2泊で雪山ハイキング 下山&帰り道編
先月下旬に子供たちと2泊で出掛けたエクラン国立公園ヴァルゴデマール地方へのスノーシューハイキング記です。2泊目に泊ったヴァロンピエール山小屋(2271m)から駐車場(1168m)まで下りて行きます。
急なところはおしまい、谷のなだらかな部分を下り続けます。
太陽が山の裏から昇ってきて急に暖かくなってきました歩いていると暑いくらいで長男は早速上着を脱いでいます。
岩デコボコ地帯をしばらく歩きます。
スノーシュー同士が絡まって転んだ次男💦
そのまま岩の陰で「涼しい・・気持ちいい・・・」とうっとり。後ろからやってきた長男「何しとるん」
谷の右手には雪崩跡が。
動物の足跡がいっぱい(*^^*)
谷ですので真ん中を川が流れています。この辺りまで下りてくると雪から水面が顔を出しているところが多いのではまらないように注意します・・・わたしが通ったら大丈夫だったところを次男が歩くと雪が崩れてしまい片足を濡らしてしまったようです💧まあ靴下の替えはあるしどっちみち駐車場までもそう遠くありません。
手持ちのペットボトルひとつに水を汲んでおきました。
この辺りは古い雪崩跡でデコボコしていています。スキーヤーさん達のトレースはデコボコ地帯にありわたし達も昨日の朝はここを通りましたが長男は「そこ歩きにくいから、また登ることになったにしても下の平たいところ歩く」と谷底に下りて行ってしまいました(写真左下)。
デコボコ地帯脱出です。そのまま長男に先頭を歩かせると、行きのトレース無視して適当なところを歩いてしまったみたいで(まあどうせ谷底のどこかを進むだけので迷うとかはないのですが)・・・
このあたりは川幅も広く雪が融けてきていて、反対側に渡れる地点を探すのに苦労しました(;^_^A このあと1泊目に泊った山小屋前でお昼ご飯にするつもりなのですが、山小屋もそのあと駐車場へ向かう道も川の右岸になるのです。
ありました、山小屋(´▽`) ホッ
スノーシューを外します。いっぱい歩いてきて暑いので上着も脱ぎました。
子供たちが水を汲みに行ってくれます。
わたしは小屋からテーブルと椅子を出してきて食卓の準備です。
一昨日は南仏から遠征の若者4人組が同時に泊っていました。わたし達の方が先に出たのですが、彼ら小屋の中ちゃんときれいにして出発したかな?とチェック(^▽^;)いや、昨晩また違う人が泊まった可能性もあるんですけど・・毛布もきちんと畳んであったし、床掃除もされていました。
小屋には食器などもいくらか常備されています。紙が一切れ・・・
なになに?「サクランボのジャム」のレシピでしたΣ(´∀`;)
ポテチ、サラミ、チーズをつまみつつおしゃべり。ポカポカと暖かい(*^^*)
そこにシャーっとスキーヤーさんが登場。山小屋に泊っていた二人組でした。「ご一緒にいかがですか」と勧めます。右の方は「えーっ。いいんかな💖」と乗り気だったんですがもう一人の方が夜用事があってできるだけ早く帰りたいみたいで少しお話ししましたがここでお別れしました。
自炊も6食目にもなると乾燥ものばかりで(^^;)
3分間で茹るパスタにズッキーニ入りトマトスープの素、トマト味のツナ。乾燥オニオン、パセリ、チャイブを自分でミックスしてきたもの。
パスタを少な目のお湯で茹でて(あんまりおいしくなさそうですけど)そのままゆで汁をソースにするという山飯の基本パターン(・・ですよね??)のひとつです。
お片づけをしたあとは(食器や鍋はもうこのあと帰るだけなので最低限拭いただけ)荷物を詰めなおし、ベンチやテーブルを小屋内に戻して出発です。
駐車場に下りるのに結構上る・・・アップダウンがあるんでした。
小屋と駐車場との中間地点にある集落。あまり雪かきはされていません。このハイキング道のもっと高い位置を道路が走っていて、夏はこのもう少し先まで車で行けます。先ほどの山小屋へも夏だとこの集落の真上に位置する駐車場から約20分だそうです。
