フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

早々に撤退して別の山に登る( ̄▽ ̄;)

先日の日曜日のハイキング記です。目的地・ロシャイユの山頂や周辺の稜線がエクラン国立公園の境界線になりますが、そこにたどり着くまでのハイキングコースは厳密な意味での国立公園エリアには含まれません。


最近のハイキングでは毎回のように葱畑に出会います(^^;
お昼ご飯に使えるかもしれないから一応摘んでおこう・・・こうやって植物をとったりできるのも国立公園エリアに入っていないからで、公園内では採集は禁止になっています。


川を越えるといきなりゼラニウム・デ・ボア(森のゼラニウム)があちこちに茂っていました。それまで全くなかったのに・・・そしてすぐにまたなくなってしまいました。珍しい植物ではありませんが、この日はほんの少しの限られた場所にしかありませんでした。


少し急な斜面を登り切った平らな場所に避難小屋があり、若い男性がひとり小屋の前で黄昏ていました(^^;) おひとりで泊られたんですか、と聞くと「弟たちがまだ小屋内で寝ています」とのこと。兄弟3人でこんなところに週末泊まりに来るなんて仲良しでいいですね。2,3分立ち話をしました。後から考えると、この日唯一出会ったハイキング客でした。8月の日曜だというのにハイキング客の少ないエリアみたいです・・・出発地点には行き先案内の看板はあったけど、それ以外には看板ひとつも見かけませんでした。いかにも人気のないハイキングエリアにありがちな残念さです。



避難小屋を後にします。ふと時間を見ると8時過ぎです。出発から2時間弱。駐車場の看板には「レ・ソース避難小屋、3時間半」って書いてありましたけどかなりいい加減みたいです💧訓練のつもりでここまで意識的に早い目に歩いたけど、人並み以上に早く歩けるわけでもないので・・・


緑が少しずつ減って来て、ほのかにオレンジがかったみたいな白い岩々が増えてきました。


ケルンがありました。ここらで休憩しようか・・・


先ほど一時的に日向になったのですが、しばらくまた陰になっていました。再び奥の稜線から日が差してきました。


定番のおやつのひとつ、マドレーヌです。


10分ほど休憩してまた歩き始めました。わたしが向かうべき方向を見てギョギョッΣ(゚Д゚) 写真の真ん中の細い谷のところを登るみたいなんですが、急なうえに雪残ってる・・・もう8月半ばだしそんな高い山でもないし、と甘く見てアイゼン持って来てへんやん(T_T) 登った先にも残雪が溜まっているのが見えています。
・・・「行き先変更!!」あっさり撤退です( ̄▽ ̄;)


代わりの目的地を定めなきゃ・・・分かりやすい辺で、このまま谷の真正面に進むというのはどうでしょう?
地図を見るとロシャイユの頂上と同じ稜線上にあるというかほとんど隣同士になります。ただしこちらからは登れないに違いないのですが(もしこっち登れるのなら、あんな変な隙間みたいなところから登らせたりはしないはず)、ロシャイユの頂上からとほぼ同じパノラマが楽しめるはずです。


地図でも全然ハイキングコースにはなっていないし、ケルンも道も何もないですが登れそうなところを遠目に探りつつ進んで行きます。


一応その前の峠っぽいへんを目指してここまで進んできました。ふたつ窪みがあるけど右の方は残雪(正確には一応氷河。ロシャイユ氷河、と地図に載っています)があるので避けて、左側の窪みに向かっています。


広い雪渓の部分(氷河)を避けても、ところどころに小さな雪渓はあり、全部は避けられません。ちょっと滑りやすいのでそれだけ注意しつつ歩きます。
登ってる最中に左側の景色がどんどんよくなってきました。奥に広がる遠くの山が連なっているのが見えてきたのです💓


モン・ブランも見えてきました。夏は天気が良くても遠くが霞んでいることが多いのであまり期待していなかったのですが、この日はそんなには暑くなかったせいでしょうか、遠くの山も結構しっかりと見えていました。


フト気が付くと結構遠くまで来ちゃってます。出発地点のヴィラ―ル・ノートル・ダム村がはるか向こうに。。あそこまで帰んなきゃいけないと思うとブルーになります(-_-;)


下から見て大体行けそうと思っても、登ってくると下からよく見えていなかった障害物(プチ岩壁とか)が現れたりもするもんですが、ラッキーなことにそういうイヤなものはなくて(避けることが出来て)、歩く場所さえ選べば稜線部分まで行けそうです。


ロシャイユ氷河(跡)の真横を歩いてここまで登ってきました。真ん中に見えている白い滝みたいな雪のあるすごい急なところが、さきほど諦めたロシャイユ頂上に向かうコース。やっぱりアイゼンなかったら無理やろ・・・改めて思います。


頂上、てかNew目的地はすぐそこです。


ヴォトゥール(タカの一種)が2羽、ゆったりと大きな円を何度も描きつつ飛んでいました。羽を広げると2m60センチほどにもなる大きな鳥ですので大迫力です。


また日陰になった部分を歩いていましたが、今日3回目の(^▽^;)日の出です


最後はこんな感じ。案外あっさりと来られました。


元々の目的地、ロシャイユがすぐ隣です。ここよりも200mちょっと高くなっています。


稜線の約2800mの地点に到着です。形はちょっと峠っぽいけど峠ではないみたいで名前は地図にありません。眼下には北エクランのローヴィテル湖が。標高1500m台のはずなので、ここからだと1300mも下ということになります。奥の山々はエクラン国立公園になります。




次に続きます。

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