フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

去年の同じ週のハイキング

一昨日はスキャンの予定があったので近所の病院に行ってきました。先月、外科医に「うちではよそでややこしい手術を受けた患者は診られない」と断られた病院ですが、スキャンは別の階なので・・・


ブログ友チロルさんの言うところの高性能ボウガンで狙いを定めている最中。
狙われているのは軍隊病院(普通の患者でも行けます)の看護師。


待合室。
女の子らしく(≧∇≦)ピンクのバレエシューズを履いてきました。右足だけですけど。前回ここに来た時には右脚にもギブスが付いてたことを思うと大変な進化です。
軍隊関係の雑誌に混ざって女性誌が1冊。不自然なことこの上ありません。


足だけのスキャンなんて初めてです。右足と左足と別々に撮ってもらいました。
この結果を持って今朝、郊外の別の病院に行ってきたのですが、ここでも前回軍隊病院で言われたのと同じように「あなたのような重大な怪我の手術の続きを診ることはできません。手術をした病院で診てもらってください」と言われました(電話で説明してたのに…)_| ̄|○ 手術をしてもらった病院の予約は今月末。できればうちから遠くない病院で続きを診てくれるとことを探したかったのですが、無理なようでもう諦めて大人しく月末を待ちます。


左足のスキャンの結果も思わしくなく、良くなってる骨もあるものの主な骨折である腓骨と脛骨は両方ズレが大きく(脛骨で最大7ミリ)、ちゃんとくっついていないようです。このままもっと待つのか、一度バラしてまた1からやり直しなのか分かりませんが、自分でどうにかできることではないので2週間後の診察を待つしかありません。


骨同士がズレてるため治るのに時間がかかっているらしいことは以前のレントゲンでも分かっていましたが、今回のスキャンでもっと詳しく書かれていて打ちのめされてしまいました。治るのに一体どれだけの時間がかかるのか、そもそも治るのか?考えすぎて昨日は夜なかなか寝付けませんでした。


さて、気分転換にお山の話です。


アップする機会がなかったちょうど1年前のハイキング。ボージュ山塊で初夏のお花にいっぱい出会いました。モン・ぺクロ(2197m)とそのすぐ隣のモン・ダルムナ(2158m)を周回で回るコースで高低差は1500mです。


この日の出発地点は標高865mの駐車場で、歩き始めは6時10分。早っ!


この日の1週間前には雪の多く残った南仏の山に次男と遠征、翌週にも残雪の多そうなところに1泊しに行く予定だったので(下の写真参照)、この日は雪のない標高低めの夏山をひとりでガッツリ歩きたいと思ったのです。子供たちと行くときはなるべく高低差が1000mを越えないようにしています。


上がこの日の1週間前(6月3日)、下がこの日の1週間後(6月16日)。標高の高いところではまだまだ冬景色でした。


初めは舗装道路を歩きます。


じきに普通の山道になりました。ボージュ山塊の中心的な川であるシェラン川が流れています。


可愛らしいチャペルがあります。右のマリア像の下は水が出ていて、ありがたい水なのか以前通りがかった時、汲んでいる人を見かけました。


川から離れ、しばらく森の中を歩きます。さりげに傾斜の結構ある山道です。


少し開けたところに出ましたが、まだこの先少し森に入るようです。標高の低い駐車場から出ると半分くらいの標高は森の中ということも多いです。


放牧をしている土地なので、家畜が遠くに行き過ぎないように囲い(人は通れる)があります。


建物の廃墟が何軒かあるエリアに着きました。ここにはかつて小さな集落があり、第2次世界大戦中にドイツ軍に空爆されたそうです。


もうしばらくするとかわいい水場が。


森の中で出会ったお花たち。上から時計回りにマルグリット・デ・ザルプ。ゼラニウム・デ・ボア、カンパニュール(桔梗)、タマシャジンの仲間。


前方が明るくなってきました。もう一度森から出るようです。


振り返って。


放牧の牛さん達が寝そべっています。サヴォア地方の伝統品種、タリーヌ(タランテーズ)とアボンダンスです。この辺りでは伝統的にトム・デ・ボージュというチーズが作られています。


スカビウーズ


辺り一帯お花畑です😻


テントがありました。若い男女が出てきたので挨拶だけしました。彼らとは後にハイキングコース上で再会しました。


お付き合いくださりありがとうございます。
次回に続きます。

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