randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

辛うじて森林限界を越えてフォーでランチ

想定外にたくさん林道を歩かされるという林道事件から始まった2週間前のハイキング。最終駐車場まで延々とアップダウンが続くイヤーな林道を2時間半歩き1日のエネルギーの半分以上は使い果たした気がしますが、標高的には150mくらいしか上がっていません💧 ちゃんと下調べしてこなかった自分が腹正しく、あまりの進んでいなさに軽い眩暈さえ起こしそうでした。
林道が終わった後もだいぶ森の部分が続きました。普段から「スノーシューでも森の中のコースばっかり歩くなんて冗談じゃないぜ~」とかうそぶいていたため、バチが当たったのかもしれません(;´Д`)


それでも、まあようやく森の部分は出ました。この時点で11時半。出発からなんと4時間が経っています。森の部分は長くても2時間以内というのが理想なんですが・・・呪われているとしか思えません。


さて、目的地のグラン・ガルベール(2561m)はここからは見えません。その手前、同じ稜線上にある頂上であるポワント・ド・レギーユ(2283m)がすぐ手前にある尖がりです。グラン・ガルベールまでは距離的というか時間的に無理そうだと実感し始めています。というのも、林道の部分がアップダウンだらけでやたらと距離が長かったということは帰りも相当時間がかかるであろうということです。普通は行きは登りなので時間がかかっても、帰りは早く下りられるものなのですが・・・
それにこの地点、まだ1800m台です。手前のやつに登るだけでも400mくらいはあります (つд⊂)エーン 夏山なら1時間もあれば余裕で登れる高低差でも、ズボズボとはまる雪の上を歩くときは400mは1時間半くらいかかるとみていいでしょう。


振り返って。全くのノートレース地帯です。日曜だってのに全然人気がないみたいです・・・( ゚д゚)ハッ!  そりゃそうよね・・誰もあの林道歩きたくないよね(~_~;)


登りはじめ。いくつかの雪に埋もれたシャレーの横を通りました。地図にシャレーが複数あるように載っていてその辺りから登り始めると無駄なアップダウンがなさそうだったので、遠くから目を皿のようにしてシャレー群を探しつつ歩いていたのでした。


もう12時過ぎです。お腹すき過ぎたので立ったままおやつ休憩です。健康食品っぽい(でも普通のスーパーに売ってる)チアシード入りクッキー。てかそんなことどーでもいいくらい貪り食います💦


出発から4時間歩き通しでいっぱい登ったはずなのに標高的には400mも登ってないという事実に愕然・・・


あまり考えないようにして続きを登り続けます。とりあえず高台(広い意味で稜線の初めの部分)に出たい・・・結構急でノートレ―ス、雪も表面が柔らかくて一歩一歩沈んでしまい疲れます。結構、木あるな・・・これって。。森じゃないよね?山に木がちょっと生えてるだけだよね?もう森は抜けていると信じたい自分を慰めます(;・∀・)


平たい台地のようなところに出てこられました。


これは・・・鳥さんの足跡でしょうか。林道部分にテトラ・リール(ライチョウの仲間)の生息地域だと書いていたのでそうかもしれないし、別の鳥さんかもしれません。


これが妥協策の方の頂上ですが・・これさえも行く気がしません(T_T) 
もう1時前です。5時間半も歩いています(;´Д`) 普通だったら1000mくらい登って爽やかな気分でランチして、恐らくもう帰りかけてる時間帯なのに(-_-;) もうどこでもいいから適当にご飯食べるところを探そう・・


5時間半ひたすら登ったり下りたりして疲れ切って稼いだ標高がたったの550mΣ( ̄□ ̄|||)


タイユフェール山塊の最高峰、ル・タイユフェール(中央)、2番に高いラ・ピラミッド(左)、そして右はロシェ・ド・キュラソン。寄り添うようにそびえる3つの山の真正面にちょうど雪が融けている場所を見つけたのでここで休憩にしたいと思います。


久々にフォーが食べたくなってミントやパクチー、それにフォーには多分通常入れないタイバジルも持って来ました。キツいハーブ類大好き💕
ついこないだまで雪山は零下のことが多かったのでハーブとかは凍ってヘナヘナになってしまうので持って来られませんでした。


