フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ノワール湖から山小屋へ

日本に出発直前の7月8日、9日に家族3人で出掛けたハイキング記です。
行き先はヴァノワーズ国立公園のすぐ隣に接するエリア、タランテーズ地方。山塊的には国境をまたいでイタリアにも広がるアルプ・グレ山塊に含まれます。


標高2400mの地点にあるノワール湖。雪融けの真っ最中でした。すぐ後ろはベック・ダーン(3213m)。普通には登ることができませんがアルピ二スムまたは雪のある時に山スキーで登ることは可能なようです。


湖畔でお昼ご飯を食べ、軽くお昼寝をしたあとは今晩泊まる山小屋に向けて周回を続けます。


途中登ってくる斜面にはほとんど雪は残っていませんでしたが、この平たい場所にはそこそこ見られます。


しばらく峠に向かって登っていきます。


湖に着くまでは暑かったのですが、ご飯を食べているときに風が強くなってきて急に寒くなりみんな上着を着ています。


小さくなっていくノワール湖。先ほどはこの画像の左手から歩いてきました。


高くなったところにシャレーの廃墟がありました。


絵になる場所にあります。


ヴァノワーズ国立公園、ボーフォータン山塊方面のパノラマを楽しむ次男。


受験があったのでしばらくお出かけに不参加だった長男も久しぶりの山歩きを楽しんでくれているようです。


湖とは呼べない水たまり的池のいくつかが雪融けの最中でした。


ここは峠の直前になります。コースからは外れますが、水面が融けるのを見るのが大好きなわたしはちょっと奥まで見に行きます。
子供たちはすぐそこに見えている峠で待っていると言います。


その一番奥まで行こうかな・・


雪渓の水たまりと谷の反対側にそびえるモン・プーリ(ヴァノワーズ国立公園)の両方が入る構図で写真を撮れて満足✨


子供たちの待っている峠へ。


モンセッチ峠(2571m)に到着。
・・・なんか食べてます。


IKEAのキャンディーでした(;・∀・)


この辺りは窪みになっていないので雪も残っておらず水たまりも融けています。


一時、道がはっきりしなくなりましたが、基本的にその奥の谷に下りていくことになるはずなのでそちらに向かいます。


またいくらか雪渓を通り・・・


谷底に向かって下りていきます。峠以降、次男が先頭をきります。雪がかなり残っていて道も見えないのですが、立ち止まることなく進んでいきます。ここ2か月ほど雪が多くトレースもない道もよく分からないところをわたしといっぱい歩いている次男は目的を定めて歩く場所を自分で決めて進む癖が自然についてきたようで嬉しく思いました。


まとまって雪が残っている場所があります。
ハイキング道的には写真の左の辺りを通って下りていくようですが・・・


わ~~い\(^_^)/
雪渓の斜面を走り下ります。


えーと、じゃあわたしは・・・


やっぱりこれでしょ(≧▽≦)
傾斜が緩やかだったためあまりスピードは出ませんでしたが(^^;


続いて長男が駆け下りてきました。
は~楽しかった(*´▽`*)


相変わらず次男が先頭で下りていきます。


斜面の左側にハイキング道が見えているので合流しつつ下りていきます。


平和そのものの谷底です。川の反対側に建物がいくつかみえます。
その小さな橋を渡ります。


あれ、子供たち立ち止まっています。


あ、大きなカエル。


シャレーの廃墟。その隣には再建されたシャレー、テラスでは一家がくつろいでいました。貸し別荘として利用されているのか持ち主なのか分かりませんが、いい場所でバカンスを過ごしておられますね。


川の下流に向かって進みます。振り返ると小さな谷になっている部分があります。明日朝歩くつもりをしている方面です。


どうやらこれの奥の建物が今晩泊まる山小屋のようです。


到着しました。リュイトール山小屋(2032m)。
テラスで何人かの方が飲み物のを片手に休んでおられます。ドイツ人ハイキング客が出発するところでした。


次に続きます。

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