フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

同僚S君と怖い山へ 前編

順序が前後してしまいましたが2週間ほど前に同僚S君とイタリアに近いオート=モリエンヌ地方へ日帰り遠征ハイキングした時のお話です。


最近山にハマっているS君。今までは毎回わたしが行き先を決めていましたが、今回初めてS君がハイキングサイトで探してきた山に行くことに。山にハマりすぎて、この日もS君のお母さんの誕生日のお食事会が実家であったのに、山を優先して欠席(@_@;) …いいんですか??わたしゃ知りませんよ(・・;)


今回はS君の車で。うちの前まで迎えに来てもらいました。5時の約束でしたが5時10分に大慌てで到着・・予想範囲内です(^^;


「朝ごはん食べる時間なくてさぁ。あ、よかったら君も食べて。ブラウニーとクッキー」
それよりもテントウムシのマスコットが気になります・・・


高速を約2時間走ったのち県道へ。通過した村のパン屋に寄るのはS君には毎度のことです。


よくある田舎のこじんまりとしたパン屋さん兼お菓子屋さんです。ご主人が自ら販売もやっておられました。


ここで休憩時のおやつ用の菓子パンやお昼のデザートにするケーキ、おつまみにするポテチを購入。コーヒーでも入ってるような入れ物は・・お塩です。
というのも、調理に使うお塩を忘れてしまい、困ったねー塩なしのお肉とかおいしくないよ・・と車の中でS君と話してました。S君のアイデアで、パン屋のご主人に少しお塩を分けてもらいました。食料品店はまだ開いていないので助かりました。(前回はワインを忘れて開店30分前の食料品店を無理やり開けてもらったという。。)


県道の終着地点、ボヌヴァル・シュル・アルクは「フランスで最も美しい村」のひとつにも選ばれています。でも今は観光する時間はありません。S君はこちら方面に来たのは初めてみたいで通りがかってちらっと見えたのがきれかったので残念がってました。もしハイキングから早く戻って来られたらちょっと散歩しよう、ということにして駐車場へと急ぎます。登頂予定の山は3153m、駐車場が2020mで累計高低差は1300mだそうです。


駐車場を出発してしばらくは平らな道というか野原を通リ抜けます。わたし達と同時に出発した母娘と思われるハイキング客がちょうどわたし達と同じ速度で歩くので、抜くに抜かせず💦


野原は終わりで少し木の生えたエリアを通過。標高2000mから出発しているので森っぽい森は出てきません。


駐車場からずっと緩やかな上りでしたが、少しずつ傾斜が出てきました。母娘は平たいところでは早かったのですが、坂が急になってきたところでペースダウン。抜かすことが出来ました。連れでもないのにずっと至近距離にいると気になるんですよね・・・


この辺りのブルーベリーはようやく紅葉が始まりかけでした。


水際が好きな黄色のサクシフラージュ。真夏が旬で、もうないかと思っていました。


遠くに滝が見えています。


もうすぐ日向に出られそうです。


振り返って。


まだ緑も結構ありますが、かなり岩々してきています。


ようやく日向に出ました。さて、少しずつアドベンチャーっぽくなってきました。


急ですが、道ははっきりしているのはありがたいです。迷うのも楽しみ、とまでは言わないものの道がないような野性的なところを歩くのも醍醐味のひとつという気もしますが、初っ端から迷いたくありません💦


鎖場になった場所が2度ほどありました。


この日一番たくさん見た花はこれでしょう。ジョンシアン・シャンぺートル。


これを上がり切ると平たいところに出るようです。


わわわ。きれい😻 奥はエヴェット氷河。
ここは分岐になっています。ちなみにわたしたちが行く山はコース外なので看板の行き先には登場しません(^^;


S君が撮ってくれてた1枚。


ワタスゲがまだ咲いていました。


わたし達の第一目的地が見えてきました。


ローマ時代の橋だそうです。ここでおやつ休憩をしようと決めてました(#^^#)


川辺に下りて気持ちよさそうな場所を陣取ります。
さっき買った菓子パンを✨
げげっΣ(゚Д゚) ペッシャンコになっとる。。
クロワッサンとアーモンドクリーム入りのデニッシュでした。。でももちろんおいしく頂きました(^^;
さて、ゆっくりしたのでまた出発です。


湖をひとつ通過。というか畔までは下りずに少しずつ上がっていきつつ通り過ぎます。ここを目的地にすると駐車場からの高低差600mくらいのお手軽なファミリーハイキングコースになりそうです。景色もいいし・・・


ジョンシアンがまだ咲いていました。


さて、わたし達が向かう山、モン・セティ(3153m)は地図には載っていますが、ハイキング道はほぼ皆無、時々ケルンがあったりなかったり、だそうです。なんでそんな山見つけてきた、S君。。(;´Д`)
たまたますれ違って話をした男性二人組のハイキング客のうちひとりがちょうど1か月ほど前にチャレンジしたばかりだと言います。ちなみにこの時は、この少し先にある氷河湖からおふたりは帰ってくる途中でした。
その男性「途中まで登れたんだけどね…なにせケルンもほとんどなくて、どの面もなだらかなところがないからどっから登ったらいいのかまるで分からなくて、絶対無理な岩壁みたいなとこに出てきてしまって諦めて下りたよ。あと100mもなかったように思うんだけどね…」
むむむ、強敵っぽいです、今日のお相手は。。
ハイキングサイトに大体の登り方は説明されているんですが、「まずは南壁から登る。方向は北東。時おりとても幅が狭く急斜面なので注意。3060mくらいから北北西に方向を変える。とても急な斜面が時々あるので注意」といった説明です(@_@)


コース外の山でも、登り口くらいにはケルンがあることがほとんどですが、それもありません。先ほどの男性の説明とハイキングサイトに書いてあったことを参考に適当に登り始めます。ちなみにハインキングサイトには「モレ―ンの少し前に左に曲がる」とあります。写真の奥がそのモレ―ンでしょう。


ケルンがないところを上がっていく不安・・・でも登り始めないからには何も始まりません。とりあえずは適当に登っていきます。


この辺はまだ草が生えてきますが、間もなく岩ゴロゴロ植物ほぼゼロ地帯に突入します。


何これ?
これ登るの??


セネコンと呼ばれる品種。その中にも色々あり、どれなのかはちょっと分かりません。


よいしょよいしょと登ります。石がザラザラと崩れてとても登りにくい・・・


こういうものが時々岩にはめ込まれています。
ここって・・アルピニストが来るところとちゃうの(゚Д゚;)?


こんなところを登り続けます。


ケルンは、たまにあるんです。あるんですけど・・こんな怖いところを歩けと言います(S君の腕のところにひとつ)💦


眼下に湖が見えてきました。グラン・メアン氷河湖(2855m)です。
ちなみにこちらは先ほどのエヴェット氷河とは違うグラン・メアン氷河です。

足元は常にこんなんです(-_-;) うっかりバランスを崩すと滑落します。



こんな不安定な場所ですが、もう午前2時になるのでここで一度投稿、後編に続きます。

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。