フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

次男と雪山合宿(ようやく)最終日(^-^;

もう2週間も経ってしまいました、高校2年の次男と年始に2泊で出かけた南仏ケラ山塊で山小屋に泊まってのハイキング旅行記です。やっと、これが最終回です。


山に泊まる楽しみのひとつは夜や朝の美しい空の変化を見ることです。ここの山小屋の朝ご飯は7時半からでしたが、7時5分に下りてきました。山小屋の方がろうそくの火を灯して準備中でした。


台所だけ電気がついています。非常灯の緑が幻想的(;・∀・)


前の日は自分でジェットボイルで飲み物を作ったのですが、もう朝食用のお湯がポットに入っていたので紅茶を作らせてもらってテラスに出ました。前日よりもさらに寒いマイナス17度です。


空が明るくなりつつありますがまだ星も見えます。これで7時11分、今の時期、日が明けるのがほんとに遅いです。


寒すぎて小屋内に戻りました。窓が大きくて食堂からもほとんど同じ景色が楽しめます。気分、外出てみたかっただけでした(^▽^;)


誰も降りてこないのでひとり窓際に陣取って外を見ていました。


昨日と同じ内容の朝食ですが、この日も写真撮ったので一応(^^;)
コーヒー、紅茶、ココア、地元農家製のとてもおいしいリンゴジュース、フロマージュ・ブランとミューズリー、パン、バターに手作りジャム3種類でおかわり自由です。
ちなみに山小屋の値段ですが、1泊2食付きでひとり46ユーロで平均的だと思います。年末年始に限り2食付きでしか予約を取ってないと言われたのですが普段は素泊まりなので、プチ贅沢な旅行でした。


他の宿泊客の方とお話ししながらゆっくりと朝食を楽しんだ後は山小屋を出発です。帰りにひとつ山頂を経由して駐車場に戻ろうかと初めは思っていましたが、帰るのにも4時間運転しないといけないことや明日朝仕事が早いことを思うとあまり遅くならない時間帯にうちに帰っておきたくなり、直接駐車場に向かうことにしました。それでも2時間くらいは歩くことになります。


ピンク色に染まるエクラン国立公園南部の山々を眺めつつゆっくり歩き始めます。


エクランをズーム。エクラン自体は時々行く大好きなエリアですが、この方向から見ることがほぼ皆無なため、何の山が見えているのかよく分かりません💧


分岐の前で。後ろの山のてっぺんに光が少し当たっています。


山小屋のある窪んだ地形の部分が遠くなっていきます。


2300m台の地点にあるチャペル。


山小屋の方向から流れてきている半分凍った川。昨日の午後に散策した辺りには湖がいくつもあったようだし(雪の下で見えませんでしたが)、山小屋のすぐ隣にもそこそこ大きい湖があるらしい(地図や写真で見ると。これも全然分かりませんでしたが)のでそれらの湖も経由して流れている川みたいです。


少し先は川幅が広くなっているので橋が架かっていました。


この地点まで7、8月はシャトルバスが運行されているそうです。


初日にお昼ご飯を食べた銅鉱山跡。


急斜面にクレイジーな人の足跡が・・・って、ランチするのに座れるところを求めて上り下りしたわたし達の足跡です( ̄▽ ̄;)


スノーモービルがやって来ました。山小屋に食料などを配達するところでした。


水が流れていて一部凍ってるのでツンツンしてみてます(^^;)


山小屋と駐車場のあるサン・ヴェラン村の間にはミニ礼拝所、十字架がいくつもありました。日本の山に鳥居やお地蔵さんがあるみたいな感覚でどこの山でもそれなりには見かけますが、この辺りは特に多い目な気がしました。


駐車場が近づいてきてスキーで登ってくる人たちと何人もすれ違いました。


サン・ヴェラン村がもうすぐそこです。日当たりがよい上、最近全く雪が降っていないのでか雪がかなり融けて山肌が見えていました。


村に到着です。


山スキーに出発する人たちがたくさんいました。


荷物を車に入れ、靴を履き替えてから少し村を歩いてみることにしました。2018年度で158あるという「フランスで最も美しい村」のひとつに選ばれています。加えて、ヨーロッパで最も標高の高い村(自治体)のひとつでもあります。民家の多くは標高2000mのあたりに集まり、村の教会のひとつは2042mの地点にあるそうです。


