フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

テント泊したい!!

夏休み最後の週末、子供たちと1泊でお出かけしようと計画しました。
行き先はもちろんお山ですが(^^;)民宿や山小屋泊ではありませんよ~!


(アパートの地下ガレージに下りるエレベーターの中)
この荷物・・・まさか??


5、6月の「お山の景色を眺めてピクニックをする日帰りドライブ」から先月は「お山地方にある山小屋や民宿に泊まるドライブ旅行」へとステップアップしました。
それからというもの、「お山で地べたで寝る」テント泊がしたくてたまらなくなってきているのです・・・


最近リハビリの成果で足首に柔軟性が戻ってきて、しゃがんだり立ち上がったりがあまり苦痛ではなくなってきたので、テント泊を試みたいと思いますヽ(^o^)丿
だって・・しゃがめなかったらテントに出入りできません!


夏休み中、やたらと留守でほとんどうちにいなかった印象の長男も久しぶりの参加です。運転手はもちろん仮免ドライバー次男。


テント泊といっても、まだ普通には歩けないので標高の高いところまで車で行って、ほとんど歩かなくてもいいところでテントを張るつもりをしています。ここ2週間ほど、今まで行ったことのある場所でテントを張るのに良さそうなところを思い出してはシミュレーションしてみたりしていました。


例えば1か月前に次男と日帰りで行ったイズラン峠道路は最高2770mまで自家用車で行くことが出来ますが、多くの部分はヴァノワーズ国立公園の境界線が道路からすぐなため、規則では山小屋からすぐの場所でしかテントを設営することは出来ません。


よく利用するサービスエリアで休憩です。
初めは南方面に行こうと考えていましたが、曇り~雨という予報。比較的よい予報が出ていた近場のグランドン峠道路に行くことにしました。南の方が天気が良いことが多いのですが、逆のこともあります。


なのに、出発してから目的地方面の天気予報を見ると夕方から真夜中にかけて雨・雷の予報が出されているではありませんか💦 
別に予約している訳でもないので、行き先を今から変更することはできるのですが、雨・雷の予報は全てのお山方面にくまなく出ています_| ̄|○
どうしよう・・・


作戦会議を兼ねておやつタイムです。こないだ作り過ぎたブラウニーが登場(^▽^;)
こちら方面にある、駐車場からほとんど歩かないで行ける避難小屋なんかも必死で思い出してみました。でも週末だし、誰か他にいる可能性もあります。


結局、「夕立や雷の予報は当たらないことも多いし、ハイキングするわけではなく車から遠くには離れないのだから、急に雨が降ったり雷が鳴りだしてもすぐに車に戻れる。とりあえず目的地まで行ってみよう」という結論に落ち着きました。


暑すぎて上半身裸のうちの子たち( ̄▽ ̄;)
お山地方の入り口であるここら辺ではお天気が良く、とっても暑かったんですけどね…


決してハイキングするわけじゃないんですけど、それっぽい格好です(^^;)
左ふくらはぎの黒いのは理学療法士の兄さんが貼ってくれたキネシオテープとかKテープとか呼ばれるやつです。
最近は杖なしでもびっこを引くような形ですが何とか歩けるようになりました。でももちろん、杖は車に積んでいます。


背後は青空なのですが、目の前はこれ😓何とも微妙な曇り空です・・・


トリノ方面行きの高速43号線をラ・シャンブル(「寝室」という不思議な名前の町😅)で下ります。こちら方面に来た時によく立ち寄る安いガソリンスタンドより。


小さな村をひとつ抜けると間もなく山道に入ります。
グランドン峠、およびその少し先にあるラ・クロワ・ド・フェール峠道路の開通を知らせるお馴染みの看板。


峠道路の初めの辺りには少し葡萄畑があります。


峠道路上にある可愛らしい村、サン・コロンバン。


この村を通り抜けた後は時々シャレーは見られるものの、集落らしいものはもうありません。


峠道路にお約束のサイクリストさんに何人もすれ違いました。
この峠道路は森の部分が多いけれど、退屈な鬱蒼とした森の中のジグザグ道ではなくて、展望もあり開けた感じのある気持ちの良い道です。
しかし、怪しい雲が峠方面に:(;゙゚''ω゚''):


来た方面の反対側の谷の奥のお山の上にも雲が集まってきています。どこのお山でも夕方から夜中にかけて雨・雷という予報は正しいのかもしれません。
大きな雲がなければ、奥にはモン・ブランが見えるはずのビューポイントなのですが…


森林限界を越えて木がほぼなくなってきました。この峠道路、最後はとても急でツール・ド・フランスでもオー・カテゴリー(カテゴリー超級)に指定されています。
車でも急カーブで速度を落とした後は2速、4人5人と乗ってる場合は1速まで落とさないと登ることが出来ません💦


サイクリストさん用の道しるべには傾斜も示されています。頂上まで残り2キロ、高低差で残り200mほどの地点の傾斜は11度Σ(゚Д゚) 
サイクリストさん達、ほんとに根性あります・・・


まもなく峠に到着します。
羊が・・羊だらけです(@_@)
左側の斜面からすごい数の羊さんが下りてきています。
時おり、思いついたようにひょいと道路を横切るので徐行します。


歩行者のごとく道路の端を歩くかしこい羊さんたち。
可愛い(#^.^#)



後半に続きます♪
読んでくださってありがとうございました。

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