火星のような山を歩く
先週の日曜日にひとりで出掛けたハイキング記です。久しぶりに山頂を目指す系統の山登りがしたくなりました。最近子供たちと歩くことが多く、あんまりガッツリ歩くのは嫌がられるのでゆったりと湖を巡ったり、山小屋ライフを楽しんだり、峠道路でのドライブに重点を置いたりでこれといった山には登っていませんでした。
行き先にはセルス山塊の代表的な山のひとつ、ポワント・デ・セルス(3097m)を選びました。去年同じエリアのグラン・ガリビエ(3228m)やモン・タボール(3178m)に登ったときに頂上からよく見えていたし、ガリビエの頂上で話をした地元の男性は「ここに比べたらずっと簡単な山だよ」と言っていました。

1960mの駐車場から1時間ジャストでロシーユ峠(2494m)に到着。このあと直接次の峠に向かっても良かったのですが、せっかく大きな湖がふたつあるので手前のグラン・バン湖の畔をぐるっと回ります。さり気に下り坂(;´Д`)つまりこの後また余分に登らないといけないってことになります💦しまった、そこまで考えてなかった…まあいいや、訓練だと思おう。


ちなみにこの左側の窪みにもうひとつの湖、Lac Rond(ロン湖)がありますが、さすがにそっちまでは行かずに正面の奥に進んで行きます。

キィーーッというマーモットの声が時おり聞こえていましたが、目の前にボーっとしてるやつが一匹いました(^▽^;)このあと穴に隠れてしまいました。モグラのように地中に深い穴を掘っておうちにしています。

峠が近づくにつれザレてきたのでザレ場好きのレノンキュール・デ・グラシエを見かけました。この日はこの後消滅しつつある氷河のへんを歩くのできっとたくさんあるだろう、と思ったら意外なことにその後はひとつも見かけませんでした。

ライチョウさんが根っこを食べるというアルピーヌ・ビストールが旬でした。

湖の畔から離れて20分くらいでセルス峠(2574m)に到着しました。地図上のハイキングコースはこの谷をまっすぐに下りていきます。ポワント・デ・セルスへの登山道は地図には載ってないけど3000m級にしては難しくないポピュラーな山のようなのでケルンとか結構あると期待しています✨

峠の左手。どうやらこれが今日の目的地の山みたいです。頂上がここから見えているのか奥に隠れているのかはちょっと分かりません。

岩ゴロゴロで好きな感じです。

じきに谷の反対側にあるセルス湖が見えてきました。今日は頂上から下りた後、周回して帰るつもりなのでこちら方面に下りていくことになります。本当に湖の多いエリアです。

不思議な形の岩がたくさんありました。


同じ日にもう少し標高の高いところで写したものですが、ブノワット・ランポントの花びらが落ちる前の状態がこれです。チングルマやチョウノスケソウもそうなのでが、最後に雄蕊の部分がふわふわクルクルになります。

今歩いてきた道を振り返って。

エリアンテーム

最近マツムシソウが増えてきました。9月くらいになってもずっと咲いている花のひとつです。夏にいっぱいいる蝶(というか日中行動する蛾)、ジジェーヌ。

既にこの辺で4000m前後のいい山(^^;が一杯見えています✨レ・ザニョー、ぺルヴ―、ピック・サン・ノン、エール・フロワッド、そしてそれらの「ボス」バール・デ・ゼクラン。一介のハイキング客には全く登ることのできない高嶺の花たちです・・・

ハイキングコースとして載っていないものの、どこも大体道になっていました。これだったら子供たちと先週末に行ったハイキングで3日目に山小屋の裏から登った道の方がよっぽど分かりにくかったです。

遠くに見えてるスター級の山よりは1000mくらい低いけど、岩々してきて高い山の雰囲気が出てきました。

水溜り的小さな湖が。地図にもないので、きっと乾いてしまうこともあるんでしょう。


夏の後半には色んな種類のカンパニュラ(キキョウの仲間たち)が咲きますが、ちょっと珍しいカンパニュール・デュ・モン=スニを見かけました。カンパニュラの中でも特にザレ場が好きなようです。

もう・・ザレ場もいいとこで火星みたいです(いや、、行ったことないんですけどイメージです💦)。この辺りはひと昔まで氷河だった場所なのです。

でも火星いいなぁ✨ワクワクします。さすがに道の形はなくなってきましたが、ペンキマークとケルンがあるので大丈夫でした。

岩の感じも面白いです。

急なところも多いです。ザラザラと崩れて歩きにくいのですが、ためらわずテンポよく登るのが滑らないコツです。

思ったほど雪は残っていません。
次に続きます。