フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

死にそうな峠道、冬に来てみた

昨シーズンにロードバイクで登った峠道の中でも、とくにキツかったもののひとつにグラノン峠道があります。先日、峠道周辺にスキーで登ってきました。


昨年8月、グラノン峠(2413m)から少し徒歩で上がった地点にて。


こんな死にそうな峠道です。
平均9,3%が11,5㎞続きます😱
👇

昨年のツールドフランスの第11ステージのゴール地点になった峠でもあります。


1時間20分で登りました。
同じ日にあったレースに参加したレべチな友人たちは55分とか、そんなだったみたいです😱


大きな県道から峠道に入ってすぐにある村から少し進んだ地点にある駐車スペースに車を停めます。ほんの5~6台分しかないのですが、まだ8時台と早かったので、ギリギリ停められました。
すぐ3台ほど先のバンから出てきたふたりのスキーヤーさんとお話しました。
峠まで道路から登るつもりだということです。


登り始めると、ちょうどお日様が昇って来て、日向になるところでした(^^♪


自転車ではしんどく感じる傾斜も、徒歩やスキーだとどうってことはありません。
それに、道路ばかりを登っていくのは面白くないので、斜面をショートカットしていきます。


少しずつ麓の村が小さくなってきました。


時々、道路に出てきます。
南向き斜面のため日当たりが良くて、ご覧のように雪が融けてしまっている場所も多くてショートカットしようにもできないことも多かったです。


それでも30分くらいも登っていくと、徐々に雪の量が増えてきました。
最後の積雪から1週間以上も経っていて、南壁ということもあり雪の表面が日中に融け、夜に凍って、と繰り返した結果、硬くなってしまっています。滑りにくいタイプの雪だ😓


森林限界をほぼ越えて、見晴らしの良いエリアまで登ってきました。
夏に撮った一枚👇

この時期、スマホのカメラのレンズが割れていて、光が入り過ぎてぼやけた写真になっていたのでした・・・


この辺りはもう雪が十分にあって、好きなところから登ることが出来ます。


今朝のものと思われるトレースがあったので、ついていってみます。
峠からは少し離れていくようですが、出来たら峠よりも高いところまで登りたいと思っていたので、ちょうどいいです。
しばらく登ると、トレースは風でかき消されて見えなくなってしまったので、自分で適当に進んでいきました。


グラノン峠(らしい)を見下ろして。
ちなみに右下に、岩のように写っているのは建物で、アルペン猟兵(山岳専門の部隊)の宿舎になっています。
中央に出っ張っているのはブリアンソン地方を代表するお山のピック・ド・ラ・ロッシュブリュンヌ、その少し左の奥にとんがりがふたつ見えるのは、イタリアとの国境にある「南仏のモンブラン(とわたしが勝手に名付けている)」モン・ヴィゾ。


少し手前から狙いを定めていた頂上に到着しつつあります。


ケルンの一部(下の辺)を利用して(^▽^;)ピクニックにしました。
適当に来たので、頂上の名前も分からなかったのですが、帰りにすれ違ったスキーヤーさんに聞くと、ラ・ガルディオールという2753mの山なんだそうです。


正面にはエクラン国立公園の山々が。
中央に出っ張っているのは最高峰のバール・デ・ゼクラン(4102m)。
途中、風の強い部分もありましたが、稜線、頂上は意外にも無風で気持ちの良いピクニックになりました。
このあとガチガチの雪の上をゆっくり滑って下りていきます。
景色はいいんですけどね💦
ガガガガ・・・という振動音を聞いてみてください
👇

グラノン峠周辺
カチカチ過ぎて、滑っても雪の粉ひとつ飛びません😂


振り返って。
この後、しばらく何人かのスキーヤーさんとすれ違いました。


間もなく森に突入します。
本来、森は好きなんですけど雪が足りなさ過ぎて、スキー板を傷めないよう気を付けるのにストレスなりました😓


道路に戻ってきました。
この辺りでは、スノーシューや、普通に靴で歩いている方たちを何人も見かけました。


通行止めになっている地点。
わわっ、車がいっぱいです。わたしが停めたのはもう少し下の、ちゃんとした駐車スペースでしたが、ここ以降は車は進めないため、みんな好き勝手停めています(;^_^A


昨年、ツールが通った名残のイラストが残っていました。


路駐されていた車。
ギリギリ過ぎやしないか😨
ちなみにこの白い車の後ろ側
👇

15センチくらいしかありません。
出るの大変そうだ💦切り返し10回くらいとか??


無事デミたんのところまで帰ってきました✨
例によって、後部座席は倒しっぱなしです(;^_^A


お読みいただいてありがとうございました。

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