フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

女子3人でスノーシューハイキング♬

ロータレ峠近くでの妥協策お手軽ハイキングから4日後のハイキング記です。先月後半はお天気が良くて先月下旬から今月上旬にかけて休みの日6回連続でお山という記録?を出してしまいました( ̄▽ ̄;)


この日は兼ねてから友人たちと4人でスノーシューをする予定でした。1月、2月と2度悪天候で中止になり3回目の企画でようやく晴れの予報(´▽`) ホッ。しかしメンバーで一番張り切っていたDちゃんが前日夜中に「最近不眠症気味で今晩も寝られない・・・もう何日もちゃんと寝られてないの。こんなんじゃ行ってもみんなに迷惑かけるだけ。今回は欠席します(T_T)」というメッセージが。残念だけどAちゃん、Pちゃんわたしの3人で行くことになりました。


山友Aちゃんの友達でわたしは初対面のPちゃんを4時45分に迎えに行きます。わたしんちから車で5分という近い界隈に住んでいます。


近いけど普段全く通らない道です。駐車したところにある木の扉に牛さんの彫刻がΣ(゚Д゚)
なんか予言っぽいです。ハイキングの帰りに農協に寄ってボーフォールチーズいっぱい買って帰ろうと思っているのです😅


間もなくPちゃんが降りてきて出発です。車の中で自己紹介しつつAちゃんの住む山方面の町シャンベリーへと高速を走ります。Pちゃんはパラグライダーが大好きでサッカーやクライミング、スキーも嗜むスポーツ万能女子✨


シャンベリーで高速を出つつ、「もうすぐ着くよ」とAちゃんにメッセージ。返事がありません…ここで二人は気付きます。Dちゃんを迎えに行かなかったため予定していた6時よりもだいぶ早く着きそうです。そっか、結構ぎりぎりまで寝る性格のAちゃん、まだ起きてないんだね💧


Pちゃんのアイデアで時間つぶしにパン屋さんに寄って菓子パンでもお土産に持って行くことにしました。パン屋さんからAちゃんちに向かう途中に「今起きた~💦コーヒーと紅茶準備しとくね」とのメッセージが。


Aちゃんの車の隣に駐車しました。Aちゃんは以前はリヨンに住んでいましたが山好きが高じてお山に近い町シャンベリー(わたしもよく行くお山だらけの県、サヴォア県の県庁所在地)に引っ越したのでした。町はずれの景色の良い高台に住んでいます。


Aちゃん、水筒に水を汲んだりしてます。「もしかして荷物の準備まだしてない?」と聞くと「え~っ、できてるよぉ。ただ・・ザックに入ってないだけ」・・・。はいはい、待ちますよ(;^_^A


朝ご飯にします。わたしはうちを出る前に一度食べているので2度目です。
わたしとAちゃんは12月に同僚S君も交えて一緒にスノーシューをしていますが、PちゃんはAちゃんに会うのがとっても久しぶりのようで近況報告に花が咲きます。


Aちゃんちから1時間半弱運転してやって来たのは同じサヴォア県ボーフォータン山塊北部です。ハイキングコースは前日にわたしがハイキングサイトで適当に見つけたものです。有名なところではないので目的地の山の名前さえもインプットされていません。字面で見たらわかるという程度です。ちなみにこれを書いている今でもうろ覚えでよく分かりません💦


村の外れの1340mの地点に車を停めました。予想していましたが、ここまでの道路には雪は全くありませんでした。フランスは先月後半2月としては例外的な晴天&気温の高い日が2週間以上続いたのであちこちのお山の雪はかなり融けてしまったようです。


Aちゃんはわたしと全く同じアメリカのメーカーのスノーシュー、Pちゃんはフランスが世界に誇る!?スノーシューメーカーTSLのもの。フランスではおそらく4人に3人以上がここのを使っていると思います。


歩き始めからほぼすぐに雪はありましたが踏み均された古い雪なのでスノーシューは必要ありません。


しばらくは林道を歩きます。ル・プレ峠(1703m)へと続く道路で冬は閉鎖されています。もちろんこのまま道路を歩いて行っても峠まで行けますが大きくジグザクになっているのでその分距離が長くなります。夏山コースでも山スキーコースでもこれらをショートカットするように登ることになるのですが、おしゃべりに夢中になり過ぎて道路を離れる地点を見逃して行き過ぎてしまいました💦


少し戻って・・・あったあった、ここだ~
左手のトレースが既にいっぱいある斜面を登り始めます。


かなり急な斜面をひたすら登り続けます。
スキーのトレースがたくさん見えています。


道の形が見えますよね。峠道路と再び交わりました。地形的に一段落して平たい感じになってきました。峠はもうすぐっぽいです。


順番としてはわたし→Aちゃん→Pちゃんで歩いてたんですが、☝この上の写真・・・あれ、Pちゃんいつの間にAちゃん追い抜かしたんだっけ?と今フト考えてみました。そうだ、携帯のカメラしかないPちゃんが結構いいカメラ持ってきたAちゃんに「あっこれ撮っといて」「あっちも撮っといて」と色々注文してたんでした。で、自分はその間にさり気に進んでいるという( ̄▽ ̄;)


だいぶ緩やかになってきた斜面をそのまま歩き続けると・・・あっ、目の前になんか見えてきました。もしや・・・


モン・ブランのようです(≧∇≦)


モン・ブランに大喜びのふたり。


ル・プレ峠(1703m)に到着。駐車場から約320mほど登りました。


わたし達が向かうのは真ん中に書かれている「Roche Parstire ロッシュ・パルスチール」夏のコースタイムで1時間15分だそうです。標高2109m、ハイキングサイトによるとスノーシューやスキーでも夏のコースを大体そのまま歩くことになるようです。


峠やこの地方の歴史や近辺の山の地図があるので見入ってるふたり。


峠にあるシャレー。夏はお土産屋さんにでもなるのでしょうか。


モン・ブランをこんなに大きく見たのは久しぶりです。ボーフォータン山塊の北部からは特に近くて大きく見えるのでした。雲一つなくて素晴らしい(*‘∀‘)


小さな森があります。中を歩いてもぐるりと避けて歩いてもどちらでも行けるようです。森の中を歩くことにしました。


上りが続いて汗ばんできました。みんな上着を脱ぎます。


森と森の間の視界の開けたところでふたたびモン・ブランを激写するPちゃん。


モン・ブランが姿を現したところからやたらとハイになり始めたPちゃん・・・先頭きって既に歩き始めています。


Aちゃんは立ち止まり遠くの山々を眺めています。


ボーフォータンの山々。右側に飛びていているのはボーフォータンのシンボルのひとつ、ピエール・マンタ。絶壁なのでクライミングでしか登れません。


Aちゃんが8月にわたしの同僚S君(ふたりは古くからの友人。AちゃんとはS君経由で親しくなりました)とボーフォータンで日帰りハイキングした際、道を間違えてとんでもないロングコースになってしまい、夜ヘトヘトになって駐車場に戻ったそう・・・そのアドベンチャー体験を説明してくれています。「あそこからあー行くはずが間違えて、こー行っちゃって・・」


その一握りの木々の間を抜けると目的地の山頂ロッシュ・パルスチーユ(という名前がまた分からなくなって今また調べた💦)がすぐです。



後半に続きます。

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