フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

本望ではなかった山ふたつ登ってヘロヘロになって下山

1週間前の日曜日のハイキング記です。
目的地のロシャイユ(3022m)は途中がアクセス不可能と勘違いして代理案で隣の稜線上の2859mの地点にまず登り、2350mか2400mくらいまで下りてからロシャイユの中腹から様子を伺い、しんどそうだったので(もう今日は気力なし)反対側に稜線で繋がっている2851mの地点まで登ってきました。


山にハマって3年半くらいになりますが、「最も意味不明なハイキング」の上位に食い入ること間違いなしなドンくさい1日になりました(;´Д`)
意味不明なうえに累計高低差でも2000mくらいになったので、こちらでも上位に間違いありません。こんな意味なく登ったり下りたりした合計ではなく、ちゃんとしたコースを歩いて達成したい記録です(~_~;) 


中央やや右が本日の頂上・その1で、右上端が本日もともと目指してた頂上。


本日の頂上、その2が近付いてきました。地図上に標高は書いてあるものの(一応稜線で飛び出ている部分なので)、独立した山でも峠でもないから名前は付いておらず寂しいものだ。。と思っていたので、せめて大きなケルンがあったから嬉しかったです。


名無しの2851mの地点に到着(;´∀`)


何とちょっと南仏の山・デヴォリュ山塊がよく見えるんですね♩見るの随分と久し振りです。一番右の出っ張りが山塊最高峰のオビウ、そのすぐ左隣が2番手のグラン・フェラン。左の方の平たい台地のようなのはプラトー(とピック)・ド・ビュール。


こちらはもっとしょっちゅう色んなところから見えるヴェルコール山塊。細長く南北に50キロにわたってのびています。上が北半分、下が南半分になり、山塊最高峰のグラン・ヴェイモンは下の写真の右端の出っ張りです。


右からメイジュ、モン・ド・ランス氷河、中央にゴレオンやエギーユ・ダルヴ、左端はグランド・ルース山塊。


わたしの好きなアスター・デ・ザルプが💕


ケルンにカメラを乗せてセルフタイマーで撮りました。なにせこの日、ひとりしか人にすれ違わなかったのでした・・・駐車場に3台車は停まっていたのに。


ロシャイユを最後に一瞥して・・「ちきしょー首を洗って待っておれよヽ(`Д´)ノプンプン」


ザレ場を下りつつ左側に目を向けます。今いたところと20mほどしか変わらないピック・デュ・コル・ドルノン(2872m)、実はこちらも「本日の頂上・その2」候補でした。ただ、今いたところの方が立地条件がよく景色が良さそうだったのであちらに決めました。


また・・どっから登ってきたのか忘れて適当に進んでいった結果、異常に急なガレ場を下りる羽目に・・・もうわざとやってるとしか思えません(-_-;)


あ、そうだそうだ、思い出した。その緑に見えてる草の生えてる盛り上がりのところを通ってきたんだった。そっちに方向修正しなきゃ・・・


ザレ場をズルズルと下りつつ、次回来た時のためにロシャイユ(真向い)に登るには実際にどの辺を通れるのか探ってみますが・・かなり登りにくそうなことには違いありません。


こんなザレ場でもリュネール・デ・ザルプやサクシフラージュなど幾種類かの花が咲いていました。


やれやれ、下りてきました。平和な緑のオアシスゾーンです✨


切れ目のところを越え、午前中歩いた反対側の谷に戻って来ました。


で・・またザレ場&ガレ場ですか(;´・ω・)
でも正面に見えている草の生えた盛り上がった岩のところ目指すのであと少しの辛抱…


草のあるゾーンに登ってきました(・・;)
あ・歩きやすい(≧∇≦)久々に登場のケルンです。


朝通過した時に宿泊客の若い男性と話をした避難小屋が見えてきました。


ちょっと中を覗いておきたいと思います。朝通った時は、お話しした男性の弟くん二人がまだ中で寝ていたので遠慮して中を見ることはしませんでした。
極小ですが、丁寧に使われている印象でした。


もうかなり下りてきたんだけど・・車を停めてるヴィラ―ル・ノートル・ダム村、まだまだ遠いです💦


帰り道、小さいけれどラズベリーがありました。


最後にまた登る・・とってもイヤなコースです


えーまだ登るんだっけ・・・あんまり覚えていません。


・・・と思ったら、車を停めている県道に出てきました。(´▽`) ホッ


朝来た時には他に3台停まってたんだけど・・(1台は小屋で会った兄さんのとして)他の人たちはどこ行ってたのか知らないけど、帰っちゃったみたいです。


ヴィラ―ル・ノートル・ダムから崖沿いの怖い県道を通ってブール・ドワザンの町に着きました。今年のツール・ド・フランスの7月20日の行程で出発地点の町でしたので、町の万国旗っぽい飾り付けがツール・ド・フランスの覇者が着るマイヨ(Tシャツ)で可愛かったです。