肉っ気がないのがちょっと寂しいことに気付きましたがお肉持ってくるほどは気合入っていませんでした(;´Д`)


ボーフォールチーズとターメリック風味のパン(ヘーゼルナッツとクルミ入り)も。


林道事件に打ちのめされ、妥協策の山にも登る気が起こらないため、さすがにピストンで同じ林道を通って帰るとそれこそ嫌な思い出のハイキングになりそうだったので、せめてもの打開策(妥協策に打開策😅)として、違うところから下りたいと思います。行きに通ったのとは全く違うところを夏のコースが通っており、駐車場まで帰られるようになっています。急斜面の麓を歩くとかもないし、雪崩の心配もなさそうなのでそちらから戻ろうと思います。


前の高い山3つの手前にはいくつもの湖(大きいのがひとつ、あとは無数の小さなもの)があります。そしてその湖のあたりから右側の谷(写真には写っていない)に向かって駐車場に帰ることが出来ます。
ここから真下へ向かうと最短距離になりますが、まずそこそこの急斜面を下りないといけなくて、その後また登るという割と大きなアップダウンになり、もう今日死ぬほどアップダウンしてきたので毛嫌いし、遠回りでもアップダウンの少ないところを通ることに決めました。赤い線のように歩いてみたいと思います。


比較的穏やかな斜面を下りていきます。


遠くに尖ってるのが、元々の目標だったグラン・ガルベール。全っ然論外でした(^▽^;)


これは登りません。横目に見つつ下りていきます。

・・・あれ、でも。。


目の前の土手っぽいとこ登ってもう少し先のまた土手みたいなの(って稜線💦)まで行くと、エクラン国立公園やグランド・ルース山塊の美しい山が見える(゚д゚)!
無意識に足がそちらに向かいかけました。・・・が、冷静なわたしがブレーキをかけます。「ただでさえ遅くなりそうなのにもっと遅くなるよ。それに霞んできたからいうほどきれいに見えないよ・・・」
そうですね、それが正解でしょう。くるりと元々目指していた方向に再び向かいます。


風の作った模様。尾根でも何でもないけど雪庇っぽくなっています。
雪山も雪自体も特別好きではないし、寒いし雪崩怖いし今日みたいに林道事件も起こるし登れる山は夏の10分の1以下だし、昨年11月始めから丸々半年も雪の中ウロウロしてて正直飽きてきましたが、自然の造形美という意味では雪、それも残雪ではなくそこそこ新しい雪のあるときにしか見られない面白いものもあるので、残り少ない機会を楽しもうとは思っています。


もう一度、相手にもされなかった(;´Д`)グラン・ガルベールをズームで(画像の右半分)・・・奥にベルドンヌ山塊の最高峰、グラン・ピック・ド・ベルドンヌが頭を出していました。


この辺が湖のはずです。スキーヤーのトレースが2本あります。


その谷を下りていくようです。


ひたすら下りていきます。最後は森に突入です。


林道の終着地点にある湖の氷が融けている最中でした。1600m台の地点ですので、標高2000mや2500mの湖が融けるのはだいぶ後のことでしょう。


残念ながら空が曇っていますが、晴天なら水面がきれいな水色になると思うので少し残念。


中央らへんも少し融けていました。


グラフに注目してください。
またアップダウンいっぱいのあるところ歩いてきています(~_~;)


もう少しです。もう疲れたし林道面白くないし天気も思いっきり曇ってきたし、何一つ楽しいことなんてありません(;´Д`)
林道の最後の部分はもう来るの3回目くらいの場所でショートカットの仕方が分かるので少し時間短縮できました。


ショートカットしてると変なとこから駐車場に出てきました💦


とりあえずお腹が空き過ぎていて、速攻ブリオッシュを貪り食います(;'∀')
車に戻ったのは6時過ぎ。朝歩き始めて実に11時間近く経っていました。うち合計1時間も休憩していないので10時間くらい歩いたことになります。うち7時間くらい林道+森林部(◎_◎;)
何かの罰かと思うような1日でした。


駐車場に着く少し前から雨が降っています。歩いてる途中にザーザー降りにならなくてよかった・・・


かと思うと高速の途中で回復してきました。
今年は縁がなかった、と思っていた林道事件に遭遇してしまいめっちゃ疲れた一日でした。

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