フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

不安定なお天気でも

しばらく、春真っ盛りというような暖かい日が続いていたフランスですが、最近は雨の多い不安定な気候になっています。


小高い丘の上にある小さな村、イズロンにて。
先週はかなり暖かかったので、夏の装いです。ただし上着は夏よりも多い目に持ってきています。下りとかはやっぱり寒いんですよね・・・
ちなみにこれは観光インフォメーションの窓です。そこまでの観光地というわけではないので(サイクリストさんは多いですが)、初夏から秋にかけてしか開いていません。
この村はパン屋さんやカフェ、きれいな公衆トイレもあり、水もチャージできる、このエリアでは数少ない村のひとつです。村は結構あってもお店のひとつもないところが大半なのです。日本と違ってコンビニや自動販売機はないので、寄る場所の予定をきちんと立てるか、自分で色々持って来ないとロングライドは出来ない土地です(;^_^A


ひとつ目の峠にて。1月に里帰りしたときにイオンで買った羊羹をおやつにしました。
標高の低い峠を3つ、多い時は5つ回るコースです。高低差的にはそこまででもないんですが、距離が案外長くて、しばらく短い(全体で40㎞ちょいくらい)コースしか行っていなかったので疲れてしまい、シーズン中にはまず立ち止まることのないひとつ目の峠で思わず休憩してしまいました😓


ふたつ目の峠へと向かう最中の見晴らしのよい道。
標高が低いので、山道も森の部分が長くてひとつ目とふたつ目の峠は森の中の視界のないところです(-_-;)


ふたつ目の峠から、一枚目に載せたイズロン村へと続く道。とっても気持ちのよい辺りです。


3つ目の峠はイズロン村から15分ほど登った地点にあり、この日のコースでは一番標高の高い地点になります。


道路脇にあちこち咲いていたプリムラに癒されました。


週末には友人夫婦をご飯に招待しました。


マルシェで馴染みの生産者さんから買う野菜たち。
色とりどりのニンジン、甘みの強い黄色いカブ、ジャガイモ、ビーツです。


これらの野菜を茹でたもの、ゆで卵にコラン(鱈の仲間)の蒸し焼き、パスタ、それに手作りマヨネーズを添えた、アイオリっぽい料理を出しました。旦那さんが「昔、亡き母がよくアイオリを作ってくれたのを思い出す」と言ってくれてほろりとしました。


丸いのは同じマルシェで農家から直接買う山羊乳チーズです。


またまた作ってしまったクランブルが奥に。
真ん中は友人夫妻が買って来てくれたブレス風タルト。
香り高いガリゲット種の苺も彼らからの手土産です。


まずはクランブル&バニラアイスクリームを頂いて、そのあとタルトとイチゴを頂きました。ブリオッシュ生地を伸ばして、ブレス地方特産の生クリームをたっぷり塗り、お砂糖をこれまたどっさりとかけて焼いたもので、シンプルなおいしさで我が家の3人は全員大好物なので、「お土産何がいい?」と聞かれてリクエストしちゃったのでした(;^_^A


お読みいただきありがとうございました。

自転車、再開しています

スキーハイキングの話を書くことが多いですが、今月半ばから意識的に自転車に出来るだけ乗るようにしています。スキーはスキーで体鍛えられてるとは思うんですけど、どうしても自転車とは使う筋肉が違うみたいで、自転車に乗っていないとものすごい勢いで脚力と持久力が落ちてきて、大変なんです・・・人にもよるんでしょうが、わたしはほんとに信じられない勢いで弱くなっていきいます😭
少しずつでも乗っていかないと、もっと暖かくなってアルプスの峠道が開通し始めた時に全然登れなくて悔しい思いをします・・・


先週は帰省中の長男とも一度乗りました。これは長男が撮ってくれたもの。
わたしは冬の格好だったんですが、長男は半袖、半サイクリングパンツでした。
この場所から10分間ほど下る山道が寒かった以外は、全然大丈夫だだったと長男。


それでも、冷え性で寒がりなわたし。その翌日、分厚いサイクルパンツはやめといたけど、夏用パンツの下にスポーツ用タイツを履いて出かけたら、登ってる途中にサウナ状態😓
人気のない道端(はい、道端です、トイレとかなくて💦ほぼ山道なので人も車もあまり来ない)で脱皮😂
タイツは、だいぶ前に落車した時に破れたのを縫って使っていたので縫い目が邪魔だったので、いっそのこと、周辺のゴミ箱に捨てて帰りました😂😂


懲りたので、その次に乗った時は最初から夏仕様で出掛けました。長袖シャツとウインドーブレーカーは持って行きました。


先週は遠くの町に住む友人が研修で近くまで来ていたので、晩ご飯に一度招待しました。


砂肝コンフィのサラダとブゥイイー(ボージョレワイン)。


最近かなりヘビロテで作っているりんごのクランブル。
アイスクリームは冷凍食品専門メーカー、ピカールのものです。パティシエの友人曰く、一般的なメーカーのなかでは一番おいしいんだということで、鵜吞みにしてこればかり買っています(;^_^A


友人が持ってきてくれたのは、ポール・ボキューズ市場(屋内市場)にあるパン屋さんのチョコレート入りブリオッシュとパンでした。パンは食事中に頂きましたが(うちに冷凍しかなかったので、リクエストした😅)ブリオッシュはおなかいっぱいで食べられなかったので、翌日の朝ご飯に頂きました。チョコレートチップ多い目で、最初は嬉しかったんですけど、チョコレートの味しかせす、ブリオッシュの味を楽しむことができなかったです(;^_^A もう少し普通の量の方がいいな、と後から思いました。


