フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

退院

手術から2日が経ちました。経過が良ければ今日の午後に退院と言われています。


午前中に外科医やインターン、看護師、理学療法士のグループが回ってきます。腫れもなく痛みも引いてきているので退院GOサインが出ました(*^^)v


包帯を外しに看護師さんがやって来ました。

なんでか、ベテランっぽい年配の女性看護師さんがふたりも。贅沢ですなぁ(*´ω`)
「こんなに嵩高く包帯巻いてた割には大したことない傷だわねぇ」「いるのよねー、包帯の使用量に寛大な同僚」「過剰包装もいいとこよ」言いたい放題です(◎_◎;)


絆創膏だけになりました。簡易包装にご協力ありがとうございます、ですね(^^;)


少しして、理学療法士の方が満面の笑みで戻ってきました。東ヨーロッパ系のアクセントのあるひょうきんな方です。
「いいものを持ってきたんだよ」

「僕からのプレゼントっていうよりか、あなたの保険から支払われているんだけどね♪」
外科医から処方箋が出ていたのを既に病院で取り寄せてくれたのでした。
ぬぬっΣ(´∀`;) そういうのは既にうちにひとつあります。右足のリハビリに使ったのでした。そして、うちにあるやつよりも厚底です💦


半端ないデカさです。


格好つけて足組んでみたところで何も変わりません。
ううう・・こんなにデカいものがうちに2個も(;´Д`)
いいです、これをつけてリハビリに励みましょう。


いつも頼んでいる介護タクシーの会社が「退院するときはうちに電話して」と言っていたので今朝電話し、病院側には自分で手配するから大丈夫ですと断っておきました。
何度も頼んでいるので気心が知れているし、とても感じの良い人たちで時間にもきっちりしています。夕方、無事に自宅に帰りました。


残すところ3日間となったツール・ド・フランス。アルプス越えのクライマックスです。


今日の日程のハイライトはヨーロッパで一番標高の高い峠道路、イズラン峠(2770m)。
こんなところです👇

昨年6月、峠道路が開通して数日後に通った時。


今日は大波乱の1日でした。マイヨ・ジョーヌが期待されていたフランス人のチボー・ピノ選手の棄権、そしてレース終盤には目を疑う場面が・・・


夕方から雨の予報は出ていたのですが、大量の雹が峠道路の先にある町ヴァル・ディゼール周辺に降り、短時間で雪のように積もったのです。選手たちが間もなく通過する予定の地点です。除雪車が出動しています。


除雪車も少ししか待機しておらず(それでもすぐに出てくるへんはすごいと思いました)とても間に合いません。大量の雨で土砂崩れが起こって道がふさがった地点もあり、万事休すです。大会運営側が前代未聞の「中止」を決めました。長いツール・ド・フランスの歴史で一時中止になったりしたことは何度かあり、状況が改善次第、または場所を少しずらして再開というパターンでしたが今回は被害地区が広すぎること、復旧に相当な時間がかかりそうだということ、そして滑ったりして選手が怪我をすることを懸念した結果の判断だったようです。


明日は少し場所を移動してボーフォータン山塊、タランテーズ地方というこれまたわたしがハイキングで時々行く地方がコースになっているので見逃せません(≧∇≦)
いや、TV観戦だけでなくリハビリもね・・・(^▽^;)


最後に今朝の病室からの景色。眼下を流れるのはツール・ド・フランスが中止になった地点のヴァル・ディゼールを流れているのと同じイゼール川です。


今日もお付き合いくださってどうもありがとうございました。

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