フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

同僚S君と再びグラン・ガリビエ(3228m)へ

昨年8月に初めて登ったセルス山塊最高峰のグラン・ガリビエ(3228m)。その時は朝6時に山の反対側の標高約1700mの駐車場を出発して1550mという高低差の距離的にも長い周回コースで回りました。しかも初めにふたつある頂上の違う方(9m低い)に登ってしまい、150mか200mくらい下りて(ふたつの頂上の間はギザギザで直接は行けない)正しい頂上に登り返したせいで高低差が合計1700m以上というキツいハイキングになりましたが、最初から最後まで素晴らしい景色だったおかげでしんどい山だった、という印象ではありません。


この日は次男やS君も一緒ということで高低差が1200m弱という楽なコースで来ました。S君は体力的にはわたしよりも上なのですが、もう一つのコースは高低差だけでなく距離も長いので朝早く出ないと日が短くなってきている今の時期は厳しいのです。前回は確か3時半くらいにうちを出ました。朝が苦手なS君には言い出せる時間ではありません💧次男も1500以上の高低差は無理、というか親子関係が悪くなりそうです( ̄▽ ̄;)


ポンソニエール峠に到着しました。ここからは前回来た時と共通のコースになります。
左にある湖(ポンソニエール湖)の奥の高台から下りてきてこの峠に到着したのでした。帰りには右下の青い湖(グラン・ラック)を目指して下りていきました。


この日の朝はとても寒くて地面には霜が降り、通過した水溜り的池の表面も凍っていました。この辺りはもう日向なので間もなく融けるでしょうが、まだ霜が付いた植物が・・ってかこれ、霜じゃなくて雪かもしれません。いわゆる海老のしっぽになっています。。


この峠からがらりと地質か変わります。草(=土)が減り、岩々砂利砂利になってくるのです。


途中、石灰質のラピアスと呼ばれる深い浸食の跡のある岩々地帯が少し続きます。ただこの辺りは土や草がまだ結構あって、浸食の溝には土が詰まっていて草が生えています。


後から頑張って付いてくる次男。


谷の反対から登ってきたソロのハイキング客と話が止まらないS君(^^; 聞くとわたしが去年出発したのと同じ駐車場から歩いてきたそうです。初めは3人で話していたのですが、歩くのが早いS君を残して先に次男と進むことにしました。


日向には出ているものの、峠以降は風が強く出てきてやっぱり寒い💦結局フードを外せない次男。シリアルバーでエネルギー補給中。


これはもう・・・


霜が降りた・・とは言えず単に雪が積もってるみたいです( ̄▽ ̄;)


花の種類が激減してしまった今の季節でも大量に咲いているのがカンパニュール(キキョウ)の仲間。夏の後半の花で何種類かあります。


これは6月くらいから見かける息の長いリネール・デ・ザルプ。


ここで美しい湖、ラック・ブラン(やる気のない名前ナンバーワン「白い湖」。フランスじゅうに何百とありそうです💦)が姿を現します。


セルス山塊の魅力の一つは湖がたくさんあることです。色もとてもきれいです。


やっぱりまだ寒い次男(^^;) お天気はいいんだけど気温は低いし風が強いのです。


あっ!遠くにアイベックスが見えます。去年はこのもう少し先にオスが何頭も集っているのに遭遇したのでした。今日もいたらいいんだけど・・・


この辺りでものすごい追い上げで登ってきたS君に抜かされました。S君→わたし→次男、という元の順序で登ります(;'∀')


足元が不安定に、斜面も急になってきました。ガンバレ~次男。


わたしもスピードが落ちてきました。S君はこの前の晩も飲み会だったのに(帰ってきたのは遅かったけど、量はあまり飲まなかったそう)相変わらず元気です(;゚Д゚)いいなー若いって。。


斜面が一段落する平たいところで待っていてくれました。朝、途中のパン屋さんで買ったボーフォールチーズとラルドン(ベーコンみたいなもの)入りのパンを食べてます。「これうますぎ!なんで俺ひとつしか買わなかったんだ?」と少し分けてもらいました。確かにちゃんとボーフォールの味がして、生地もふんわりしていておいしかったです。
ここで次男も到着。苦手なザレ場ガレ場でかなり疲れているのが分かります。S君がいるので弱音を吐きにくいっぽいのですが・・・


続きの景色。今回もまた月か火星みたいな風景です。


雪渓のところまで来て振り返って。


平たいところを続けて歩いて行くと赤い土のエリアに到着しました。窪んだ部分が薄っすらと水溜りのようになっています。先ほどのポンソニエール峠からはコース外なので看板等は何もないのですが、地図を見るとここはトレミエ峠とトレミエ湖となっています。
この辺りに去年来た時はアイベックスがいっぱいいたんだけど、残念ながら見当たりません(;´・ω・)
さて、わたしたちは右側の斜面を登っていきます。


しばらく登ったところで。次男がもろにペースダウンしています。てかほとんどストップしちゃっています。岩々のところはもともと苦手なのです。「どう?もう少し来れそう?それかさっきの湖(水溜り)らへんで待ってる?」「待っとく・・・」「ほなお母さん達、できるだけ早く往復してくるから」「分かった。気を付けて」
標高3000m弱の地点で次男リタイヤです(;´・ω・) そういうことがあって、タイトルは「S君と…」となりました。


標高が上がるにつれ、手前の岩々に隠れていたエクランの山が見えてきました。


少しずつよじ登り系な場所も出てきましたが、まだまだ大したことはありません。去年の記憶だと、最後らへんがもっとすごかったです。


南方面を振り返ると、遠方右にはこの10日ほど前に登ったロッシュブリュンヌ(3321m)、そしてそのさらに左奥にはわたしが勝手に「南仏のモンブラン」と名付けてるモン・ヴィソ(3841m)が。頂上はイタリア側に位置します。
夏は気温が高くて天気が良くても遠くが霞んでいることも多いため、この日は気温低い目だったからか、遠方の山まできれいに見渡せたのは嬉しかったです。


ガレガレ岩々・・わたしの大好きなパターンです(≧∇≦)


頂上まで行かなくても、もう景色が良過ぎて😻
一番白くなってるのがメイジュ(3984m)。


かなり本気のよじ登り系になってきました。ペンキマークがあるので「どっちに行けばいいのか分からない」という不安はないので自信を持って足場だけ気を付けて登ればいいので心理的には楽です。去年間違えてもう一つの頂上(東の頂上)に登ってしまった時は、ペンキマークはおろかケルンもほとんどなくて(当たり前だ。。)不安になりながら、それでも一応てっぺんまで登ったのでした(^▽^;)


幸せ💖もっともっと続けばいいのに・・と思うガレ場の登りです。


はい、あとしばらく続きますよ~
身長高くて足も長いS君には登りやすそうです。


登ってきたところを振り返って。


もうちょっとっぽい・・・
ここで、朝駐車場からまだあまり歩いていないときに後ろから猛スピードで歩いてきて抜かされたソロの兄さんが頂上から下りてきました。すれ違いざまに少し話し込むS君をここで抜かさせていただきました( ̄▽ ̄;)


どう?到着??


わーい\(^_^)/
着きました。グラン・ガリビエ(3228m)頂上・・正確には西の頂上、です。
メイジュ(中央)とその隣にはラトー、その広い雪はモン・ド・ランス氷河。


中央奥には薄っすらとモン・ブランも✨



次回に続きます。

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。