フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

夏山シーズン初めの北エクラン

管理人のいる山小屋、refuge(ルフュージュ)のシーズン、つまり管理人がいる期間は大抵6月半ばから9月半ばです。残りのシーズンは全く閉鎖されている場合と鍵が開いていて(大抵建物のメインの部分だけ)勝手に使えて宿代は箱の中に入れていくという場合があります。
無人山小屋やら羊飼い小屋やらでも寝るようになった今のわたしにとって、管理人のいるrefugeはデラックスなホテルのようなものです(汗) この夏のシーズン初めの週末に北エクランのそんなデラックス・ホテル?に一泊して山歩きした時の様子です。

駐車場がヴェネオン川の右岸だったのでまず川を超えます

今年初めてのヤマツツジです

2時間弱ほど登るとRefuge de l' Alpe du Pin(1804m)に到着します 。しかしまたイマイチの天気…久しぶりの土日休みだったので出かけないわけには行けなかったのですが。。

refugeの中。ベッド数20というかなり小さな宿です。しかも食堂と寝室が同じという…

荷物を置かせてもらって出発です。
まだ熟してないブルーベリーがたくさんありました。

春の終わりから夏にかけてはアネモネの仲間の花がたくさん見られます

谷の向こう側は晴れてきました

奥に氷河が見えてきました。マリアンド氷河です

こっち側も少しずつ青空が出てきました

まだ6月半ばなので結構雪が残っています

セールで買ったばかりの秘密兵器の出番です。軽いし持ってきておいてよかった。

てかそういう問題でないくらい雪が残っています。この先もう少し行けば湖があるはずなんだけど。ハイキング客の足跡はなく(山小屋以来誰にもすれ違ってないし)、唯一あったのはシャモアかなんかの足跡。どうやら湖方面に歩いて行ったようです。

こんな雪の量なので諦めます。完全にスノーシューが要ります。
2600mほどの地点なので6月のこの雪の量は仕方ありません…

Aiguille des Ariasなどちょっとした地元スターといった扱いの山々がすぐそこにそびえます

マリアンド氷河を背にして山小屋に戻ります

山小屋にまもなく到着

山小屋内

食堂が寝室なため、夕食後みな大人しく寝に入ります

翌朝。夜に結構雨が降りましたが完全に止んでいます。管理人のいる山小屋では夕食、朝食を頼むことはできますが(ほとんどの宿泊客がその両方を頼みます)、わたしは自炊派なので朝もテラスで朝食準備。一番奥に見えるのはベルドンヌ山塊。

朝食後駐車場まで下ります

この日は羊たちが放牧地帯に登ってくる日でしたので、約300頭の群れに道を譲らねばいけません。そういえば去年の9月に羊たちが山から下りてくる日にも北エクランにいました(O_O)

ヴェネオン川に着く直前に滝がありました

谷の反対側に渡り、本日のハイキングに出発です

Asphodèle

Clématie des Alpes
谷の反対側に渡っただけで同じ程度の標高なのに植物が違います。
そしてこっち側はザレ場続きです。

中央の雪が多いところが昨日歩いたマリアンド渓谷と奥の氷河です

やたら野性的な風景が続きます

なんだか何が言いたいんだかよく分からん目的地に着きました。しかも視界悪し

とりあえずお昼ご飯にします


雪がいっぱい残ってて道が全く見えません。仕方ないので遠く(下)のほうの見えてる道を探してそちら目がけて適当に下りていきます。

何とかだいたい下りてきました

天気は相変わらずいまひとつです。天気悪いわ見どころがよく分からんコースやわで日曜だというのに人っ子ひとり見かけませんでした

車を停めてるSt. Christophe-en-Oisansの村のときどき寄るホテル兼カフェ

登山関係の本やグッズ、お土産などが所狭しと並べられています

猫が商品の上で堂々とくつろいでいます

ここで、昨夜山小屋で一緒だったブルゴーニュから来ていた兄さんふたりと再会。ふたりはアルピニストだったので夜明け前に宿を出ていたので朝は会わなかったのですが今日行った場所の話で盛り上がりました。
コーヒーとリンゴのタルトでおやつにしてからリヨンまで約2時間半のドライブです

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