山友・自転車友のCさんと4月上旬に出掛けた2泊3日テント泊自転車旅、一日目のお話です。途中でCさんの同僚Tさんちにお邪魔しました。Tさんが、近所にある山道に連れて行ってくれると言います。
Tさんちから10㎞ほど走った地点。
Tさんはマウンテンバイク愛好者で、ヘルメットもそれ用のものを着用していました。このロードバイクは、お父さまから最近譲り受けたんだそうです。始めて間もない、ということもあってか足元が💦ビンディングシューズでもなければ、運動靴でもない普通の町履きみたいな靴です😂
今から登る山道はとてもキツいそうなので、テント泊用の荷物は上の写真にある木の茂みに隠して登ることにしました。
川のように見えるのは、デュランス河の運河です。
運河を反対側に渡り、左下に写っている村を経由して右上の山頂に登るんだそう。
そんな風には見えないんですが、これが高低差で1100m近くもあるのです。距離は12㎞弱・・・というと、自転車乗りや、勘の良いひとには、かなりの勾配の山道であることが分かるかと思います。
ヒルクライム専門サイトで見ると👇
平均9,5%が11,5㎞😱
しかも、このグラフが始まる直前の2㎞ほどもなだらか(平均6,5%)ではあるけれど既に坂道です🤣
3㎞程登った地点の村にあったサイクリング用看板。
登りでは足つきしたくないので、下りで撮ったものです。
頂上の標高、現地点の標高、頂上までの距離、向こう1㎞の平均勾配が記されています。
県ごとに違い、これはオート・ザルプ県のもの。看板の形やデザインがお洒落だし色合いもいい感じ。何より、見やすいので気に入っています。
看板、こんな教会の前にありました。
さて、この山道、登り始める前は「足つきなしでは絶対に最後まで登れない」と思っていました。今まで登ったことのある、キツい勾配がそこそこ続く山道といえば、まず思い浮かぶのがグラノン峠です。2年前のツール・ド・フランスの山岳ステージのゴールにもなったので、自転車レースがお好きな方には記憶に新しいかもしれません。
これ👇
平均9,3%の山道が11,5㎞・・・
距離も平均勾配も今回の山道とかなり似ています。9,3%と9,5%なのでほとんど変わらないですけどね。ここには2度登っていて、前回は足つきなしで登りました。
しかし今考えると、グラノン峠の方が標高2400m台あり、空気の薄さのことを考えたら(個人的にはあまり感じないのですが、一般論では)、厳しいのかもしれません🤔
さて、今回の山道の話に戻ります。山頂の3~4㎞手前の地点に展望台のようになったところがあり、少し前を走っていたCさんとTさんがわたしを待っていてくれました。「休憩するか?」と聞かれたんですが、死にそうになりながらも足つきすることもなく、それなりにペースを掴んできていたので、一度下りてしまったらもう登れないかもしれない、と思い「いや、大丈夫」とそのまま漕ぎ続けました。
4月上旬だったので、1700m台ある頂上の少し手前には雪が。
道路上にも雪が残っており、無念の足つきとなりました。
ゴールまで距離で200~300mの地点、しかも最後はかなり平らな感じだったので、雪がなければ余裕で最後まで漕げていたと思います。
モン・コロンビ(モン・コロンビスかもしれない)、1734mに到着🥵
久々に本気で死にそうになりました。
Cさんはわたしよりも1~2分前に到着していましたが、Tさんよりもわたしの方が1分くらい先に着きました(≧∇≦)
Tさんはわたしよりも多分20歳くらい年下なので、嬉しい♩
それにしても、そんなに素敵な景色でもないね?アンテナもバンバン建ってるし。Tさんは「登って、後悔しない」と豪語していたのに・・・?と思ってたら「違う違う、もう少し進むんだよ」と。
じゃじゃーん、こちらにもっと良い展望台がありました✨
電動マウンテンバイクのグループの方たちに撮ってもらいました。
黒胡麻味の台湾製のお菓子でエネルギー補給。
続いて、チョコレートコーティングのポン菓子的なバー。
前にも書いたような気がしますが、チョコレートの味がまず過ぎて、食べるのが憂鬱になるお菓子でした。もう買いません・・・ちなみにミルクチョコレートバージョンを買ったCさんは「普通においしいけど?」と言っていましたが、わたしミルクチョコレート嫌いなんですよね😓
とても暑い時期だったんですが、薄手の長袖一枚でダウンヒルは寒そう、他の衣服は全部藪の中に隠した荷物の中です。そしたら服を余分に持ってきていたTさんが軽いダウンを貸してくださいましたm(__)m
雪融け後、間もなく出てくるクロッカスたち。
こんなに群生していました。
下り始め。まずは雪渓を自転車を押して進みます。
下りていく途中にちょっとした観光名所がありました。
ドモワゼル・コワフェ(髪を結ったお嬢さんたち)と呼ばれる地形で、突き出た岩に丸い岩が乗っかっているのを言います。
分かりにくいけど、下の方にいくつかあるのが見えるかと思います。
たくさんの「髪を結ったお嬢さん」達がいるので、この場所に「髪を結ったお嬢さん達のダンスホール」という名前が付いているのがほほえましく思いました。
飲み水がなくなりつつあったので、村の水場でチャージしています。
1日目夕方~夜編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。