フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

エクラン国立公園でスノーシュー・峠から峠へ

今から2週間前の日帰りハイキング記です。11月中にたんまりと雪のある所に行っていたので、山深いエクラン国立公園(ここエクラン南部は北部ほどは高い山はないとはいえ)なのに雪が少なくて拍子抜けです。1600mのスキー場から出発して2000mを超えたあたりからようやく雪景色になってきました。


ピッス峠(2354m)に到着です。この峠の手前の斜面からしっかりと雪が残っていました。


峠から少しだけ進んだところ。


急な斜面にズーム。うさぎさんの足跡が🐰


稜線のあたりは風が強そうです。雪煙が舞い上がっているのが見えます(*_*)
稜線の少し低い辺りを通っていくのが夏のハイキングコースにも山スキーコースにも共通しています。
実はこの山には2年前の9月に2泊で来ているのです。その時はスキー場とは別の方向にある標高1289mの駐車場から出発して2700m弱の地点にある穴倉のような避難小屋に1泊、翌朝3100m台の山頂に登ってからだいぶ降りたところの管理人さんのいる山小屋に^_^2泊目は泊まりました。4年弱にわたるわたしハイキング史😅でも指折りの忘れられないよい思い出になったハイキングです。


しばらく行くと次の看板が。ただし、分岐というわけではなくて、行先への所要時間が変わってるだけです。この看板は通常わたしの背よりもだいぶ高いので、かなりの雪の深さだということがわかります。


日当たりがよく登りが続くと暑くなってきて上着を脱ぎました。


2年以上前とはいえ、見覚えのある景色です。雪があると雰囲気は変わりますが・・・


緩やかな登りなのですが・・・やはり雪のところは普通に登るのよりだいぶ疲れます。すぐ疲れては立ち止まって10秒20秒と呼吸を整えてばかりでした(;´・ω・)


今日も車のトランクにいつも入っている次男のポールを借りてきました😅


この地方の中心的な山であるル・ヴュー・シャイヨール(3163m)。シャイヨールは麓の地名で、今日出発したスキー場の名前にもなっています(「シャイヨール1600」)。ヴュー(女性系はヴィエイユ)とは古いという意味ですが、山の名前としてはちょっと珍しいパターンの名付け方だと思います。


ヴュー・シャイヨールには山スキーで登ることが可能(わたしはスノーシューですが)で、ただし高低差は1600m以上になります。今年の春、別の山で1600mの高低差をスノーシューで登りましたが、新雪ではなかったから雪は固く締まっていたし、4月で日も長くなっていたので余裕がありました。日が短い今の時期は不安すぎるので、今日も頂上は狙っておらず😅二つ目の峠、コート・ロング峠(2690m)あたりを目的地に定めています。これだと1100mほどの高低差なので妥当といえます。


左側の切れ目が先ほど越えてきた峠です。


左はこういう景色。


右側はこうです。稜線になっています。


おわん型というかめくれ上がったような地形です。


雪が硬くてあまり沈まずに歩きやすくなってきました。


ほら🎵
ズボズボしない✨


それもそのはず・・・ものすごい強風が雪を均してくれている様子です(;゚Д゚)


さささ寒いΣ( ̄□ ̄|||)
ビシッビシッと砂粒のような雪が叩きつけられます。顔が痛い💦


そんなに深くはないもののシュカブラが辺り一帯にみられました。


これから行く先でも吹き荒れている様子です(・・;)
確かこの前後だったと思うんですが、風が強すぎて耐えられずに転びました。写真を撮るのに手袋を外していたときだったの硬い雪で手の甲を擦りむいて流血💦 雪ってフワフワなイメージですけど、硬い時ってアスファルト並みに硬いですからね(-_-;) 


今更だけど・・ちょっと低すぎる位置を歩いているようです。
急で雪が硬くて滑りやすいので気を付けてトラバースしつつ登っていきたいと思います。


なんか・・・わたしの影が「怪獣に立ち向かう勇者」みたいになってます(^▽^;)


足跡がほとんど沈んでないのが分かると思います。


こういう変わった形の岩壁の横を通りますが・・・


見覚えがあったので、うちに帰ってから前回に来た時の写真を探してみました。手前のごちゃごちゃした大きな岩はすべて雪の下です。つまり、1m半くらいは積もっているとみていいかもしれません。


つい癖で峠っぽい地形のところを目指してしまっていましたが、わたしが目的地に定めた峠はここよりも左奥に位置しています。つまり、左の高台のようなところに登っていくことになります。


大した高さではないのですぐ上れそうです。


わ、嬉しい、景色がちょっと変わってきました。


景色がとびきりいいので、稜線に近い部分を歩きます。


アップダウンした先のあたりがコート・ロング峠になると思います。ヴュー・シャイヨールがいよいよ目の前です。


トレースも全くなく、きれいな地面の模様を楽しみつつ先へと向かいます。
そういえば、今日は駐車場にも他に車は停まっていませんでしたし、誰ともすれ違っていません。平日だからだと思いますが、結局この日は帰りに駐車場の直前の森の部分でマウンテンバイクの男性ひとりとすれ違っただけでした。


アップダウン、いやだけど・・景色がいいので苦になりません🎵
この回でまとめるつもりでしたが、写真が多くて💧・・・次回が最終回です。

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