セルス山塊・ペイロン湖(2450m)でランチ
先週末、長男の彼女Mちゃんも参加して4人で出掛けたセルス山塊。2泊3日でふたつの山小屋を泊まり歩く周回コースです。
去年ひとりでこの辺りを周った時に来たヴァレ・エトロワット峠(2434m)に到着しました。ここから今晩泊まる山小屋までは30分とかからないのですが、別方向にある湖に寄ってから午後に山小屋には行こうと思います。
荷物がとても重たいので、長男が「一回山小屋に行って荷物置いて来るというのは?」と言います。2泊3日で全て自炊、暑いので水も多めです。山に慣れていないMちゃんの荷物を軽くするためにわたし達に負担がきています(;´Д`)
しかし、往復だとここから40分はかかってしまうし山小屋の直前がちょっとイヤな急斜面になっていたのを去年泊まったので知っています。いるものいらないもの、と山小屋でザックの整理&詰めなおすことを考えると結構な時間のロスになるので湖にこのまま向かおう、と説得しました。長男の荷物が一番重たいんですよね・・その次がわたし、そして次男です。Mちゃんには山小屋で持参が義務付けられている簡易シーツを4人分、500mⅼの水と個人的な洗面用具くらいしか持たせていません(;'∀') せっかく来てくれたので「しんどいからもう山には行きたくない」って思われたくないので・・💦
初夏のうちから見られるジョンシアン・プランタニエール。
カンパニュールには何種類もありますが、7月後半から8月後半に一番多く見られます。9月になっても咲いているものもあります。
緑が豊かだった先ほどよりも岩々したところが多くなってきています。
ガシガシ登るところもたまに出てきます。そのたびに「Mちゃん大丈夫かな」と気になるのですが、危険なようなところは全くないコースなので時間は少しかかるものの問題なく歩いて来てくれました。わたしと次男が前、長男とMちゃんが後から来るパターンで主に歩きました。
峠から歩いてきたハイキング道を振り返って。ここまでは小さなアップダウンのみでとても緩やかな上りです。
ここからは少し登ることになります。
乾いた土の部分はズルズル滑ります。
一段落するとまたなだらかな斜面に。電気牧柵のある放牧地帯に入ります。青い紐は取り外しできます。
ここらで長男とMちゃんを待とう・・・
仔牛が一頭だけぽつんと立っています。群れから離れてしまったようです。
ちなみに湖は分かりにくいですけど、仔牛の頭の真上あたりにうっすらと見えています。
少しすると長男とMちゃんが追い付いたのでゆっくりと歩き始めます。
ジュバルブの花が伸びまくっています。
青いものがほとんどのジョンシアン(ゲンジアナ)ですが、夏真っ盛りの頃に見られるこの黄色いのも仲間です。しかも全然形も似ていない・・・
ガレ場好きなアデノスチル。
夏も後半に入りアザミの仲間が多く見られました。
遠くからカランコロンとカウベルの音とムォォオ~~という牛の鳴き声が聞こえます。
石灰質の岩にカモフラージュされて分かりにくいのですが、少し離れたところに数十頭の群れがいました。先ほどの仔牛はこの群れからはぐれてしまったのでしょう・・・
アップダウンの多いデコボコ地帯を進んで行くと湖から流れ出た浅い小川が蛇行している部分があり、ワタスゲがいくらか咲いていました。
そしてついに到着です。ペイロン湖、昨年別のコースで3日間で周った時に2日目のお昼を食べた場所です。その時は正面に写っているモン・タボール(3178m)から下りてきてここに到着しました。
ラ―ル・フュメ(塩漬けばら肉を軽く燻製したもの)、それにサラミに見えるでしょうがソーシッス・ド・モルト―という東フランスの名産の火を通すタイプのソーセージを持って来ました。普通は茹でてじゃがいもとかと一緒に食べるかキャベツとかの野菜と煮込むのですが、今回早く火が通るように輪切りにして同じく角切りにしたラ―ルと共に炒めます。
マッシュルームは何にでも合うし火が通るのが早いのでよく山に持ってくる野菜のひとつです。
いただきまーす(#^^#)
デザートには行きに高速のSAで朝ご飯に食べたプラリーヌ入りのブリオッシュの残りです。調度ひとり一切れずつくらい残っていました♩
次回に続きます。