フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

冬タイヤにチェンジ後の初ハイキング

今から一週間前の日曜日のハイキング記です。天気予報がそんなに良くはなくて、10時までは晴れ、その後は晴れ時々曇りで午後は曇り、そして雨。そんな日でしたので早い時間に頂上に着くことが出来る高低差の少ないコースを前夜、探してみました。半日コースということになるのでたった半日のために片道2時間以上かけていくのは馬鹿らしいし、雪が積もり始めているのであまり標高の高いところだとスノーシューがいるかも、という心配も出てきています。里山っぽい近場のあまり標高の高くない山でいくつか迷った末、シャルトルーズ山塊に行き先を決めてザックの準備をして寝たのはいつものことながら2時半くらいになっていました(^_^;) 


自宅から少し走った辺りで濃霧が出ていることに気付きました。うわ、これって高速運転しにくそう。。山を歩いても雲海が目の下、じゃなくて自分も雲海の中ってパターンと違うの…イヤなパターンがいくつも思い浮かんでしまいます。


この日の前の晩に長男に手伝ってもらって冬タイヤに代えたばかりです。あ、それもあって寝るの遅くなったんだった。昨晩は空気圧の調整をやっていません。ぜひ今日、高速乗る前にやっておかないと…。環状道路の入り口の少し手前にあるよく行く安いガソリンスタンドに入りました。


チューブを繋いで、と・・・あれっ、ちゃんと挟まらない(@_@)あっ、端っこの小さな部品が欠けています。このパターン、よくあって以前ガソリンスタンドの人に聞いたら、簡単に外せるのでしょっちゅう盗まれてしまうんだそうです。許せんヽ(`Д´)ノプンプン
仕方ない、空気圧は高速入ってしばらくのところにあるガソリンスタンドでやることにして、そこはガソリン高いのでここでガソリンだけ入れていくか。。


まずはポンプのところの赤い札に目がいきます。ディーゼルは切れてるみたいです。フランスはディーゼル車も結構多いのです。わたしの車ガソリンだし関係ない・・・とおもむろにカードを入れようとすると。「カード使えません」て。。夜間、店員さんがいない時間帯はカードのみで支払うシステムなので、つまり夜間はガソリンは入れられないということになります。入り口に書いとけよ。な?
・・・あかん、(何もかもが)全然イケてないっ


空気圧もガソリンもダメでした(;´Д`) 空気がちゃんと入っていないかもしれないタイヤであんまり走りたくないんですが(だって教習所で「パンクするかもしれない」とか習いませんでしたか?)、心持ちゆっくり目に幹線道路を走り、一つ目のGSに駆け込みます。


「故障中」マジかよ・・・高速道路のGSよ??
多分、ここのも端っこの部品がないためのような気がします。
仕方ない、3軒目のガソリンスタンドまではそのあとさらにあるんですが、そこでやっと空気圧調整することが出来ました。


バーストとかしたら怖いので時速130キロのところを110キロくらいで走ってたのですが、いざ空気を入れようとするとほとんど低下していませんでした。去年の冬に買い代えたばかりのまだ新しいタイヤだということも関係あるのかもしれません。
(´▽`) ホッと安心。ようやくここから普通に走ることが出来ます。かなり時間を無駄にしてしまいましたが気を取り直して再出発です♬


濃霧であまり速度を出せない区間もあったものの、無事高速を降りしばらく県道を走り、町を抜けます。「コック(=雄鶏のこと)峠道路 8キロ先で閉鎖」
ハイキングの出発地点は峠道路の峠直前の駐車場になります。峠道路と言っても、わたしが夏から秋にかけて出掛けまくっていた2000m以上のような標高の高いものではありません。第一、それらの標高の高い峠道路のほとんどは秋から初夏にかけて雪のため閉鎖されています。しかしこの道路、数か月前から閉まっているようです。雪は関係なくて地滑りか何かが原因のようなのですが峠道路情報サイトには単に「閉鎖」とあり、どこの地点から通れないのか分からなかったので、半月ほど前に地元の村役場に電話したら、ちょうど峠の辺りらしく、反対側に下りることはできないけれど、わたしが行きたいハイキングの出発地点までは行くことが出来ると確認できたので安心してやって来ました。
道路は除雪されていましたが、最後らへん凍結したみたいなところが多く、冬タイヤで来て良かったと思いました。


7時ですが、まだ真っ暗です。しかし、既に車が3台停まっていますΣ( ̄□ ̄|||)
日曜日だし、大きな町であるグルノーブルからすぐという便利な場所だからでしょう。そんなことよりも予想外だったのは駐車場に既に雪が積もっていることです。ここは里山系だから、といつもより軽い靴で来たのに(;´・ω・)


車から降りて、振り返って更にギョギョっΣ(゚Д゚)

