フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

グランド・サシエール(3747m)下山編

今週水曜日に日帰りでひとりで出掛けたハイキング記です。登るのが2回目になるエギーユ・ド・ラ・グランド・サシエール。アルピニスムの装備なしで登ることが出来る山では国内で一番高いとされていますが、駐車場が2280mなのでアップダウンを合わせても1600m弱の高低差でしかない上、雪さえなければ道も分かりやすいので特に難しい山という扱いはされていないと思います。


雪があってまあまあ急斜面なうえ、凍っているとこともたまにあるのでアイゼンがないとちょっと怖いと思います。つい先ほどトレランの方が滑って怪我をされた、と一緒に下り始めたソロのハイキング客がおっしゃってました。


慎重に下りていきます。一緒に下り始めた方は「俺は2時間40分で登った」と豪語されていましたが(わたしは3時間半ちょい)下りるのはやたらと遅く、ペースに合わせられないので先に下りさせていただきました(^^;


雪のところは終わったのでアイゼンを外します。ちなみに右側は氷河に昨夜の新雪が少し積もったもので、危ないので(もう少し上にクレバスもありました)歩かないのが賢明です。


わたしたち一介のハイキング客は稜線の雪のない部分を歩きます。初夏によく見かける雪融けの水溜りみたいな綺麗なものを見かけました。


どんどん下りていきます。先ほど置いてけぼりにしたソロの男性に追いつかれるとイヤという心理が働いたことは言うまでもありません(^▽^;)
しばらく下りたところで若い男女一組が登ってきて上の様子を聞かれたのでしばらくお話をしました。この日、ここまでソロのハイキング客にしか出会っていませんでした(男性5人、女性ひとり)。去年来た時はソロの男性ひとり、男女一組の計3人にしか会わなかったのでこの日は「人にいっぱい会った」という印象です(^^;


男女と別れてさらに下りていきます。
朝少し登ったところから常に見えているサシエール湖。


反り返った高台を登り切ります。少しの登りでも帰りはキツイ💧


再び下り始めます。
このあとしばらくして、首からかけていたはずのデジカメがないことに気付きます。ザックの中も見ましたが入っていません。そもそもザックに入れた記憶はなくて、写真はいっぱい撮るので基本首にかけているんですが・・あれ?いつからないんだ??


半ばパニックになり、周りをウロウロ探します。初めは落としたかと思いました。首からかける紐が傷んでいたのです。でも前にかけてるから落としたら気付くだろうし・・・
あ、そうだ。男女と話した時に暑いからダウンを脱いだんだった。あのとき一度外して忘れたに違いない(+_+) というのも、8月にそういう失敗をして、服の着脱時に忘れたところまで探しに戻ったことがあったのです。


先ほど置いてけぼりにした男性が下りてきたのでカメラ見なかったですか、と聞いたけど見てないな、注意してなかったから、と言います。そりゃそうだ、一眼とかと違って小さいから草の上ならまだしも岩の上に置いていたら目につかないでしょう。戻るしかないのか…(つд⊂)エーン 急ぎ足で下りてきたので多分150mから200mくらいの高低差になるかもしれませんが仕方ありません。
男性が「大変だね。見つかるといいね。そうだ、ザック置いて行ったらいいんじゃないの?」と言うのでそれもそうだ、と貴重品だけ持って登り始めました。


まさかこれをもう一回登ることになるなんてギャグ??
ほんとバカかよ・・と、ひとり悪態をつきながら登っていきます。荷物がないだけ楽とはいえ、もう今日は登るつもりしてなかったので辛い・・・


あ、朝登った時や今下りてきたときには気付かなかったカンパニュール・ド・モン・スニ(もちろんスマホで撮影)。たくさん品種のあるカンパニュールの中で一番好きなやつです。


どんどん登っていきますが、どこで男女に出会ったかを思い出さないといけない・・・
分からないままどんどん登っていくと、雪どけの水溜まりみたいになった氷河のところまできました。ここでは確かにカメラで撮ったので二人に出会ったのはこれ以降ということになります。
置き忘れたんでなくて落としたという可能性も捨てきれないので一応周りの地面も見ながらゆっくりと下りていきます。そしたら、見覚えのある景色に。そうだ、この辺りで二人が登って来たんだ!
ただここらへん、たまたま道がはっきりせず下り方(登り方)がいくつかある地点だったため、自分がどこを通ったのかもどこでダウンを脱いだのかも思い出せません。その辺りを10分近くかけて慎重に探しましたが、ありません(;´Д`)