ブール・ドワザンを出たと思ったら大渋滞に巻き込まれました(;´Д`) バカンス期だから?と思ったんですが事故のようでした。片道1車線の県道が長く続くため、ただでさえ日曜の夕方は込み合うのですが。


何と1時間半近くほとんど同じ場所から進むことができませんでした。3方が山のため、抜け道らしい抜け道がないのです。
今日は11時間以上、2000mくらいの高低差を歩いてただでさえ疲れているのに、勘弁して~


前回の山行きで持ち込んだ懐かしのアエロスミスをガンガンかけていたのですが秘密兵器、レニー・クラヴィッツを出してきました。大好きな歌手のひとりです。心穏やかに渋滞を耐えることが出来ました( ̄▽ ̄;)


日の暮れるのも早くなってきています(;´・ω・)
渋滞のおかげでうちに着いたのは10時を回っていました。疲労困憊😞
普段は1600mくらいまでの高低差ならハイキングの翌日に筋肉痛になることはないのですが、翌々日まで太ももの表側が筋肉痛でした(^▽^;)

本日ふたつ目の「代わりの頂上」へ

1週間前の日曜日のハイキング記です。
目的地・ロシャイユへアクセスする斜面と斜面の間の隙間のような急な部分に雪が溜まっているのが遠くから見えたため、アイゼンなしでは無理と早とちりして、早々に諦めて代わりに谷を真正面に進んだ同じ稜線上にある2859mの地点まで登ったあと、その問題の地点まで下りてきました。近付くと遠くから見たような急傾斜ではなく、しかも雪のない横の斜面から登ることもできたのです。


こういうところから上がって来て・・・


こんなところに出てきました。


頂上そのものは手前の部分に隠れてて見えないのですが、これが本日の元々の目的地・ロシャイユ(3022m)です。
この上りを見て心折れました_| ̄|○ なにせこの日既に合計で1600mほどの高低差を歩いています。高低差そのものよりも、全然道にもなっていないザレ場ガレ場で2回くらい転びつつ300m近く下りてきたので疲れました。どうやって下りたらいいか分からないミニ岩壁にも阻まれ、そのたびに一歩一歩慎重に足の置き場、掴む岩を考えつつ下りた場所もあったので精神的にも、もう今日はややこしいことはしたくない気分です。
でもまだお昼になったばかり。
ここらの草原でご飯にする?
それとも。。


あれ辺りどうでしょう(;'∀')
地図上で2851mと載っている地点です。途中までは草が生えてるところなので歩きやすそうだし、あとのザレ場もロシャイユほどきつい傾斜ではないみたいです。
ここは2500m台なので300mくらい登る感じです。しかしもう・・完全にどうかしてますよね(^^; 


青々した丘陵地のようなところを登ってきました。左側に見えるのはさっき登っていた斜面です。


先ほど「これが本日の頂上」とか言ってた地点がよく見えています。こうやってここから見るととても急に見えています。実際登っていくとそんなに大変なところはなかったのですが。目の錯覚ということでしょうか。


手前にも高くなっている地点がありますが、奥のやつの方が50mほど高いみたいです。


少しずつ上がってきました。ロシャイユ頂上部分(手前)と「わたしの本日の頂上・その1」が稜線上に連なっています。


しかし・・・なんで今日はわたしこんなにザレ場ばっかり登ったり下りたりしてるのだろうか・・・(しかも地図に名前さえ載っていない地点に登るために💧)もはやよく分かりません(@_@)


最近出会う確率が高い、でも全体的には結構珍しい「カンパニュール・デュ・モン・スニ」。その名の通りモン・スニ山塊で去年の9月に初めて出会ったので、ほんとにモン・スニ山塊にしか生えていないのかと思ってたらそうでもありませんでした。


ザレ場の華、ブノワット・ランポント。茎(もしかすると地上に出た根かも)があちこち這うように伸びます。ランポン(ト)とは、這った、という意味。


稜線部に近付きつつあります。


少し離れた斜面にシャモアの群れが。全部で6、7匹いました。


ロシャイユ峠(2756m)と同じ高さくらいまで並びました。しかし・・峠への登り、半端なく急やな・・これほんとに登れんの??(;´Д`) でも地図ではそういう風に線が引いてあります。。
「本日の頂上・その2」まであと少しなんですが、もう2時になろうかとしているので中途半端だけどここらでお昼にしようと思います。


その前に。。風が強くなって結構寒いです。寒がりなので8月半ばだというのにダウンを出してきます(薄いやつだけど)。


今日はスパゲッティ、トマト味で野菜も少し飾り程度に入っているシーチキンの缶詰、それとベランダにボーボーに生えてるバジルを持って来ました。


バジル、4人分くらいあるけどお構いなしに全部入れます。そうだ、今朝ハイキング中に収穫した葱もあったか・・・


スパゲッティは3分で茹るやつなので便利です。あっという間にハーブまみれのトマトツナスパゲッティの出来上がりです。


しつこく今朝の「本日の頂上・その1」を眺めながらのランチとなりました。一連の稜線の後ろはエクラン国立公園のメイジュやモン・ド・ランス氷河といった超メジャーな面々が見えています。


