フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ラ・ブランシュ山小屋(2500m)に到着

高校2年生の次男と元旦から3日にかけて2泊で出かけた南仏ケラ山塊。山スキーヤーさんやスノーシューハイキング客の多いエリアなので山小屋も夏の3か月間に加え12月後半から4月中旬まで管理人さんがいると知り、年末30日に予約しました。よく天気予報がコロコロ変わるので、いつも行先を決めるのがぎりぎりになります(^^;) 長男は元旦は友達や彼女と予定があり、3日には大学の試験があったので不参加でした。


2300m台のチャペル。ここを折り返し地点にして駐車場へと帰っていくスキーヤーさんたちが多かったです。山小屋のサイトにはここからさらに1時間とありました。駐車場からここまでゲレンデ整備車のようなものできれいに均された道を歩いてきたので、しんどくはないもののなだらかな分、長く感じられます。


前からすごい勢いでワンちゃんが走ってきました。ボーダーコリーちゃんみたいです。少し後から飼い主さん夫婦が。雪の球を投げたら追いかけた後、ハフハフとかみ砕いては食べてました(;'∀') そして「次のを投げて!」と言わんばかりに飼い主さんにアピールします。ぴょんぴょんと走り回って本当に幸せそうでした😻



小川が流れています。これがずっとこのまま谷底を通って今回車を停めた村、サン・ヴェランやそのもっと下の町まで流れていってるようです。
ここでようやくスノーシューを履きました。


分岐の看板前の岩で休憩する次男。


次男もスノーシューを着用。この日の数日前に購入したばかりの新品です✨
次男とは一度だけ、昨シーズンの最後に一緒にスノーシューハイキングしたのですが(5月半ば、まだ雪深いベルドンヌ山塊の避難小屋で1泊しました)、その時はわたしのを貸して、わたしは以前自分が使っていためちゃくちゃイケてない安物のスノーシュー(新品価格で6000円くらいとか)を使いました。今使ってるアメリカのメーカーのは爪がしっかりとしていて急斜面でも登れるので気に入っていて、同じのを買おうかなと思ったのですが、店員さんに勧められた似たタイプの少し安い、フランスのスノーシューメーカー「TSL」のものを購入しました。山友達の同僚S君も先月、違うモデルでしたがTSLのものを買っていました。


写真の中央に写っているのが山小屋です。


川に沿って上がっていきます。


もうすぐそこです。


着きました。


ラ・ブランシュ山小屋、標高2500m。駐車場から550mほどの高低差でした。ベッド数40の中規模の山小屋です。他の山小屋同様、宿泊だけでなく食事や飲み物だけでも利用できます。


雪かきされているけど、結構な積雪量です。駐車場からここに来る道中では日向では雪がだいぶ融けて山肌が露出しているところもあったので意外でした。周りを3000m前後の高い山に囲まれ、日陰になる時間帯が多くてあまり融けていないのでしょう。


すぐ後ろにはカッコいい感じの山がそびえています。地図を見ても、残念ながら聞いたこともない名前の山でした( ̄▽ ̄;)


北側の奥にはエクラン国立公園の山々が見えますが、こっち方面から眺めたことがほとんどないため、何の山なんだかひとつも分かりません(;´・ω・)
たとえ見慣れた山であっても、眺める場所が異なると全く違う形になってまうのでまるで見当が付きません。


じゃじゃーん✨
山小屋にはスノーモービルがありました。次の日、始動しているのを見ましたが旅行客のカバン(リュックやスポーツバッグや)をいっぱい乗せて引っ張って走ってました。、山小屋での宿泊や食事を含んだスノーシューハイキングツアーみたいなものがあり、その参加者の荷物だそう。こんな緩やかで均された歩きやすい道、自分で荷物持って上がれや~!(;´∀`)
翌々日には、薪や食料を積んだのとすれ違いました。それもあって山小屋までは道幅も広く、きれいに均されていたのかもしれません。


屋内に入って「今着きました」とあいさつしようかと思ったんですが、開いていたドアから覗くと、管理人さんたちがわたし達の前に着いた人の対応をしていたので、とりあえずテラスで一休みすることに。


テラスはこんな感じです。
椅子に座ろう・・あれ?次男はどこいった??


え~~💦

雪の上に寝とるΣ( ̄□ ̄|||) ちょっと、どうしたん?
「だって気持ちいい~(*´ω`)」「いや、でも・・冷えるよ!」
「もうすぐ暖房の効いた暖かいところに入れるって分かってるから大丈夫」
・・そうすか。。おばちゃんは冷え性なので、一度冷えると暖かいところに行っても暖かい飲み物飲んでもなかなか体の芯から再び温まることは非常に難しいんですが。。これが若いってことなんでしょうか。羨ましい。


いつまでもしつこくゴロゴロしてる次男に「でもほら、山小屋の人が窓から見て何かあったのかって心配して出てきてしまうよ」となんとか起き上がってもらいました(;^_^A


お天気はいいものの、完全に日陰なので寒い💦


雪から起き上がってもしつこく雪で遊んでいる次男・・・背は大きくなったけど中身は半分小さな子供みたいです( ̄▽ ̄;)


さて、元日だったのでいいものを持ってきました。お屠蘇です(≧∇≦)日本酒ではないけれどお正月らしい?ゴールドの瓶に入ったイタリアの発泡酒。別にお正月用と思ったわけではありませんが、どこかの空港で何気に買っていたものでした。漆器のおちょこも軽いので持ってきました。


18歳(フランスでは成人)の長男はわたしとぼちぼちワインを味わって「ワインって色々あって面白い!」って言うようになりましたが、16歳の次男はほぼ全くワインを口にしたことがありません。でもお正月ということでほんの少し形だけ(#^.^#) ちなみにおちょこ一杯分も飲めなくてわたしが半分飲みました。 同時に何も食べなかったせいか標高のせいか、ぽわ~んといい気分になってしまいました(^▽^;)



最近あまりまとまった時間が取りにくいので、短い目ですがここで一度投稿します(^^;)

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