フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

初めてガリビエ峠(2645m)へ

6月半ばに次男と出かけた1泊ハイキング記です。


2日目朝。朝ごはんを済ませて荷物をまとめます。
お天気はまずまずのようです。


谷の奥には、昨日の午後散策中にすぐ麓を通ったグラン・コルドニエ(3086m)。頂上へはアルピニスムの装備と経験が必要とされています。


マーモットがあちこち走り回っていました。この岩の下に穴を掘り、おうちにしているようです。


谷を下りてゆきます。
本来なら2日目も山小屋をベースにウロウロしようと思ってたのですが、あまりの雪の量に次男がゲンナリ気味だったので(わたしも・・)昨日の晩考えた挙句、今日はドライブ中心の行楽にしようということに。


雪がなかったら1時間で駐車場までおりられるはずですが、それに加えて雪崩跡で倒木したままのゾーンがいくつもあり、最終駐車場まで車で来られなかったので余計に歩く必要もあります。


2000mちょいといった大して高くない地点にも最大3mくらい?の厚さの残雪があります。


3か所ほど川を渡る地点があります。昨日来た時は怖々でしたが、渡れると分かって自信が付いたので(^^; 案外サッサと渡ることが出来ました。次男はためらいもせず普通に歩いて行きます。


昨日は気付かなかったのですが、この雪崩跡。どうやらここが最終駐車場です。昨日は「あれ、駐車場見かけなかったな・・・案内看板が立ってたはずだから見落とさないはずなのに」と思ったのですが、木が折れたりするほどの勢いの雪崩です。行き先案内の看板など余裕で倒されてしまったに違いありません。


道の右側の折れた木の幹の上の部分が道の反対側に(;゚Д゚)
管理人さんに聞くと、この冬は積雪量が半端でなかったので雪崩の勢いもものすごく、林道部分の何か所でも起こったようです。


林道の整備にも時間がかかりそうです。


車で山道を下りる途中。可愛いチャペルがありました。


雪国から春の世界へ。てかほとんど初夏なんですが、シャバでは(;´∀`)


国境の町、モダーヌ方面へ行く途中にこの地方がイタリア(サルデーニャ王国)だった時代の要塞が集まっているエリアを通ります。


これはヴィクトール=エマニュエル要塞。ひとつひとつの要塞には王家の子供たちの名前が付けられたようです。


サンミッシェル・ド・モリエンヌの町を経由、また山道に入ります。といってもとても状態の良い県道です。ふたつのスキー場があるし、ツール・ド・フランスもよく通る(去年も通りました)サイクリストの多い道でとてもきれいに整備されており道幅も広く運転しやすいです。


まずはテレグラフ峠に到着。あれ、なんか作業中です。
看板の横にはサイクリストの像(なぜか藁でできた)があったのですが、それがなくて代わりにスキーヤーの像を作っている最中っぽいです。やっぱり藁で‥(^▽^;)


ちなみに以前来た時は👇こうでした。

去年の春(左)と今年の春。よく見るとサイクリストも違っていました。今こうして見比べるまで気付いていませんでした(^^;  「サイクリストの像があった」程度の認識でした💦1年に1度くらいのペースで作り替えてるようです。
普通に石とかで常設の像を作る代わりに藁で一年交代で新しいものを作る・・面白いなと思いました。


そして、ここもお馴染み?の「おやすみ(Bonne nuit)村」です。スノーシューハイキングの拠点としてこの辺りには何度か来たことがあります。
ガリビエ峠に続く道なので、サイクリストの姿をちらほら見かけるようになってきました。


峠道の始まる地点。ハイキングでグラン・ガリビエ(3228m)に登るときに一番標高差が少なくて登りやすいコース(高低差約1100m)の出発地点にもなっているようです。
グラン・ガリビエには昨夏登りましたが、標高差は1,5倍近くになるけれどバラエティに富んだ面白いコースになっている反対側から登りました。


同じ地点、スノーシューで来たとき。去年の春(左)と今年の春(右)。
ただし、この峠道を登っていったのではなく、反対方向を散策しました。これは通りがかった時にそちら方面を撮ったものです。



この回で終えたかったんですが、長くなりすぎそうなのと今日はあまり時間がないので一度ここで投稿します。

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