フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

山スキーで久々の3000m級へ

もう1か月以上前のことになってしまいましたが、以前に夏山で2度、山スキーでも2度登っている3163mの頂上にチャレンジしたときのことです。


標高1600mのスキー場を出発しました。

片道約10㎞、高低差1600mという長いコースですが、特に難しいところや危険なところはないと言われています。


9万3000ヘクタールという広大なエクラン国立公園には150を超える3000m以上のお山があります。今から登る「ル・ヴュー・シャイヨール」は、エクラン中南部シャンプソー地方を代表するお山のひとつです。


前を歩くおじさまスキーヤーに追いついた・・・

と思ったら、何か様子が違います。なんと、スノボを引っ張りつつスノーシューで登っておられました( ̄▽ ̄;)

「どうしてスプリットボードをしないんですか?」と話しかけると「だってあれ、すごい高いんだよ!僕は60代になってスノボデビューしたんだけど、普通のスノボでも結構するんだよね。これは一番安いやつを買ったんだよ」と。

そ、そうだったのか・・・スノボ男子な友人Nさんはスプリットボードふたつ、スノーボード3つ持っているから、そんなに高いものだとは思っていませんでした😅

スキー場のオフピステのところとか、丘みたいなちょっとした斜面をスノボ引き摺って登るならあり得るけど、片道距離10㎞、高低差1600mあるお山にこのスタイルは驚きです💦



その後も何人かのスキーヤーさんを抜かしつつ、黙々と登り続けます。

立ち止まってお水を飲み、補給食のアーモンドとデーツをいただきました。


ようやく最終斜面に入りました。前を歩く人たちも、長い行程に疲れたのか、足取りが重たい感じです。そういうわたしも、暑さがこたえてきました。

前にここに登ったのは11月と12月で、こんなに日差しがきつくはありませんでした。


この右手らへんをほんの少し下りたとことに、今回は寄り道しなかったけれど素晴らしい避難小屋があります。夏山で来た時はいずれもそこに泊まりました。

写真を載せておきます。

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朝の一枚。

右上に見えているのが、今登っているお山です。

頂上はもう少し先で、これはニセ頂上だったと思います。

中はこうです。

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小屋内から正面の稜線から日の出を拝むことが出来ます。

家具のひとつもない、快適とはかけ離れた避難小屋ですが、この素晴らしい立地条件だけで全ては許される(1泊くらいなら)と言えるでしょう。また行きたいです・・・

さて、雪山のお話に戻ります。


わたしもバテバテで決して登るスピードは速くなかったと思ったんですが、皆さんもっとバテバテだったようで、前を歩いてた人全員抜かして頂上に到着しました😂


よく晴れた春の日曜日ということで、頂上には多くのスキーヤーさんがいました。


下山編に続きます。

お読みいただきありがとうございました。

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