フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

4月になっても雪いっぱい セルス山塊

バスク地方へのプチ・バカンス記がまだ終わってないのですが、書いてる本人も飽きてきたので💧ここらで一度本業の!?ハイキング記を挟みたいと思います。
1週間少し前の金曜に出掛けました。


うちを出て2時間ちょっとでヴァロワールのスキー場を通過します。思いのほか雪が残っているようで、まだまだ普通に営業できてる感じです。


冬並みの量の雪が残っているようです。・・・てか、4月になっても村はクリスマス仕様??(;'∀')


スキー場を通り過ぎた後、どんどん続きの道を走ります。途中、「ガリビエ峠・閉鎖」の看板があります。2645mでフランスで4番目に標高の高い峠道路になっており、11月初めから6月上旬くらいまでは閉鎖されます。2~3年に1度はツール・ド・フランスが通る定番中の定番のコースになっています、


今来た方向がピンク色の空に染まっています。
この日はデジカメのバッテリーを充電するの忘れて持って来たので、スマホのみの撮影です。こういう朝の写真とかは絶対カメラの方がきれいに撮れるはずなので残念です(;´・ω・)


そして、もう来るの(通過するの)4回目になるこちらの村・・・


出た~「おやすみ村」です。(フランス語で「おやすみ」はbonnne nuit)
この集落を少し過ぎた辺りで除雪が終わっています。


結構停まっています。平日にしてはかなり多いです。白のワゴン車の隣に停めました。


軍隊のトラックが2台。それもそのはず、ここから登っていった山の中に軍事基地があるのです。実は今日歩く場所は、ちょうど1年前にも来たことがあります。その日は軍の基地から峠に向かい、峠から少し上がったところでお昼休憩をしましたが今日はちょっと別のところも歩けたら、と思っています。


道路はこれ以降通行止めになっています。ハイキングコースに入る前に、この道路の部分をしばらく歩かないといけないのです。これが結構トラウマというかちょっと面倒・・💦な思い出となり、「あんまり行きたくない場所」になってたのですが、その後に見られる景色はとてもきれかったのでまた来てしまいました(^▽^;)


👇こんな感じです。

紫で引っ張ったラインが県道を歩くところ。水色のラインがその後歩いたコース。点線の部分は、ここを通れば周回に出来そうなのですが、雪崩ゾーンを含むらしく諦めてピストンで戻りました。


さり気に上手な雪ダルマが・・・ディズニーのキャラっぽいです。プーさんの友達のピンクの豚とか??


まもなくひとつめの看板が立っていました。すでに1760m。てことは駐車場は1700mちょいということになります。雪の季節にスキー場でもないのにこの標高まで車で来られるのはありがたい話です。
夏は羊の放牧地帯となるようで、その際の注意書きがありました。


こんな感じで緩やかな傾斜の道路をひたすら歩いていきます。


右手にも谷があり、ここを延々と歩いていくとガリビエ峠、そして同じくツール・ド・フランスがよく通るロータレ峠にも行けます。雪のない季節に行ってみたいと思っているコースのひとつです。


手前はロッシュ・オルヴェラ、奥がグラン・ガリビエです。3228mで今歩いているセルス山塊の最高峰になります。


右手の斜面にガリビエ峠への道路が続いて行きます。わたしはそちらには行きません。


ガリビエ峠~ロータレ峠への看板。県道902号線となります。


やれやれ、ようやく道路部分が終わりました。つまり夏の駐車場に着きました。「プラン・ラシャ駐車場」ここはグラン・ガリビエに登る際の最短距離コースの駐車場でもあります。グラン・ガリビエには昨夏登りましたが、景色の変化に富んだロータレ峠からさらに下りた駐車場(つまりここからだと反対側)からの長くて高低差も大きいコースで登りました。


立派な看板が立ってます。看板に関してはミニマリストなところがあるフランスですので(あまりバカスカ立てると景観に響くと思うらしいです)こんなあってもなくてもいいようなデカい看板があるのは珍しいことです。


こんなほとんど平たいところを歩いていきます。ここ数日間雪が降っていないので山スキーヤーのトレースがいっぱいあります。


シャレーの結構あるコースだったのを覚えています。
ちょっと霞んでるというかお日様ぼやけてるけどいいお天気です。


右手は周回をしたらこっちから帰って来る(若しくはこっちから行く)ことになる方面


わたしはそっちの明るくなってるあたりの峠みたいになったところを目指します。


そして今歩いてきた方角を振り向くと・・・

1月に登ったポワント・デ・ラティシエール(2865m)と雪の少ない初冬に登ったことのあるエギーユ・ド・レぺスール(3230m)が。


集落のひとつに到着しました。目安としてこの集落で方向転換、左手にさっさと登っていくということになります。


先客のウサちゃん。


気が付くと靄のような薄い雲はほとんどなくなっていました。


看板はもうほとんど雪に埋まっています。


ここでご夫婦でやって来たスキーヤーがありました。60歳前後くらいに見えますが、特に旦那さんのほうは歩くの早くて全然付いていけませんでした。


対して奥さんとは歩くスピード似ていたのでおしゃべりしながら一緒にあるきました。


奥さん・・・と少し先に旦那さん。


少しずつ近付いてきています。


ちょっと傾斜があるのでジグザグに登った場所も。


シャレーがひとつ。


わたしがパチパチといっぱい写真撮ってるのをみて奥さんが「あなたを撮ってあげます」と提案してくれました。


しかし・・・しかし!指が写り込み過ぎです!!Σ( ̄□ ̄|||)👇

左下のは自分で訂正したのですが、あまりにひどくて可笑し過ぎるので残りは敢えてそのままに(;´▽`A``


来た方向にはエギーユ・ダルヴがすぐ近くに見えています。遠くからでもやたら目立つ3兄弟です。


相変わらず・・早いです、旦那さん😅


記憶ではそろそろ軍事施設が現れる頃だったと思います。


一段落ついた感じです。


次回に続きます。

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