコースなのです。高低差が少なくて楽な割に眺めがよいので夏は特に多くのハイキング客が訪れますし、冬も雪崩の危険がない安全な場所のためスノーシューや山スキーヤーが気軽にやって来ます。


急なところはない緩やかな斜面になった森を40分ほど歩きます。開けたところに出てきて振り返ったところ。


これから登る斜面です。木はかなりまばらになってきています。
この辺りではトレースがずっと薄くなっています。というのも「スノーシューのやつは低いとこウロウロしとけよ」コース(いや、だから誰もそんなこと言ってないって💦)は森の中で周回するようになっており、そのコースから言えばこの辺はコース外ということになるからでしょう。それでもいくらかの人(スノーシュー、スキー)が歩いた跡はあります。


高い辺りは切り立った石灰質の白っぽい岩になっています。ヴェルコール山塊の特徴です。


スノーシューの人のトレースがあります。この斜面ももう3回目なのでトレースなくても向かう方向は分かってますが。


ショートカットした人のトレースもあるので(^^; そっちからいくことにします。


しまったな~~・・
日が昇りつつあります。もうあと20分くらい早く着きたかった(;´Д`)


ところで・・・
なんと今まで、スノーシューなしで歩いてました(^▽^;)
だってトレースのとこ踏みならされているし、早朝で雪硬くてないほうが歩きやすい感じだったんです。が、ここにきて雪が多い上に柔らかく、トレースの上でも足がズボズボはまってちょっと歩けなくなってきたので遅まきながらスノーシュー着用


斜面の一番急なところを登り切って振り返ったところ。


ここから峠までは緩やかです。


もう空の色が一番きれいな時は過ぎてしまってる気がしますが、それでも急げ~~


スノーシューでバタバタと走ります。


ぜいぜい・・・


もう一度振り返って。もしかして後ろのほうが空きれいのかも・・・
来る途中に車で通過したスキー場のゲレンデが見えます。


峠に到着します。待っててくれ~~その光!その色!消えないで~~(;´Д`)


8時。峠(1736m)に到着です。
これは南東方面。デヴォリュイ山塊全体がきれいにみえています。


正面はベルドンヌ山塊。
雲海・・ここは雲海を見られる可能性の高い場所なのですが、残念ながら今日はあまり出ていません。北側には少し出ていますが、位置が低い目です。
別の駐車場からも来たことがあるのでこの峠自体に来るのは計4回目になります。


そして北東方面にはグランド・ルース山塊や、モンブランが。


モンブランにズーム✨


わたしの代わりに記念写真に入ってもらいます(;'∀')


グラン・ルース山塊方面


これは西側。遠くに見えるのはわたしのブログにはまず名前が出てこないピラ山塊。自然公園にも指定されているのですが、最高峰でも1431mと低い山塊でアルプス山系のようなパノラマが期待できないため(高いところに登っても見えるのはサン・テチエンヌの町だとか。。)どうも足が向かいません…しかしハイキング客は結構多いようなので(スキーもできるらし)いつか様子くらい見に行ってみないと、とは思っています😅


今日は時間に余裕があるので峠だけでなくこちらの山にも登るつもりです。ただしここから見えているのは頂上ではありません。頂上はもっと奥の方になります。


空自体はとっくに明るかったのですが、お日様がついに顔を出し始めました。


雪が照らされてピンク色に😻


南に向かって頂上のラインが続きます。ヴェルコールは南北50キロに亘ってのびる城壁のような山塊なのです。この辺りはかなり北の辺りになります。
稜線は歩けませんが、雪のないときだと山肌に沿った細い道を延々と歩いて行くことができます。


最高のクリスマスの朝です(≧∇≦)


同じような写真ばかりですみません。次回に続きます。

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