フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

友達と雪上ピクニック\(^_^)/

シーズンが始まって間もないころから友人Sくんが「一緒にスノーシュー行こう~」と何度も言ってくるので先日ふたりで出掛けてきました。
スキーや山登りは大好きなS君ですが、スノーシューはほとんどしたことがないといいます。わたしがあちこちスノーシューで歩いてるのを見て自分もやりたくなったようです。


S君ちのアパートの下で待ちます。電気が付いてるのが彼の部屋。
ここよりもわたしんちの方が高速に入りやすいのですが、彼は手を怪我していて(それでも行きたいらしい)、運転が難しいのでわたしの車で行くことに。
この日はかなり南の方まで行かないとお天気が良くないようだったので片道3時間かかるエリアを選びました。わたしひとりならその距離だと5時には出たいところですが、朝が得意ではないS君に気を遣って5時半に迎えに行く約束に。出発4時半や5時かと思ってたS君は心底ほっととしたようで「任せとけ、絶対遅れないから」と前夜に返信があったのですが・・・下りてきたの5時40分でした(;^_^A しかも彼的には遅れたことになっていないという・・・まぁフランス人だから仕方ないか。。


その後、わたしんちと高速の入り口の間にある安いガソリンスタンドに寄ったりしてると出発したのは実質6時くらい。
いつもよりもかなり遅い出発だけど、今日はS君(しかも手怪我してるし)とのんびり歩くことに決めました。


途中まで雨が降っていて、目的地に近付いてもかなりどんよりとした鉛色の空をしていたので「天気予報あかんやん・・・」と不安な心で運転してたのですが(行き先決めた者として責任感じる)直前、ほんと到着20分くらい前のあたりからぷわーーっと天気が良くなってきました。つい先ほどまでの重たい空が嘘のようです。(´▽`) ホッ


目的地のレ・ボーム村(1354m)に着いたのは9時ごろです。
日焼け止めを塗るS君。
S君自身はスノーシューを持っておらずこれはクリスマスにお父さんにプレゼントしたのを借りてきたんだとか(^^;


このエリアに来るのは3度目、ここの駐車場自体は2度目になります。
初めて遠征して来た時は2泊でこのエリアの中心的な山のひとつ、ヴュー・シャイヨール(3163m)登頂をメインに大きく周回しました。約2700mの地点にある避難小屋に泊ったことは今でも忘れられない幸せな思い出のひとつになっています。👇

アイベックスが小屋の周りにいっぱいいました。


もう一度は昨秋、今日と同じ駐車場から出発して今日行くのとは別の方向に登っていきました。👇

それはそれは美しい湖がいくつもあり平日のためか誰もおらず独り占めだったのでした。
今の季節、湖は雪に隠れてしまっているので雪山での行先としては成り立ちません(^^;
しかもここの湖への道は結構険しいものだったのでスノーシューやスキーには不向きでしょう。雪の多い時期には雪崩が起こりそうなところをいくつも通ったようにも思います。


この日は山スキーのコースとして地図に載っているように歩いて行くつもりをしています。レ・ボーム村を後にしたのが9時15分。


山スキーは谷の低い位置(まさに川沿い)を歩くように地図には載っていますが、歩き始めてみると夏用のコースもそう歩きにくいわけではなさそう、というか雪がほとんどありません。S君と相談して行きは夏コース通りに歩いて帰りは山スキー向けのところから帰ろう、ということにしました。


歩き始めてそう経たないうちにエクラン国立公園の指定地区に入りました。エリアの境界線には看板や、トリコロールのペンキマークが付けられています。
夏山ではしょっちゅう来ているエクランですが、厳密な意味でのエリア内を冬に歩くのは実はこれが初めてです。というのも道自体が閉鎖されている地域もあるし、山もどちらかというと急傾斜で狭い谷のような地形が多く、あまりスノーシューにむいたところがないように思われます。もちろん立派な山の麓の低い辺りをスノーシューでウロウロすることはできるけれど、遠くから3時間とかかけて行くのにそれだけでは残念過ぎます(-_-;)


そんなわけで初めての本格的な山でのスノーシューでワクワクしてるS君(スキー場近くで散策したことがあるくらいだとか)の隣で初めてのエクラン国立公園内でのスノーシューにワクワクのわたし(*'▽')


雪がかなり少なかった昨冬にはスノーシューハイキングの行先を決めるうえで欠かせなかった「積雪量チェック」ですが、今年はどこもたんまりと積もってるため「雪は十分あるだろう」と楽観、全然積雪量は調べずに出発することが多く、この日も調べていませんでした。村を出発してしばらくは雪がとっても少なくてビックリ。駐車場の標高は大体いつもと同じくらいなのに、やはり南ってことなのでしょうか・・・