この日は長男はいなくて、うちには次男のみでしたが、友人とは初対面だったもののとても話が弾んで楽しい夜になりました。


お読みいただきありがとうございました。

長男カップルとハイキング

先日書いたばかりのディプロマ授与式の話に登場した長男と彼女Mちゃんは高校時代から付き合っていて、以前は一緒に泊りがけでハイキングに行ったこともありました。
先週、ふたりからのリクエストで、久しぶりに3人で山歩きをしようということになりました。


お天気が良く暖かい日が1週間以上続いていて、標高の低い辺りの雪は融けてきています。中途半端に雪のあるところに行くと、途中までスノーシューを担いで歩くことになるので、雪が確実にある標高の高いスキー場の近くから出発してずっとスノーシューで歩くか、いっそのこと雪の全然ない低い場所、つまり森の中を中心に歩くか・・・迷った末に前者のパターンで調べた結果、良さげなコースを見付けました。
これ👇

グルノーブルからすぐ近くのスキー場、シャンルースの駐車場を出発。ゲレンデの近くの斜面からリフトのてっぺんまで登るというコースです。シャンルースには主にふたつの中心地があり、これは標高1750mの高い方から出発するので、まあ雪はあるだろうと楽観していました。


グルノーブルの手前の町で長男カップルと待ち合わせました。
デミたん(手前)と長男のプジョーは同じ色😊
スノーシューやら色々積んでいたデミたんに乗り込んでもらいます。
ケチって高速道路に乗らずに県道を走ってたら、トラクターやらトラックやらでプチ渋滞が何度もあり結構時間がかかってしまいました。


目的地のスキー場に到着して、呆然・・・
ゲレンデに辛うじて雪があるだけで、その周辺は初夏のような景色。リフトで登ってゲレンデを下りるだけなら問題はなさそうなんですが、雪のないスキー場なんてハイキングしたいような風光明媚な景色ではありません。
行き先を決めたのが前夜だったので、スキー場のHPのウェブカメラの画像も暗くて雪の具合がよく分からなかったんですよね(日中の写真も載せておいて欲しかった😓)。


ちょっと迷った結果、いっそのこと徒歩でのハイキングに変更することにして、標高のもっと低い駐車場に’車で移動しました。


標高約1400mの地点の駐車場から歩き始めることにしました。
ここならゲレンデを避けてハイキングをすることができます。実はここ、昨冬にベテラン山スキーヤーのGさん(77歳)とスキーハイキングをしに来た場所なんです。その時はすごい積雪だったのですが、確か湖をふたつ経由したのでした。もしかしたら、低い方の湖は氷が融けてるかもしれない・・・と淡い期待を持ちつつ歩き始めました。


歩き始めて10分くらいで少し雪が出てきました。
ふたりはそこそこしっかりした山靴(Mちゃんにはわたしのを貸してる)ですが、わたしは・・・


これですΣ(´∀`;)
あんまり雪深くなってくるとキツそうです・・・普通のハイキングになるとは思ってもいなかったんです、まさか標高1750mに雪がないなんて(T_T)


小川に沿った登山道を登っていきます。すぐ右手はゲレンデになっていて、この辺りは雪があるときでも地形がゴチャゴチャしていて登りにくいので、Gさんと来た時はゲレンデの端っこをしばらく登り、木がまばらになってきた辺りから森に入ったのでした。


かなり急なところや、木の根が出ていたり、倒木があったりで思いのほか大変でした。
Mちゃんは本格的なハイキングはとても久しぶりだということでしたが、スピードは速くないものの、ちゃんと登ってきています👏👏


雪のないところを1時間くらい登った後は、かなり雪の残った斜面になってきました。


ひとつ目の湖に到着しました。残念ながら全然融けてなかったです(;^_^A
でもうっすらと水色が見えているのがお分かりでしょうか。来月くらいには雪融けの綺麗な色が見られることでしょう。
ふたつ目の湖は正面の斜面を登ったところにありますが、結構な急斜面で、気温が高くなってきて雪が柔らかくなり歩きにくくなっているため、どうやら諦めた方が良さそうです。


ふたりが湖の辺りで写真を撮っている間に、座るのに良さそうな岩を探しました。
そんな風に見えないんですが、3人座れるくらい大きいんです。しかも上が平たく、地面にも平行で完璧です♩ただし、登るのがちょいと大変でした(^▽^;)


岩の上にどちゃーっと広げました。


バター味のポテチ。


前回の里帰りで買ってきたおいしいフリーズドライ食品たち。


高レベル過ぎて、唸ってしまいます。


これも日本からおいでなすったインスタントの「ほうじ茶きなこラテ」。
ほわっと甘くて香ばしくてお気に入りです。


ランチ後、出発してすぐのところで。
雪の上を歩くには全然適していない靴です・・・


Mちゃんが撮ってくれました。


気分よく歩いていたのにいきなり踏み抜いて、何と両足小川にはまってしまい、寒いことになりました😓


倒木で歩きにくかった地点💦


下の方にはフキノトウが出ていました。フランスでは食ベる人はいないようです。
途中からふたりよりも速足で下りて車まで戻って・・・


スキーを出してきて・・・


すぐ隣のゲレンデを20分間くらいだけ登って、ひと滑りしました( ̄▽ ̄;)


戻ってきたのと長男カップルが到着したのがほぼ同時でした。
思ってたのと違う内容のハイキングだったけど、久しぶりに長男カップルと一緒に歩くことができ、車の中での時間も併せていっぱい喋ることができたので、良かったです(*^^*)


お読みいただきありがとうございました。