秋深まるヴェルコール山塊へ
秋晴れの気持ちいい日曜だった今日は子供たちとヴェルコール山塊にハイキングに行ってきました。
ヴェルコールには時々行くのですが、今まで記事にしたことがありませんでした。ベルドンヌ山塊などから「見える」というような書き方をしたことがあるだけです。
ヴェルコール山塊はグルノーブルから南へずんずん細長く広がっていて石灰質のため白っぽく見えます。最高峰でも2341mと全体にそんなに高くないものの50キロメートルも連なる山頂が塀のようですごい迫力です。
地図で見てみると
北半分👆
南半分👆。ひたすら南北に伸びているのが分かります。
グルノーブルの少し手前の高速のパーキングエリア。すでに山に囲まれています。
高速を降りて走ること約30分、山に近づいてきました。
標高約1000mの地点にある村を出発地点にしました。子供たちと一緒なので今日はごく一部を除きほとんどは正式なハイキングコースを歩く予定です。
高い辺はほとんど植物がないけれど、森の部分は秋色に染まっています。
まずは森の部分を1時間半近く歩きます。
半分くらい登ったところにある行先案内の看板
森を抜けました。
貝殻の化石が時々あります
雲海に覆われているのは小さな山塊、トリエーヴ。
そのすぐ後ろがデヴォリュイ山塊。中央左の丸くなっていて高いのが9月に登った最高峰のオビウ。それより少し低い中央右のやや右を向いてるとんがりが今月初めに登ったグラン・フェラン。
もう少し北の奥にはエクランが。
レジスタンス運動の犠牲者の記念プレート。ヴェルコール山塊には複雑な地形を利用して多くのレジスタンス運動の活動家が隠れ込んでいました
まだ最終目的地まで少しあるんですが、みんなお腹が空いてたのでここでご飯にします。
今日は秘密兵器(折りたたみ座布団)を持ってきました(≧∇≦)
昼食の後は今日の最終目的地、プチット・ムシュロールへ
プチット・ムシュロール(2156m)に到着。
午前中溜まりに溜まってた雲海はほとんどなくなりました。
雲一つない青空でエギーユ・ダルブ(左。最高峰は3514m)とエギーユ・デュ・ゴレオン(3427m)がよく見えます。どれもハイキングでは登れないアルピニスト向けの山です。
北エクランの名峰、メイジュ(3983m)の美しいお姿をズーム
すぐ向かいには兄貴分のグランド・ムシュロール(2284m)。しかし今日は時間ないのでまた次回に登りたいと思います。実はこの山は・・・リベンジが必要な山でもあります。いつのリベンジかはまたそのうちお話を披露したいと思います。
あとは車を停めてる村に向けてひたすら下りていきます。
今日一日ほぼずっと眺めることになったヴェルコールの南部。中央少し右の四角い山はモン・テギーユ、その右の少し高いのが最高峰のグラン・ヴェイモン。
半分くらい下りてきたところ
帰り道に見えたシャルトルーズ山塊。
お天気にも恵まれ、子供たちと共にヴェルコールの独特な景色を1日楽しむことができました。