なんと、雪ゼロ地帯までありました。完全に予想外です。仕方なくスノーシューを外してしばらく歩きました。


すると今度はこういうところです。雪が積もった面が斜めになってて滑りやすそう・・アイゼンが欲しいとこですが持って来てません。ある程度はスノーシューの爪がその代わりをしてくれるので、スノーシューを着用することにしました。


やっぱ夏山コースは雪あると歩きにくいねーと、今更ながら谷の下の雪があってなだらかで広いところまで下りていくことに(^^;


はー、そりゃこっちの方がスノーシュー向けだわ(;・∀・)


振り返って。
谷を少しずつ登ってきました。


・・という写真を撮ってるわたしをS君が撮ってくれてました。
駐車場で車を降りた時には寒っって思ったんですが、無風で気温も低くなくて登っていると暑くなってきて上着を脱ぎました。


既に半袖のS君。


そこの谷を登ります。


左手にはなんか立派な感じの山が。
今地図で見てみたら、名前は全く聞いたことはないけど2955mの山が一番高くなっている一連の山々のようです。


谷なので、やはり川が流れています。


山スキーヤー二人組にここで追い越されました。この日出会った唯一のハイキング客でした。


どんどん暑くなってきてついに夏山仕様に(;´▽`A``


ミントティーを大きな魔法瓶に入れてきてたS君。何度か分けてもらいました。


谷をもうじき登り切ります。


あと一息!

スノーシューに不慣れ&わたしのに比べて爪がしっかりしてないスノーシューを履いてたS君はこの斜面にかなり苦戦していました。スノーシューにもタイプが色々あるようで、
時々一緒に山に行く友達の女子2名はわたしと同じのを持ってるんですが、かなり爪がゴツくて結構な斜面でも登れるやつです。S君の持ってきたやつは斜面を登るのには向いていない、爪がほとんどないもので森林、平野部を散策するため用と言えるでしょう。S君もまさかそんなに違いがあるとは思ってなかったようです。わたしもS君がそんなヤワなスノーシューを持ってくるとは思っていなかったので💧普段自分が歩く程度の約1000mの高低差の峠あたりを目的地に考えていました。もし調子よく進めたらその先に別の目的地(もう一つ先の峠&山頂)も考えていましたが、そこらへんはリヨンを出たのが6時という時点で既に目標としては危うくなっていました(^_^;)


はい、一応登り切った地点です。S君を待ちます。
やはり片手が不自由だとストックも1本だし、何かと無意識にも手は使うもの。相当苦戦していました。


しばらくしてS君到着。どうする?ひとつめの近い方の峠まで行けそう?と聞いてみます。「あーちょっと無理💦」やっぱり・・・
この時点で11時半を過ぎていたので、少し早いけどお昼休憩にすることにしました。


大体平らになってるところを目星をつけて登ってみましたが、やはり腰を落ち着けにくいのでスコップの登場です。本来は雪崩に飲み込まれた人を探すのに必要な雪山グッズとしてザックに常に入っているのですが、実際にはこういう使い方でしか登場したことがありません(^▽^;)


二人だけだっていうのに・・・なんですか、この食料Σ( ̄□ ̄|||)
なんで生のニンジンとかあるんですか!?
前日の携帯のメッセージでの会話
「わたしジェットボイル持ってるやんかー、スープとコーヒーは任せて。チーズとサラミもあるし。パンも」
「僕もチーズ持ってくわ。フルーツとデザートも」
う~ん、どう考えてもチーズ6人分くらいありますが??
放牧牛のボーフォールとシュヴロッタン・デ・ザラヴィ(オート=サヴォア県アラヴィ山塊の山羊のチーズ)を持って来てくれました。わたしに劣らずチーズ好きのS君。いつも最高品質のものしか出てきません(//∇//)


ボルドーワイン(グラ―ヴ)も持って来てくれました✨


しばらくしたらさすがに寒くなってちょっとずつ服を着だしました(^_^;)


おとといブルターニュ(仏北西部)から帰ってきたばかり、というS君のお土産のブルターニュ地方のお菓子クイニーアマンとガレット・ブルトンヌです。バターたっぷりでカロリーめっちゃ高そうだけどおいしい💛山のおやつにはぴったりです。
S君の知り合いのお菓子屋さんのものだそうで、「画像送る」ってお菓子を雪山にかざして携帯で写真撮ってました。ブルターニュ、特に海沿いは雪がほとんど降らない地方なのです。



後半に続きます。

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