フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

次男とドライブ♡サヴォアの美味しいもの

大学生の長男は彼女の祖父母のおうちに招待されて1週間留守なので、16歳(高2)の次男とお出掛けしてきました。10日ほど前に左足の手術をしてから初めての外出です。


仮免中の次男の運転でドライブです。日帰りだというのにかなりの荷物💧


サヴォア県の有名な峠道路をハシゴする予定です。5時45分にうちを出ます。高速の料金ゲートでちょうど空がきれいな時間帯になりました。


先月、ガリビエ峠道路へドライブに行ったときに道路から少し外れたデコボコのところに進んだ時に車の下のプラスチックの部品が外れて、適当に引っ掛けておいたんですがまた外れて地面を引きずっています。哀れ、デミオ(ToT)


ゲートすぐのパーキングで次男に見に行ってもらいます。「紐があれば固定できる。短いのでいいんだけど」と言うので「靴ひも!?携帯のチャージャー!?(どっちも必要😅)」と悩んだ末、髪の毛用ゴムがかなりしっかりしてることに気付き、これでくくりつけて一件落着(≧∇≦)外から見える部分じゃないので問題なしです💖


高速道路を1時間半ほど走った地点でトイレ&おやつ休憩。こちら方面に行くときによく立ち寄るSAです。マドレーヌにかぶりつく運転手。


まだ抜糸はしていないものの、固定器具がなくて見た目は軽やかになりました。
背景はボージュ山塊。


アルベールヴィル以降は国道となりますが、町を完全に迂回して作られた道路で110キロで走れる区間も多く高速並みに便利です。この先にある峠道路の情報の看板が時々見られます。今日行くのは左の「プチ・サン・ベルナール峠」と真ん中の「イズラン峠」です。


その便利な国道90号線の終点、ブール・サン・モーリスの町。ここに一つ目かつ本日最大の⁈目的地があります。
ボーフォールチーズの農協です✨もともとかなり立派な建物だったんですが、昨年夏から今年の冬にかけて工事が行われさらにデラックスになりました。


ボーフォールチーズの生産地区はサヴォア県の山間部、ほんの一部オート・サヴォア県とかなり広く、農協が各エリアごとにあります。ハイキングの帰りなどに散々色んなところを試した結果、安定しておいしいのがここブール・サン・モーリスの農協だという結論(わたし調べ)に落ち着いています。


改装後初めてでドキドキ。山の地方らしく、シャレーっぽい内装で広々としています。
お客さんはここ(右側)から入って籠を手に取って進み、真ん中と奥に積まれているものは勝手に籠に取り、カウンター内のものは店員さんに頼んで出してもらう&切ってもらい、手前左のレジに進むというシステムです。冬はスキー客、夏は観光客、ハイキング客、サイクリストさんたちに大人気のエリアなのでお客さんの流れを潤滑にするように上手く考えられています。


主役はボーフォールチーズですが、他のチーズ、ワインやジェネピ(同名の高山植物を漬け込んだ強いお酒)、ジャム、お菓子、サラミなどお土産になりそうなものでいっぱいです。


わたしのお目当てはまずボーフォールチーズです。牛さん達が生の草のみ食べている夏のものの方が一般的においしくて値段も少し高い目なのですが、時期によっては冬のものの方が熟成期間が長くなっていて味が濃いこともあります。今回もそうだったので冬のものばかり3キロほど4つの包みに分けて切ってもらいました。


他に今日の午後向かう予定のモリエンヌ地方のブルーチーズ、サラミ3種類、バター、ワイン4本と3本セットの地ビールを購入。
わたしがここの農協のオリジナルクーラーバックを出してきたので嬉しそうに「あら、いいもの持ってるわね♬」とそちらにチーズやバターを移す店員さん。


ブール・サン・モーリスの隣町、セーズへと県道を進みます。
もう少し先にあるヴァル・ディゼールの町の有名パティスリー「パトリック・シュヴァロ」の支店があるとのことなので、ぜひ寄ってみたいと思ってます。本店は県道から外れた街中だし、今の時期バカンス客で激混みだと見て穴場的?な支店に狙いを定めたのです。


ここ・・みたいだけど「パン屋」としか書いていません。店名もなければパティスリーとも書いていない(・・;)もしかして持ち主変わってしまったとか??


中に入ってみます。おいしそうなパンがいっぱい。ピクニックのパンはここで調達で決まりです。


お菓子も片田舎(スンマセン💦)のパン屋にしては洗練されたものが並んでいます。値段も4ユーロ前後と町中価格。あ、パトリック・シュヴァロの名前が入った商品(マンゴー味チーズケーキ)がありました(´▽`) ホッ よかった、来たかったお店でした。


山間部のお店だけありスペシャリティーのひとつはブルーベリーのタルトらしく、端正な佇まいです。


軽食系、サンドイッチ類(右下)も結構あります。ケーキやタルト類もおいしそうだけど移動にはあまり向いていません。パン2種類と菓子パンなどを買いました。


このおいしそうな塩キャラメルナッツタルト…これだったら持って帰れそうだったのに次から次へとお客さんが入ってきて何となく買いそびれてしまいました。写真を見ては後悔(;´・ω・)次回は絶対に買います!


店内にはトイレもあったのでコーヒー休憩することに。


店内の石窯でパンを焼きます。


カヌレとブリオッシュを次男と半分こしました。
リヨン名物でもあるブリオッシュ・プラリーヌはサヴォア地方の名物でもあり、こちらはブリオッシュ・サン・ジュニと呼ばれています。サン・ジュニはサヴォア県の町の名前。
アーモンドの割合の多いプラリーヌを使用しており、ブリオッシュ生地もとってもおいしかったです✨


有名なMOF(フランス最優秀職人)パティシエのお店なのに、お菓子屋さんではなくパン屋さんだったことが意外でした。お客さんは地元の方も多いようです。バカンス客の多い夏、スキー客の多い冬を除けば恐らく地元のお客さんがほとんどと思われます。それを考えるとパンを中心にした方が確実に客数をキープできるからでしょう。実際に、パンを買いに来た地元の人っぽい方の中にはそれプラスお菓子を買う人も多かったです。


さて、チーズ、パンとおやつを買ったあとは昼食のメインになるお肉ですヽ(^。^)ノ
これも前夜、調べてありました。パトリック・シュヴァロの隣はお肉屋さん&豚肉加工品屋さんです(^^♪


お肉は奥の方の入り口です。でも店内で繋がってありました。


店内は清潔でお肉はとってもきれい(≧∇≦) BBQの季節だということで、串に色々刺したものも準備されており、どれもとっても丁寧で見惚れてしまいました。
わたしたちはオングレ(サガリ)を小さめに2枚切ってもらい、お店で作っている地元名物のソーセージを3種類、2本ずつ買いました。サヴォアの地ビールを冷蔵庫に色々置いてあったのでお気に入りの「ガリビエ・アルピーヌ」を昼食用に1本(*^▽^*)



色々買い込んだところで、今回はここでおしまいです。次回に続きます♪
お読みくださってありがとうございました。

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