わたし一人しかいないのに、意味もなくインスタントコーヒーがいっぱいあります。


日本で実家から持って来たとらやのミニ羊羹とコーヒーという贅沢なデザート(#^^#)



次が最終回で「本日の頂上・その2」と下山編です。

ロシャイユ(3022m)、再び近付くも撃沈(;´Д`)

先日の日曜日のハイキング記です。うちから2時間と比較的近場のエクラン国立公園の北限のあたりにやって来ました。目的地だったロシャイユ(3022m)への登山コースにとても急で雪がしっかり残ってる所がありアイゼンなしでは難しそうに見えたため、あっさり諦めて稜線で繋がっている部分まで登ってきました。


約2800mちょいの地点になります。すぐ隣がロシャイユですが、ご覧の通りこちらからの稜線は狭くてギザギザで登っていくことはできません。頂上にはもっと手前の隙間みたいになったところ(わたしが遠くから見て無理と思った地点)から裏側に入り込みアプローチすることになってるようです。


隣の少し高くなったところ(地図上での2859mの地点)まで登ってみました。ここが本日の頂上ということにしておこう・・・


ローヴィテル湖


お酒の香りづけにも使われる薬草、ジェネピ。


モン・ブラン


エギーユ・ダルヴ


ピック・デュ・コル・ドルノン(中央やや左)とジェネピ。


さて、景色もさんざん楽しんだのでそろそろ下りていくことにします。出発地点のヴィラ―ル・ノートル・ダム村が遠くに見えます。
でも・・まだ11時になったところなんですよね。どっかでお昼食べたとしても2時台くらいに駐車場に着いちゃいそうな感じです。ちょっともったいなくない・・?
そうだ、アイゼンないと無理だろって思ったあの隙間みたいなとこ、近くまでちゃんと見に行ってみよう。


案の定、どっから登ってきたのかまるで覚えてなくてベストでないおかしなところから下り始めてしまい勝手にアドベンチャーする羽目に・・まぁいつものことです(^▽^;)


あれ、誰かの落とし物が。。劣化してしまった真冬用の手袋です。山スキーヤーさんのものでしょう。


落とし物ふたつめ。これは何かの部品です・・・Hiverna、何か分からなかったのでググってみたらアンティークな木製スノーシュー(まあカンジキって言った方がよさそうな)でそんなメーカーがあったようです。いまどきそんなん履いて歩いてる人は見かけたことがないんですが。つまりそんな時代の落とし物?Σ( ̄□ ̄|||)


上りは写真の上の方に写っている岩と草のゾーンを通ったので歩きやすかったのですが、最短距離で件のロシャイユにアプローチする雪の溜まった隙間に向かうために石ゴロゴロゾーンをひたすら下りていきます。思った以上にしんどい。。中途半端な大きさの石なので変に踏むとバランス崩して転びそうになるのであまり早くも歩けません。てか2度ほど転びました(;´Д`)

いやーな斜面。これで200mか250mくらい下りました。


はー、登りの倍以上疲れて下りてきました。問題の隙間はすぐそこです。ここから見ると、まだめっちゃ急な斜面に見えています。


それが・・・驚いたことに、近くで見ると大した斜面ではありません。しかも雪の右隣の辺を登ることもできそうです。
なーんだ、全然行けるやん!!その続きのことはここからは見えないから何とも言えないけど。ちなみに右奥に見えているのは頂上ではありません。ロシャイユへはここから左に回り込むことになります。


こんなんだと分かってたら初めからこっち来てたのになぁ・・・
遠くから見た時よりもずっと緩やかな斜面だとはいえ、雪の上はさすがにズルズルと滑ります。右側の雪のない斜面から登ります。


切れ目から反対側に回り込む瞬間。ドキドキ。。


じゃじゃーん。こんなところが待っていました。向かいの山肌は少し土柱っぽくなっています。湖があってもおかしくなさそうな地形ですが、残念ながらただの窪みです(^^;)


2400m台ですがかなり雪が残っています。四方を山に囲まれているため雪融けが遅いのでしょう。


この左の憎たらしい岩の塊がロシャイユです。どうやらコース的にはこのザラザラのザレ場を盛り上がったところ→岩壁ギリギリのとこ、そして裏に回り込んで稜線部分から登るみたいです。。。標高にして600mほど、1時間半か2時間といったところでしょうか。
早朝から既に合計で1600mほどの高低差、時間にして6時間近く歩いています。標高差そのものというより、この忌々しいザレ場岩場にアタックする気力が・・気力がありません💦 ザレ場はズルズル滑りながら登ることになるだろうし、ギザギザの稜線部分では緊張感を強いられることでしょう。朝一番の体力的気力的に元気な時でないと無理です。
やっぱり撤退_| ̄|○


このまま帰ると思いきや・・また代わりの何かないの?と探し出します。
どうにかしてる・・💧
次に続きます。