フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

アルプスの農村に一泊

次男と友人のFさんをを訪ねてアルプスの放牧地のシャレーにやって来たことを書きました。


放牧地は標高1900mほどの地点にあります。
搾乳は朝夕行います。夕方の搾乳を終え、牛さん達をシャレーの外に出しました。


奥の部屋でチーズ作りをします。
作るのは1日一回、朝の搾乳の後です。夕方搾ったミルクは翌朝のと併せてチーズを作ります。


こちらが今朝仕込んだチーズです。型に入れ重しをして水を切っています。
棚にあるのは2~3日目の若いもの。


こちらの小さなチーズは熟成せずこのままフレッシュチーズとして売るそうです。
奥は馴染みのお客さんの予約だそうで、紙切れに名前が書いてありました。


そして隣の部屋が熟成庫になっています。大きさにもよりますが、数週間から数か月おいて売られます。


Fさん「今日は遠くから運転してきて疲れているでしょう。晩御飯うちで食べて、もしよかったらその後泊っていきなさい。ベッドならいくつもあるから」
わ~い✨図々しくお言葉に甘えることにしよう♪
簡単に受け入れるわたしに驚く次男😅


シャレーの外に出ます。
子豚さんが数匹いました( ゚Д゚)か・かわいい・・・


車ですぐの距離のFさんちに向かいます。
Fさんとはこの冬知り合ったばかりですが、おうちにお邪魔するのはもう4回目です(泊るのも2回目)( ̄▽ ̄;)


自宅では奥さまのCさんが迎え入れてくれました。
スープとパンとチーズというシンプルでおいしいご飯。


デザートには地元の農家で採れたルバーブのタルト。通常のルバーブよりも小さくて酸味も強めな「山の」ルバーブなんだそうです。


生地も手作りでおいしい!カスタードクリームがルバーブの酸味を和らげてくれます。
とても大きく切られてしまったのですが、余裕で食べられてしまいました。


食後はハーブティーを飲みながら、Fさんが放牧を学んだイタリアアルプスの写真集を眺めながら思い出話を聞かせてもらいました。
外出制限期間を酪農の農家で過ごしたわたしと違って、次男には未知の世界でしたが、先ほどは牛追いの手伝いをさせてもらい搾乳を間近に見るという新しい経験に目を輝かせていました。


翌朝の朝食風景。
チョコレートケーキはわたしが自分で焼いたのを持って行ったものです。
Fさんちに泊まる予定ではなかったけど、会う予定ではあったので手土産に準備していたのでした。


近くの村の昔ながらのパン屋さんの滋養深いパン。このパンを焼く頑固者のパン職人さんのお話をしてくださいました。


帰り際に、今朝生みたての玉子を6つ頂きました(#^^#)


ご夫婦にお礼を言ってお別れしました。
「手術うまくいくように祈っているよ」と言って下さいました。そしてFさんは手術の2、3日前にも改めて「頑張って」とメッセージを送ってくれました。優しい(T_T)


車でゆっくりとFさん達の住む村を通り抜けます。
この日も雨でしたが、夜遅く真っ暗な雨の中運転するのとだいぶ違います。それに1泊させてもらって疲れもとれました。Fさん、ありがとう(^^)/
足が良くなったら、イタリアアルプスの放牧地を案内してあげたい、とご夫婦は言ってくださっています。これは何が何でも足を治さなくては!!


長くなった次男との1泊2日・・でなく結果的に2泊3日になった南仏お山旅行記はこれでお終いです。お読みいただいてありがとうございました。

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