フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

リハビリスキー合宿3日目・スキー&ワイン

年末に山小屋で知り合って自らの骨折~リハビリの経験からわたしに山スキーを教えてくれることになった山スキーヤーのOさんのご厚意に甘えてスキー合宿に来た1月中旬のお話です。


お世話になっている山スキーヤーのOさんちのリビングから見える朝の景色。お山に囲まれた南仏ののどかな地方です。


3日目の今日は朝から、初日の夕方にも来たオーシエールというスキー場に出発しました。Oさんは午後から仕事だそうなので午前中のみですが、こないだよりは時間がありそうです。


スキー場のメインのゲレンデがあるあたりから離れた夏のハイキングコースにもなっている斜面から登ります。
お馴染みの黄色いハイキング用標識も時おり見られます。


途中からゲレンデに合流しますが月曜の朝一番ということでほぼ誰もいません。でも滑ってくる人がたまにあるので端っこを登ります。
本来、山スキーはスキー場以外の場所で行いますが、1月は晴天続きでここら辺では雪が少なかったため、ダイレクトに雪のある、そして標高の高いところまで車で行けるスキー場にて訓練?です。


少し先で待つOさん。「何しとる?はよ来いや!」とは言いませんが顔に書いてあります:(;゙゚''ω゚''):



ここで後ろから若い山スキーヤーさんが登ってきたので挨拶しました。わたしは遅いので抜かされ、少し前でわたしに合わせてゆっくり登っていたOさんも抜かされたのですが、間もなく・・・


Oさんにターボがかかりました💦
抜かされることは大嫌いなようです( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)若いスキーヤーさんを抜かし返してグングン登っていきます。


ここらへん急で骨折以来運動不足で体力がた落ちのわたしにはキツかったです。でも景色はいい✨
ちなみに一度きりの良い平たいところまで辿り着いたOさんはわたしのいる地点まで滑り降りてきてまた一緒に登ってくれました(;・∀・)


2300mくらいの地点まで行けるかと思ってたんですが(Oさんは😅)、午後から仕事ということでタイムオーバー、ほんの少し手前の地点で小休憩して滑り降りることにしました。


魔法瓶に紅茶(レモンと砂糖入りアールグレー)という、わたしには馴染みのない飲み物(^▽^;)を勧めてくれるOさん。


は~~気持ちイイっす(≧∇≦)(≧∇≦)
急なところはほんの一部で大体は緩やかな下りですが、そろそろと注意深く(超初心者)車を停めている場所まで戻りました。


さて、午後はOさんはお仕事なので自由時間です(^^♪
「またどっかでひとりでスキーの練習しろや?」って言われたんですけど「ひとりだとまだちょっと心配」と言い訳して別のところにお出掛けです(^^;)


つい先日紹介した、ここに来るときにも寄った道の駅でも売られている地元ワインの生産者を訪ねることにしました。何度か買って、白ワインのうちひとつが割とお気に入りなのです。


山間だけど、ちょっと平野っぽくなった部分が葡萄畑になっています。葡萄だけでなく他の果物(リンゴや梨など)の果樹園も結構あります。涼しいけれど日当たりが良いので一部の果物の栽培には適しているようです。


小さな生産者さんだし、閉まっていたら困るので電話してから行きました。
シンプルでこじんまりとした試飲&販売スペースです。


手前がシャルドネ、ミュスカ、ウグニ・ブランが使われたもの。ウグニ・ブランはコニャックに使われるセパージュでもあります。
奥はミュスカ(マスカット)100パーセントなので香り高いのですが、香りからイメージされる甘ったるさは全くないので意外性が面白いです。
わたしの記憶では前者の方がお気に入りだった気がしていたのですが、この日改めて試飲してみると好きなのは後者でした。でも前者も品種の組み合わせがオリジナルな気がするので少しだけ購入することに。


そして赤ワインもあります。こういう涼しいところでは白を作っているイメージですが、考えてみると同じように比較的冷涼な気候のアルザス、ジュラ、サヴォアなんかでも赤は少ないけれど作られています。
面白いのはモラールという、ここオート・ザルプ県特有のセパージュ(品種)で造られていることです。弱弱しいもののタンニンも意外と感じられます。これといってピンとくるワインではありませんでしたが、話のタネに少しだけ買うことに。


こちらは買いませんでしたが、よくワイン農家でつくられているワインのジュレです。


ワインの専門誌などに紹介されたことがあるようです。


この地方は決してワインで有名な場所ではありません。ここの生産者さん曰く、この辺りは日当たりもいいので昔から葡萄畑があったそうですが、今では個人農家が4軒ほどと農協がひとつあるのみ。特別おいしい!ってインパクトのあるようなワインではないけれど、そういう意外な場所で昔から細々とワインが作られている、という事実に興味を惹かれました。ワイン好きの友達と、ここの土地の話をしながら飲むのが楽しみです(*´ω`*)


帰り道がマジックアワー💖


合宿3日目はこれでおしまいです。
お読みいただいてありがとうございました。

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