フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

次男とスノーシュー・再び峠と格闘(-_-;)

5月18・19日に次男と出かけたベルドンヌ山塊北部でのスノーシューハイキング記です。避難小屋で1泊し、翌朝湖を見に行って小屋前でお昼ご飯にした後は再び峠を越えて車を停めている林道まで戻ります。行きは避難小屋まで休憩込みで5時間近くかかりました。


奥の連なった山のラインの低くなっている中央のあたりがメルレ峠(2283m)です。避難小屋からだと300mちょっとの高低差になります。車を停めているのは林道の1500m台の地点です。


あ、昨日のわたしたちのスノーシューのトレース発見。その他にはトレースは全く見当たりませんでした。


わたしたちが昨日どこ通ったのか一目瞭然です。小屋目がけて良さげなところを歩きましたが、下りるのは何の問題もない急な斜面も登るのにはキツい、ということはよくあるので自分たちの行きのトレース通りに歩けばいいとは限りません。ガスってて視界がない、とかだと自分の昨日のトレース通りに歩いて行くでしょうが、登るのに一番楽そうかつ遠回りし過ぎない通り道をシミュレーションしつつ進んで行きます。
昨日のトレースのところ(ピンク)は急なので黄色の線の感じで進みます。


峠の反対側はまだ結構晴れているんだけどこちら側には雲が広がっていて雨がパラついて来ました。カメラのレンズに水滴が💧
正面の峠からの急斜面に昨日のわたし達のトレースがしっかりと見えます。とても同じようには登れません(;´Д`) 


結果的にこういう感じでいきました。
オレンジが昨日のわたし達のトレース。水色の感じで登りました。ちなみに去年同じ時期に来た時はこのどちらとも違う左側から登りました。距離的にはその方がずっと近かったのですが傾斜がきつくて苦労したので(去年は雪が少なかったからスノーシューなしでアイゼンのみ)、遠回りでも確実な方を選びます。


昨日は峠から一気に真下に駆け下りたわけですが、お椀型になった斜面のできるだけ緩やかな場所を狙ってトラバースしていきます。
雪が融けて岩が露出しているところにたどり着くべく進んで行きます。


こういう岩々のところは踏み抜き率高いので出来るだけ岩に近すぎないところを歩こうとしますが、最後らへんはどこも岩なので仕方ありません。下手すると膝やもっと深いところまでズボっと行きます(・_・;)


もう少しで雪ないエリアに到着です。うれしい・・・


着いた~(;´∀`) やれやれ。スノーシューはずして上まで上がっていきます。


一瞬で冬山から夏山へ(^▽^;)
次男が登ってくるのを待ちます。


わたしが探りつつ登ってみて、良さげなところを来てもらうためわざと少し離れたところを歩いてもらってることが時々あります。。わたしはここを通ったけど結構キツくて、今上から見るとそっちのほうが良さそうだからそっちからおいで、とかそういうアドバイスができるからです。


よっしゃ、次男も雪ないエリアにたどり着きました。


峠はすぐそこです。


やった~嬉しい・・・メルレ峠(2283m)、また手こずったけどようやく着きました。


昨日登ってきた方面。写真の右奥へと今から下りていきます。


次いで次男が到着。


次男に撮ってもらいました。アイベックス並みにカモフラされてますが(^▽^;)
フリースとウインドブレーカーを着て登ってきましたが、ドッと汗が吹き出して一時的に夏山仕様。ただし数分後には寒くなりまた全て着込みました(^^ゞ


この場所は去年は同じ時期にいっぱいツクモグサが咲いていたのですが、今年このヘナッとなったのを含め、ほんの一握りしか見ることが出来ませんでした。これだけまだ雪が残っていたら仕方ないでしょう。これを書いているのはハイキングからちょうど2週間たった6月初めですが、きっと今頃遅れ気味にいっぱい咲いているに違いありません。


ジョンシアン(リンドウの一種)はいくらか見ることが出来ました。


つぎが最終回です。
あとは下りるだけ・・と余裕こいてたら最後の最後に峠以上の難関が待ち構えていました(・・;)

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