気持ちの良い景色の谷を下りて行きます。ここを行きは日が暮れて心細い気持ちで歩いたのでした(^▽^;)
駐車場に到着です。わたし達の車しかありません(^^;) ワゴン車みたいなのはここの集落の方のものと思われます。
わたし達が車の前でスノーシュー外したり帰る支度をしてると1台の車がやってきました。中から年配の男性が「あっ、帰ってきたんだね。もう3日目になるから心配してたんだよ。ヴァロンピエールまで行ってた?」「はい、ル・クロ山小屋に1泊したあと」あまりに長いこと停まってる車があれば警察に届けたりするんでしょう。2年半くらい前にこの同じ県道沿いの少し手前の集落から1日ハイキングに行った時も夜暗くなってから駐車場に下りてきたら地元のおじさんが4人くらい集まって駐車場でわたし達の帰りを待っていましたΣ( ̄□ ̄|||) その朝、地元のおじさんに「日帰りで下りてくる」と話したので心配してたようなのです。すみません💦
この辺りでは最近よく狼が見られるそうで、山肌の高い位置を観察しておられます。
帰りは15歳から取れる仮免的なものを昨年秋に取得(免許自体は17歳半からしか取れない)した次男が運転します。
雪の道を運転するのは初めてです。ゆっくりな~~
この地方の中心都市(😅人口102人、2016年統計)ラ・シャペル・アン・ヴァルゴデマールのメインストリートを通り抜けます。
この地方に来たら寄って帰る道の駅的お店に行くのを楽しみにしていたのですが・・・
閉まってました_| ̄|○
12月~4月は日曜午後、月・火と休み💧夏はもっと開いてるんでしょうがスキー場があるわけでもないこの地方は冬にはあまりお客さんはなさそうです・・2月後半はフランスではバカンス期だったにも関わらずわたし達がハイキングしたところでは1泊目の宿で4人組、2泊目の宿でスキーヤーさん4人(2×二人組)に出会った他には誰ともすれ違うことがありませんでした。
この道の駅でこないだ買っておいしかったチーズや、今まで一度も買ったことがないけど(一人用サイズはないので)、今猛烈に食べたいアイスクリームを楽しみにしていたのに・・・
そこからあまり遠くないところに養蜂農家の看板があり、そこに「お菓子・アイスクリーム」と書いていたのを思い出して行ってみました。県道から少し外れるのでめんどくさくて今まで来たことがなかったのです。
ここの蜂蜜は道の駅でも売っていて2回ほど買ったことがあります。ラベンダーをまだ買ったことがなかったので味見してみましたが、とてもおいしかったので他のと合わせて3瓶購入。ブティックの隣がお菓子工房になっていて道の駅でも買えるラズベリーのタルトと胡桃タルトをはじめ、いくらかの生菓子を売っています。ラズベリーシャーベットと大きいサイズの胡桃タルト、シュークリームなどの生菓子3つを買いました。
駐車場へ向かって歩いている時からアイスクリームが食べたくてたまらなかったのです。スプーンもくれました(ザックに入ってるけど、だいぶ下のほうで取り出すの大変)。
熟した香り高いラズベリーの風味そのもの。うわ~おいしい✨と何度も言いながら順番にまわして完食。
行きは土曜日(しかもバカンス中)だったので道路、特に高速メチャ混みでしたが月曜ということでなんの問題もなくスイスイと帰途につきました。最後高速だけわたしが運転しました。というのも仮免中(+初心者のうち)は制限時速130キロのところが110キロまでしか出せなくて帰るの遅くなるので(^^;)
長男は晩ごはんを彼女のおうちに招待されていたので帰宅するやいなやシャワーだけすまして先ほど買った胡桃タルトを手土産に出かけて行きました(;'∀')
残された次男とわたしは食後に同じところで買ったお菓子をデザートにいただきました。ヴァニラビーンズがふんだんに入ったカスタードクリーム入りのシュー、メレンゲ付きレモンタルト
松の実タルト、どれもとっても美味しかったです。
長々と書いてしまった2泊3日ハイキング記はこれでおしまいです。お付き合いしてくださった方、ありがとうございました(#^.^#)