フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

半日ハイキング・本日の頂上(2090m)へ

先週木曜日のスノーシューハイキング記です。午後から用事があり、あまり時間が取れなかったのですがそのあとの休みは2日連続で予定があり山に来られないことが分かっているので、去年の冬に一度来たことのあるお手軽かつ景色のよいコースをチョイスしました。


日の出の美しい時間帯を上の写真の中心の丘のようなところで堪能した後、ぼちぼち登り始めました。


目指すは木の茂った丘のような山です。右端の辺が頂上(2058m)になっていて、去年はその真下らへんから登ったらめちゃくちゃ急でえらい目に遭ったので(下の画像参照)今回は山の左側の峠っぽいところに近いへんから登ろうと思っています。


☟去年の1月に来た時、頂上直前。

急だわ雪深いわでズボズボなって全然進むことができなくて同じところでもがきつつ半泣きで登頂しました😅


エクラン国立公園方面。エクランはモンブラン周辺を除くとフランスでは最も険しい山塊で、最高峰は4102m。3000mを超える山頂は150以上あります。ここはエクラン北部に接しており、今日と同じ駐車場から国立公園の端っこに当たるル・ロシャイユ(3023m)に昨年秋に登りました。


間もなく日向になります。嬉しい(#^.^#)やっぱり暖かさが全然違います。
左の縞々みたいになってるのはグラン・ルノー(2776m)。山スキーのコースにもなっているものの、いまひとつメジャーではないようです。てか、このエリア自体、来るのは4回目ですが毎回ほとんど誰にも会わないのです・・8月の日曜日でさえもです(;´・ω・)


わ~い\(^_^)/日向に突入♬


雲海は消えずに残っています。日が高くなるにつれ消えていくことも多いですが、前回もここに来たときはお昼を過ぎても雲海を楽しむことができました。つまり・・谷底の村や町に住む人は1日中曇り空ってことでしょうか。気の毒な話です。。


雪の上からでも道の形(夏山コースなのでしょう)が分かる辺りを歩く限りは
本日のズボズボ具合は普通です。


去年は夏山コース通りに歩いて行ったら途中で道の形が分からなくなって登れそうなところを探して登っていったら最後前述の急斜面に来てしまったのでした。今日は反対側から登りたいのでここらへんで夏山コース(らしきとこ)を離れたいと思います。ここらを直接登ってくか・・・


道の形になってるところを離れたとたんこのズボズボ加減です(-_-;)


中くらいの傾斜です。ボチボチと登っていきます。


こんな感じで登ってきました。


夏山コースは木のもっと向こうをジグザグに登っていく感じです。


森のように木が茂っている部分の一部はテトラ・リール(ライチョウの仲間)の冬眠エリアなので通らないでください、と出発地点の村に看板がありました。冬眠といっても一冬中眠るわけではなく、天候の悪い日が続くと穴を掘って何日かプチ冬眠するのだそうです。去年来た時に下りで少し一緒に歩いた村の男性に教えてもらいました。


ほとんど木のないところ歩きましたが最後に一部木の間を通り抜けます。影になっている時間が長いためでしょうか、木のない斜面よりも雪が深く積もっているような気がします。


ここらを抜けると、すぐ稜線に到達・・?


・・・かと思ってたら何の勘違いか(単に木が茂っていて見えてなかっただけ😓)全然到達していませんでしたΣ(゚Д゚)


ホントに??まだまだ続きがありました_| ̄|○ 偽頂上ならぬ偽稜線か・・・とか言っても始まらないので登り続けるしかありません💦


心なしか先ほどよりも急になってきた気がします💧


登りやすそうな(=傾斜が緩やかな)辺りを探りつつ登ってきたらこんなことになってきました:(;゙゚''ω゚''):


トレース見えにくいですけども、この雪の少ない斜面をトラバースしつつ登ってきました。


ただし、雪がなさ過ぎて岩または石、砂にはスノーシューの爪がしっかりとひっかからなくて歩きにくかったので雪がもう少し残っている辺りから続きは登りたいと思ます。


もう、一体どこが傾斜緩やかなんだか分からなくなってきました💧


でももうすぐっぽい・・・


左側の景色を見ても、もう偽稜線ではなさそうです(^-^;


今度こそ稜線に到着です(^^♪


右側。こちらに目的地のクロワ・ド・カルレがあります。・・・てか下りることになるようです。さあ、お楽しみの時間です。稜線の反対側の景色を早く見たい(≧∇≦)


朝少し見えていたベルドンヌ山塊、そしてそのご近所のタイユフェール山塊でした。


エクランもさっきよりも随分よく見えるようになりました。


稜線を元々の目的地であるクロワ・ド・カルレ側に向って歩いていきます。


登ってきた斜面にはないのに反対側には風の模様がついていました。確かに稜線に着いてから少し風を感じます。ちょっと寒いです。


振り返って。


2100m近い地点なのにすぐ真下には木が茂っています。


そのあとしばらく下りて、Uターンしてきてしまいました。なぜって・・・目的地だったクロワ・ド・カルレ、今歩いてるところよりも低いんだも~ん(稜線の先っぽの低く尖がったところ)。。あと5分くらいだったと思うんですけど、もういいです💦


クロワ・ド・カルレで休憩するつもりだったんだけど、どうしよう・・・


反対側の稜線のきりのいい所まで行ってみます。


はい、きりいのいいところに到着(^^;) 2104mと出てますが、地図で2090mと載っている地点です。ここを本日の頂上としたいと思います。
ただ・・・座る岩とか全然ありません(-_-;)


そこで・・・この方の出番です。いつもゾンデ棒とともにザックに入っている冬山セットの一部です。本来なら雪崩に巻き込まれた人を助け出す道具ですが・・・


幸い、今まで本来の使い方をしたことはありません(^^;)
休憩ゾーン完成です♬


最終回に続きます。

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