反対を向いて走っていたので途中全く見えなかったのですが・・・めっちゃ雪あるし!
寒いし、凍ってるとことか勘弁よ。。もっと頂上周辺だけ積もってるのを想像していたので面食らいました。正直、今すぐ帰りたくなったと言っても過言ではありません。
この日はお天気が大きな理由でここに来ましたが、実を言うとちょっと面倒くさかったというのもあります。3日前にバスク地方から帰って来てきた当日の朝から早速仕事に行き、この日曜の翌日は仕事ですが火曜水曜が休みなのでどこかに遠征するつもりでいます。なんで、じっと休まないのか・・と思われるでしょうが、バスクはハイキングじゃなかったし、火・水も今のとことイマイチの天気予報。もしかしてどこにも行けないかもしれない。と、思うと「晴天」の予報ではなかったとはいえ、そう悪くない天気の今日、山に行かないというのはもったいない気がしました。もう・・病気なんだと思います(~_~;)
そんな感じでやって来たんで、予想外の雪だからって帰るのはアカンやろ、ということで勇ましくハイキング道の始まる地点まで道路を少し下ります。


駐車場は1400mの地点です。里山系とはいえ、峠道路のほぼ一番上から出発するので少しの高低差で頂上まで行けるのであまり歩きたくないときや時間のないときに最適です。初夏に2度来て、これで3回目になります。あれ。小さな子供のおもちゃの落とし物が引っかかっていました。よく見かけますが、そのたびに持ち主の子供が「ない~」って泣いてるのを想像してしまって悲しくなってしまいます・・・


すぐに自然保護地区の看板があります。シャルトルーズ山塊は国立公園でも地方自然公園でもありませんが、自然保護地区に指定されているエリアがあり、その中では犬はリードを付けていても禁止、採集、テント、焚火禁止など国立公園並みに厳しい規則があります。でもその代わり、夏に来ると確かに他の場所よりも格段に多くの花が咲いていたり動物が見られたりします。ここも初夏に来た時はとても花がたくさん咲いていました。


しばらく森の中を歩きますが、道幅は広いしあっという間に開けたところに出ます。


森を出るとことろ。1400m台だというのに、こちらの斜面は木が少なくて草原のようになっています。それを利用してこの辺りでは羊の放牧が夏に行われているようです。


満月に近いお月様。


今日の目的地、ダン・ド・クロール。2062mとシャルトルーズ山塊では2番目の標高になります。2000mあるのに里山扱いもないだろ・・と思われる方もあるでしょう。ただ、3000m級どころか4000m以上ある山もあるアルプス山系からするとこじんまりさが際立っています。山深くなくて町がすぐ麓に広がっているあたりも庶民的な感じが醸し出されています。月曜日に同僚に「昨日どこの山行ったん」と聞かれてシャルトルーズ、と答えると「ああ・・たまには気分転換にいいよね」みたいな返事が返ってくる山塊。それがシャルトルーズです(;'∀')
この山を絡めたコースは複数ありますが、単純に往復するなら670m、あまり遠回りにならない方法で周回するなら700mちょっとの高低差なので半日しか余裕がない時には調度いい感じです。


斜面を黙々と歩きます。おおおお…綺麗!綺麗な景色の方にどんどん歩いて行ってたら道間違えました( ̄▽ ̄;)
これ、左に行かないとダメなのに、みんな間違えるのでしょうか、反対方向に向かう道筋の方が太くなってきてるんです(^^; 実は前回も同じところで間違えたのでした。道をそのまま引き返すのは悔しいので、斜面を適当にトラバースして正しい道に合流したのも前回と同じ💧


不思議なことに車が2、3台駐車場に停まっていたのに雪の上に新しい足跡が見当たりません。ふわっとした感じの雪だし昨晩か、昨日の午後、少なくとも昨日の日中にハイキング客が歩いた後に積もった感じです。駐車場からはこの山がメインだとはいえ、別のところにもハイキングコースは出ているので違うところに行かれたのかもしれません。


アイ峠に到着です。ここは分岐になっていて、周回で歩く場合、下りはここの地点で合流することになります。前回も行った右の方が少し早く登れるので日の出には間に合わないとはいえ、できるだけお日様の低い間に頂上に着きたいので今日も右方面をチョイス。でもこの先、岩々のところが結構あるから雪あったり凍ってたりしてたら登れるのか?と不安を感じながら進みます。


やはり日の出には全然間に合いませんでした。正面中央はヴェルコール山塊、もう少し手前(左)はタイユフェール山塊、ベルドンヌ山塊。雲海で都合よく隠れているのはグルノーブルの町です。雲海で下の町が隠れると一気に里山からアルプス一万尺!?に昇格した感じがします😅
ところで、この向かいの木が繁々とした山(森林限界を越える部分がほとんどなくてまさに里山っぽい)にも、同じ駐車場から登れるんですね。わたしはたとえ3度目でも今登ってる山の方がいいな・・( ̄▽ ̄;)
そのすぐ後ろに顔を出し始めたのは山塊最高峰のシャムショウド(2082m)です。こちらも結構雪を被っています。


この辺りから少しずつ急になってきます。


道の形はまだ分かる程度の雪の量なので助かります。


なんじゃー、こんなに急だっけ(゚Д゚;) 雪で歩きにくい。。
なだらかな斜面→楽しい岩場→頂上、という簡略図でしか記憶にないのですが。


こんなにきれいなので、うっとりと何度も横を見ながら登っていきました。


あの岩の部分の雪がどんな感じなのか分からなくてドキドキしながら登っていきます。


岩壁のところまで行かなくても、ここら辺で既に凍ってて登るのが困難なところが出てき始めました。さっきから頭に響いているフレーズ「なんでアイゼン持って来なかった?」すばり、里山だからとナメていたんですね・・・



まだあまり登っていませんが、一度ここで投稿します。

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