フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

標高2802mの道路から日の出

仮免中の高校生の次男に運転させての南仏ドライブ旅行3日目。1泊目はカイヨール峠道路沿いにある標高2266mの山小屋、2泊目はフランスで3番目に標高が高いボネット峠道路(2715m)途中の最終集落にある民宿に泊まりました。


前日は峠まで車で2分ほどだったので次男とカイヨール峠まで日の出を見に行きましたが、ここの民宿は標高1900mほど。峠まで結構あるのでそのつもりはなく朝はゆっくりしようと思っていたのですが、次男が夜に「ねえ、母ちゃんは明日の朝、峠から日の出を見たい?」と聞いてきます。えっ、なるほど。その手もあったか…峠まで車で20分ちょっとです。無理な距離ではありません。


峠まで遠い分、前日よりも早い目の5時40分に目覚ましを合わせ、6時前に民宿を出ました・・といっても、もちろん朝ご飯に戻ってきます(^▽^;)


バックミラーに映る景色。あれ~っ、もう明るくなり始めてる!急げ!!と急かしますが、気温がかなり低く、エンジンが冷えていて峠道路の上り坂は車が可哀そう、と次男はゆっくり走らせます(;'∀')


窓からの景色も刻々と変わっていきます。
ボネット峠は2715mで国内3位の標高の峠道路なのですが、その少し先の小高い丘まで道路は続いており、その地点が2802mでヨーロッパで一番標高の高い舗装道路ということになっています。せっかくなのでそちらまで進みます。


イタリア人バイカーさんがひとり、写真を撮っておられました。「撮ってやるよ」とこちらにやって来ました。
ボネット峠道路には去年も一昨年も6月初めの開通直後に来ているのですが、この2802mの位置までは除雪がされていなかったのでここに来るのは実は初めてです。


ボネット峠まで下りて。最寄りの大きな町でアルプ・マリチウム県の県庁所在地であるニースが行先として書かれています。そして反対側には峠道路が始まるジョジエの町が行先として書かれているのですが、不思議なことにフランス3番目の標高を誇るこの峠には峠の名前の入った看板が見当たりません。どうしてなのか腑に落ちない気分です。


持参の一眼レフでパシャパシャ写真を撮るドライバー兼カメラマン。


この子(と次男)のおかげで自分の足で登らなくても綺麗な景色を堪能することが出来ています✨次男撮影。


もう、うちの子LOVE過ぎて写真撮りまくりです(^▽^;) 同じく次男撮影。


少し下りたところにもちょっとした峠のような地形になった場所があり、駐車スペースがあります。ここからの景色もボネット峠からとはちょっと違ってまた素敵なのです。


そういうことで、ここでも1枚。次男曰く車がきれいに見える最高の光だったそう・・・ポルシェとかフェラーリとか通りがからなくて残念です😅


知らない間に次男が撮ってくれていた1枚。あれ?杖がない??これぞというときには杖なしでも歩けちゃってたんでしょうか( ̄▽ ̄;)記憶にないんですけど💦


空がどんどん明るくなり普通の色彩に近づきつつあるのでゆっくりと民宿まで戻ることにしました。


太陽に照らされて赤っぽくなった山頂。


この辺りはボネット峠道路でも特に好きなエリアです😻2年前に来た時はこの左側の辺りでハイキングをしました。


池っぽいものがありますが、猛暑の時期が多かったせいか干からびています(;´・ω・)


民宿のある集落が眼下に見えてきました。
景色も光の具合も飛び切り奇麗なので、上りと同じくらいに時間をかけて下りてきました。幸い通行車両はほとんどゼロで誰に迷惑をかけることもありませんでした♪


ブジエヤス集落に戻ってきました。絵になる2CV が停まっています。なんとこの右の坂道を上がったところにももう1台2CVがありました。10軒も建物がない集落に2CV率高過ぎですΣ(゚Д゚)
時間は7時。朝食は11人グループの希望に合わせて7時15分ということになっています。



次回に続きます。
お付き合いくださってありがとうございました。

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