フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

モン・コロンビエ(2045m)下山編

雪の粉をまき散らす強風の中、カレーうどんを食べつつアルピニスト気分に浸ってると(いません💧そんなアルピニスト)、この日初めてのハイキング客に出会いました。お天気は良いものの、平日のためか今まで誰も見かけなかったのでした。


3人組の山スキーヤーさん達でした。


急な上、強風の中いかにもしんどそうに登ってきます。カレーうどんすすりながらスペクタクルのように眺めてて感じ悪いかなーって思ったけど、そういう位置に座っているので仕方ありません(;´・ω・)
多くのスキーヤーやハイキング客がそうであるように彼らも気さくで、ひとりひとり何らかの声を掛けて行ってくれました。「なになに?いいもの食べてるね」・・はい、そりゃあもう( ̄▽ ̄;)


もういつもみたいにチーズやらサラミやら出してくる余裕はなく、大急ぎで荷物をまとめ(雪いっぱいザックに入った💦)、逃げるようにして下山し始めると、またひとりスキーヤーが。先ほどの3人とは少し間が開いてます。


立ち止まって少し話をしました。「さっきの3人とご一緒?」「いやー、彼ら若いからさっきそこで抜かされちゃったよ」と。「峠からはスキー外して歩いてたんだけどずっと君のトレースの上歩かせてもらったよ、ありがとう!」おお、スキーヤーに礼を言われるなんてまずないことです(^▽^;) 「普通よりも小さなスノーシューの跡だから、女の人かなって思ってたんだよ、当たりだったね」ははは・・よく見てますね。確かに、わたしのスノーシューは女性または体重の軽い男性向きのようです。わたしの女友達ふたりも同じのを持っているし、今まで何度か同じのを持ってる人にも出会ったことがありますが全て女の人でした。


ひとり山頂を目指す山スキーヤー。


すると間もなくワンちゃん連れのカップルもやって来ました。


ワンちゃんは元気で何度も上ったり下りたりを繰り返していました。じっとは待てないんだろうな~~
ここまで下りてきてもまだ風が強いです。さっきはここらは無風だったのですが、どんどん強くなってきたようです。早い目に登っておいてよかった。。


峠からさらに下りていく途中に上の方から声が聞こえたので振り返ると・・・


先ほどの3人組が斜面を滑り降り始めたところでした。うちふたりの姿が確認できました。


さらに下りていきますが・・・正面の山肌の木のないところに注目。


これ、、直角みたいな急斜面ですけど、登った跡も滑った跡もあります💦山スキーヤー、恐るべし。。


森の中に帰ってきました。


消化試合のごとく急ぎ足で駆け下ります。・・が、アップダウンがあったためさり気に上りになってる箇所もあり💦
急ぎ過ぎてて細い場所を歩くときに2度ほど転んで雪まみれになりました(;´Д`)


そろそろ土が出始めるかな・・という辺まで下りてきたとき、ハッと目の前に・・・
3匹の鹿が佇んでいました。山でよく会うアイベックスでもシャモアでもなく、鹿です。鹿ってあまり会わないので逃げる系なのか逃げない系なのか分からずに、こちらもじっと固まります。すると2秒ほどこちらを見つめていたかと思うとくるっと背を向け散り散りに走り去りました(-_-;) カメラをオンにする間もありませんでした。。
ちなみによく会う動物で言うとシャモアやムフロンは逃げる系、アイベックスやマーモットはあまり逃げない系です。


これは鹿?それともシャモアの足跡??


このあと、間もなく少し上の斜面を2匹のシャモアが走り去りました。鹿とシャモアとほぼ同じ場所で見たので「ここら辺はいっぱいいるのかも」とカメラをオンにしたまま周りをキョロキョロしながら歩き続けましたが残念ながらこのあと駐車場に着くまでは何も見かけませんでした。


もう雪はほとんどありません。スノーシューも外しました。


車を停めている集落がすぐそこに見えています。


これは・・スノードロップってやつですね。可愛い・・・


村の農家にはニワトリやカモが元気に走り回っていました。・・・美味しいんだろぅなぁ・・じゅるじゅる😻😻


解体されつつあるバイクと、アンティークなのか現役で使われているのか分からない農機具(の一種でしょ、これ??)が同時に並べられているカオスな世界・・・(゚Д゚;)


村に一軒だけ民宿がありました。質素な建物ながらも窓やドアなどさり気ない部分が可愛かったです。


車まで帰ってきました。ここ、朝ちょっと悩んで停めた場所でした。ハイキング地図に🄿マーク付いてるところは実際にはスペースも何もなくて停められないのです。
ここも駐車場って書いてないけど、唯一停められそうな場所だったのでその一番前の部分に駐車したのですが、下山しても後ろには誰も停まっていませんでした。このスペース、確か前来た時はなかったような気がします。よく見ると、最近斜面の部分を切り崩して作られたようにも見えるし・・まぁこんな田舎でレッカー車移動もないだろうけど、停めていいところなのかどうか分からないところに停めちゃって出発すると、山歩き中も時々思い出しては気になったりしてよくありませんね(^^;


最後までこの回にまとめちゃおうとも思ってのですが、ちょっと長くなるのでここで一度投稿します。これと最終回のは予約投稿しますので、今ごろはプチバカンスでバスク地方に滞在中だと思います(#^.^#)

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