フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

再手術が決まりました

3月下旬にハイキング中の怪我で骨折した両足首のうち、右足首は治ったものの複雑骨折で2本折れた左足首の治癒が長引いています。何度か書いてますが、折れた腓骨と脛骨の両方の骨がずれてしまっているのです。


リヨン市内にたくさん病院はあるけれど、重い手術であったため引き継いで診てくれるところが見付かりません。近所の病院で週初めに撮ったCTを持って手術を受けたグルノーブルの病院へと診察に舞い戻りました。


こういう医療タクシーに乗せてもらってやってきました。国民保険で65%、勤務先で入っている任意保険で残りがカバーされます。


お山の麓の病院だけあってエレベーターの壁はハイキング地図。懐かしい・・・


診察は入院していたのと同じ階です。看護師さん、介護士さんに見知った顔ぶれも(^-^;


まずは看護師の方に持参した抗凝固剤の注射を打ってもらいました。今朝は通いの看護師さんに来てもらえなかったからです。


間もなくわたしが手術をしてもらったお医者さんがやってきました。CTの結果を見て「全然くっついてないねー。再手術しかありませんね」


やっぱりなー。わたしもかなり前からそうなることを予想してました。ずれていることに気が付いたのは、4月下旬に固定器具の刺さっている皮膚が化膿して地元の救急に行った際に撮ったレントゲンを見た時です。しかし、お医者さん側はこのまま案外くっついちゃうかもしれないという望みを持っていたらしく、随分と待たされたのですが、やっぱあかんか・・・と今回やっと決断してくれました。1か月半前に来た時に言って欲しかった😓というのが本心ですが、仕方ありません。でも状況が前進してとりあえずホッとしました。


CTは2日前に撮ったばかりでしたが、レントゲンは新しいものがなかったので地階のレントゲン室に回されました。この間、ずっと介護タクシーの乗務員ふたりが付き添ってくれています。リヨン市内の病院なら、受付のところで帰ってしまい診察が終わると電話して迎えに来てもらうのですが、リヨンからここの病院は1時間半かかるので同じ車が往復するため、その間ずっと付き添ってくれているわけです。


グルノーブルはいくつもの山塊に囲まれているだけあって、この病棟も「ベルドンヌ棟」と山塊名が名付けられています。壁にはその最高峰、グラン・ピック・ド・ベルドンヌなどの山岳写真があちこちに。


帰りの介護タクシーの窓から、時々ハイキングに行くヴェルコール山塊の山並みを眺めていました。気温が高く遠景は霞んでいて大好きなベルドンヌ山塊はほとんど見えませんでした。
肝心の手術の日ですが、来週電話で連絡してくるそうです。いずれにしても、来月日本に2週間里帰りの予定だったのに行けなくなってしまいました(T_T) とても残念ですが、今回は子供たちふたりで行ってきてもらいます。



さて、気分を変えるために今日も大好きなお山の写真をいくつか載せたいと思います。
前から集めてみたかった「雲海」をテーマにします。そうそう毎回出会えるわけではないので見るとやたら幸せになるお山の景色のひとつです😊 結構たくさんあるので、何回かに分けます。


ベルドンヌ山塊、2018年5月
雪融けの湖を見にスノーシューハイキング。これは森を抜ける少し前です。雲海に神々しく浮かぶのはシャルトルーズ山塊。10分も続かない朝の特別な光にうっとり(*´ω`*)


エクラン国立公園、2017年8月
オワザン地方で日帰りハイキング。雲の中からのスタートでした。前夜一睡もせずに往復5時間以上運転、歩くの以上に行き帰りの道のりがきつかったです💧


デヴォリュイ山塊、2016年9月
ハイキング中ではなく、駐車場に到着する寸前に見た雲海。歩き始めた頃にはほとんど消えてしまいました。雲海は朝早い時間帯の方が見られる可能性が高いので、駐車場から近い低い辺りでは見られても頂上に着くころには残念ながらもう残っていないということが多いです。


ボージュ山塊、2018年11月
雲海はその境界線にいると単にガスっているのと紙一重(・_・;)
あと100mほど標高が上がるときれいな雲海になるんだろうけど、残念ながら頂上までこんな感じ‥それどころかガスの位置が上がってきて完全に中に入ってしまいました。


チラ見せしてくれたモン・ブラン。



「雲海」シリーズ、まだまだ続きます(^^♪
お付き合いくださってありがとうございます。

×

非ログインユーザーとして返信する