質素でチャーミングな山奥の村です。


こう見えても結構有名なので観光客向けのお店もいくつかありました。あっという間に見終えて、出発です。


20分ほど車で走ったところにわたしのお気に入りのお店があります。ケラ地方の特産品、民芸品の協同組合のブティックです。来るのは確かこれで4回目になります。ケラ地方に初めて来たときに発見して以来、来るともれなく寄っていることになります(^▽^;)


かなり重たい木製の買い物籠(;^_^A


食品が半分ほどを占めます。


前日のハイキングで正面にどどーんと見えてたモン・ヴィゾのラベルのヘーゼルナッツのスプレッド。山の一部はフランスなものの、頂上は残念ながらイタリア側(ピエモンテ地方)にあります。これはイタリア産でした。ヘーゼルナッツはピエモンテの名産品になります。


林業が昔から盛んで、木の家具も多く作られています。ほかに焼き物の食器コーナーなんかも充実していて見るだけでも楽しいのです。


家具とか、実はどーでもいいんです😅
お目当てはこちら、チーズです✨左下のラズベリージャム、果物の風味を残すために最低限しか火が入っていないので日持ちしないし冷蔵保存しないといけないのですが、前回何気に買ってめちゃくちゃおいしかったので今回二つ買いました。


田舎風パテなども買いましたが、わたしにしてはとても少ない買い物でした(;'∀')
今うちにたくさんチーズやサラミがあってダブつき気味のため💧


ここから次男に運転させます。免許のある付き添いと一緒なら15歳から運転できる仮免みたいなものを昨年秋にとって以来、時々わたしと練習しているのです。「仮免練習中」マグネットをつけました。しかし・・塩カルで車が汚い(;´Д`)


洗剤は凍ってました:(;゙゚''ω゚''):


まぁいいです。冬は仕方ありません・・・運転するの1か月ぶりくらいの次男。大丈夫?忘れてない?(;'∀')


峡谷が楽しいらしいです。


わ~きれい💕と喜ぶ次男。


年末は忙しく、元日から3日間も山に行ってしまったため冷蔵庫に中身が寂しくなっています。11月にこの県道を通った時に発見したディスカウントスーパー(この夏にできたたところらしい)に寄り道です。


もう最近ほとんど毎回のように山行きとスーパーマーケットでの買い出しがセットになっています(;^_^A


もう1時になろうとしています。どっかでピクニックして帰りたいのでテーブルのある駐車場を探していましたが、なかなかありません。馴染みのあるエリアまで戻ってきました。道路の左手がエクラン、右手がセルス山塊という豪華な景色の県道です。


去年の冬にも一度ピクニックするのに寄った駐車場にしときました。


日本で夏に買ったカップ麺です。ポテチ、サラミとパンも当然登場してもらっています。


車に置いてたペットボトルはガチガチに凍っていました。今朝山小屋で汲んだものは表面が薄っすらと凍っていただけだったので、無事カップ麺を食べることができました(^^♪


デザートにはピエモンテ産ヘーゼルナッツ入りチョコレート。


暖かいご飯で満腹になって満足した後はゆっくりとドライブの続きです。わたしのブログに登場する率がとても多い場所、ロータレ峠に到着します。ここまで来ると、あとうちまで2時間半ほどです。


年末に買ったばかりの中古車、デミオ2号を次男が一眼レフで撮ってくれました😊


ちょっと意外なことがひとつ・・・リバースの位置が💦
こういう図になってますが、実際には押し下げる感じで位置的には1速と同じへんです。そういう車も時々あるみたいで、以前乗っていたVWポロがこれと同じでした。しかし、こないだまで乗ってたデミオは普通(5速の下)だったので意表を突かれましたΣ(゚Д゚)


ケラ地方から連れて帰ってきた子たち💕



ハイキング旅行記に長々とお付き合いくださった方、ありがとうございました。

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