じゃあ、やっぱり落としたのか・・?とぼとぼと地面を見ながらザックを置いた場所まで戻って来ました。
さきほどはザックの中を見たけどポケットの部分は見ていません。まさか、と開けてみます。すると・・・


入っとるΣ( ̄□ ̄|||)
ムラゴンのスターブロガーMAちゃんと夏お会いした時に頂いた「アミノバイタル」の空袋と共に。。
ここにカメラを入れる習慣はないし、入れた記憶も全くないのですが、男女と話しながらだったので無意識だったんでしょう。
しかし・・・200m登って探しに行く前に、なんでポケットも開けてみんかった??
アホ アホ アホ・・・アホ過ぎます・・・
しかもザック置いて行かなかったら途中で「もしや」と確かめることもできたはずですが、それも不可能。でもあったから良かった(´▽`) ホッ
まあいいです。訓練だったということにしておこう(;´∀`)


だいぶ下りてきました。これは来る途中で車で通過したシュヴリル湖。対岸に上がっていった中腹に湖と共にあるのはスキー場として有名なティーニュの町。

カメラ探しの一件で1時間以上ロスしましたが、今日は早めに行動できていたのでまだ3時になったばかりです。


最後はのどかな景色の中、駐車場までの消化試合同様の道を急ぎます。


標高が低くなるといくらか花も咲いていました。
左上から時計回りに、ジョンシアン・シャンぺートル、アザミの一種、コルシッシュ(クロッカスの仲間)、カーリン。


やれやれ、駐車場に帰ってきました。


朝に2台停まっていた軍隊トラックは姿がありません。ジープみたいなのが一台あるだけです。そういえば、軍隊の人たちハイキング(いや、訓練か)に来なかったな・・・彼らに追いつかれては困る(景色や雰囲気をゆっくり味わえません💦)という焦りから行きはいつもよりスピードアップして登ったんでした(^▽^;)


トランクに腰かけてゆっくりと靴を履き替えたりしてると・・・
あれ、なんか来ました。

Σ(´∀`;) 朝に停まっていた軍隊トラックが帰ってきました(◎_◎;)


どんどん兵士が下りてきます。


おお・・もう1台来ました(;゚Д゚)
どんどん降りてきます。何人かは挨拶してきたので少し会話を交わしました。やはり思った通り、アルペン猟兵(山岳専門部隊)の方たちでした。グランド・サシエールに登られたんですか?と聞くと一昨日登ったとのこと。今日は別の山に登って訓練してきたそうです。朝に見たテント、張ったままでしたが、あそこで今週は寝泊まりするとのことです。


じゃあわたしも出発するとするか・・・


素敵な景色の山道を下りていきます。
さて、最後にミッションがひとつ・・・
帰り道で通るブール・サン・モーリスの町でボーフォールチーズの農協に寄るつもりなので食いしん坊かつグルメの同僚S君にボーフォールはいるかと聞いてみると・・・


「ウィ!!!
1kgお願いできる?」
え?1キロ??
少ないΣ( ̄□ ̄|||)  
いつも3kgとかなのに・・・


ブール・サン・モーリスの農協に到着すると工事中みたいでシャッターが下りています。
えーーっ(;゚Д゚) とショックでしたがすぐ隣に仮設のブティックがあり(´▽`) ホッ


ボーフォールチーズとサラミ3本、ハイキングにちょうどいいハーフサイズのサヴォアの白ワインなどを買いました。


工事中のメインの建物。この町を今年ツール・ド・フランスが通ったので(確か出発地点かゴール地点だったはず)壁一面に自転車レースの絵が描かれています。


高速はスイスイ。リヨンに入ってから渋滞したものの、学校から帰ってきた子供たちとゆっくりと晩御飯を食べることが出来る時間帯にうちに帰ることが出来ました。早起き万歳✨ですね。

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