今季3度目のイゾアール峠
ツールドフランスがよく通る峠のひとつ、イゾアール峠(2361m)に先月、自転車友のOさんと登った時のお話です。
オート・ザルプ県第二の都市、ブリアンソンから近く、アクセスが悪くないこともあり、今シーズン3度目になりました。
朝9時、ブリアンソン市内の駐車場。
前夜からお天気が悪く、ブリアンソンに到着したときはまだ雨が降っており、パン屋さんに併設されたカフェで菓子パンとコーヒーで朝ご飯にしつつ、お天気が回復するのを待ちました。
雨は上がったものの、午前中は「曇り時々雨、時々晴れ間」とよく分からない予報でしたが、秋になると「もうすぐ冬季閉鎖に入ってしまう~」という焦り!?から、あんまりお天気が良くない日にでもついつい登りたくなってしまうわたしやOさんです(;^_^A
ブリアンソンからイゾアール峠はこういう峠道になっています。
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標高1200m台から出発。
前半は比較的なだらかですが、途中から急になってきます。
5月末に反対側(ケラ山塊側)から、7月にこちら側から登っています。
こちら側の方が規則的で平均勾配は低く(6,5%)、しかも道路の幅は広めで舗装状態も良いため、登りやすくなっています。
出発地点から約550mほど登ったところにあるル・ロー(Le Laus)という集落。
7月に来た時と同じく、ここでおやつ休憩にしました。
峠道が冬季閉鎖されている時期は、ここが除雪最終地点になります。
クロスカントリースキーのコースが周辺にはあり、またここから山スキーやスノーシューで歩き始める人も多いです。
地味なおやつ、ナッツ&ドライフルールでエネルギー補給。
峠方面。雲は多いものの、全体的には晴れてきています。
雨は大丈夫そうな雲です。少し迷ったけど、来てよかった!
森を抜けてすぐの辺り。
Oさんにカメラを渡して撮ってもらいました。
この日の目的はカラマツの紅葉の中を走ることでした。
晴れ間が出てきて、明るく照らされるカラマツにうっとりしながら登りました。
これは先月の話ですが、秋が深まり寒くなってきて、上は何を着たらよいのか分からずにヒートテック2枚重ねです(;'∀')
つい先週、ようやく秋冬用サイクルウェアを購入しました。
森林限界を越えて、草原エリアに入った辺り。
草紅葉が進み、温かい色合いになっていました。
峠は2300m台ですが、2000mちょっとくらいまではカラマツ林の中を走ることになります。
峠まであと一息。
峠の石碑が見えています。
着いた\(^_^)/
ツールドフランスが最後に来て、もう5年になるんですね。
その際は、ステージのゴール地点になったようです。
峠は、5月に初めて来た時から既に工事中で、まだ終わっていませんでした。
石碑前。
峠は広くて、既に駐車場もちゃんとあるんですが、もっときれいに整備することにしたみたいです。峠には夏の間だけ開いている小さな売店もあるんですが、これも立派な建物になるらしく、ちょっと残念なような・・・
峠から反対側に少し下ります。
本当はいっぱい!?下りて、登り返したかったんですが、夏に比べて急な&長い山道に登る機会が減っているせいか、20㎞、高低差1200mくらい登っただけなのに、疲れてしまってそんな気分になりませんでした(-_-;)
再び峠に戻り、Oさんのキャニオン(自転車)も一緒に記念撮影。
ちなみに、看板に書かれている「Refuge Napoléon」は、峠から少し下りたところにある老舗の旅籠です。
急なヘアピンカーブ。
眼下に写っているのが、ナポレオン山小屋です。
夏の観光シーズンと、冬のスキーシーズンのみ開いており、この時は閉まっていました。
冬に来るとこうです。
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両方、数年前に来た時に撮影したものです。
ブログに何度も書いていますが、ナポレオン3世がオート・ザルプ県の主要な峠のいくつかに作らせました。現存するものの中でこれが一番有名だと思います。
さて、先月のサイクリングに戻ります。
登りでは青空が広く見えていたけれど、ほとんど雲で隠れてしまいました。
間もなく森に突入という場所で1枚。
オレンジの森を数キロ走ると・・・
最後の数㎞は、峡谷沿いの道路です。
ブリアンソンの町が近くに見えてきました。
市内まで戻ってきました。
駐車場まで1㎞程度です。
この日の、登りの記録
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なぜか、峠でストラバが終了されてしまったため、往路のみの記録となっています。
写真撮ってもらうのにカメラ渡したり、指示したりで、ちょっと時間かかってしまいました(;^_^A
帰りに寄った小規模なチーズ工場の売店。
なかなか美味しいチーズがいくつかあって、こちら方面に来たらよく寄っています。
お読みいただいてありがとうございました。