randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

一泊で南仏デヴォリュ山塊へ(その3)

日月の休みを利用してやって来た南仏デヴォリュ山塊。1日目のハイキングを終えたあと民宿のある村に夕方6時過ぎに到着しました。
行き先を決めるのがギリギリになることが多く、今回も行く地方を限定し宿を取ったのは前日の夕方でした。


車にカーナビはついていませんが、グーグルマップのおかげで迷わず到着(^O^)
ジット(gîte)と呼ばれる相部屋形式の普通より安い民宿を予約しました。他に普通の民宿との違いは台所を使えるので自炊できること、バスタオルやシーツは持参すること(有料で貸し出しはしてくれる)などがあります。山小屋と同じシステムです。都会にはありませんが田舎の観光地とか海・山のリゾート地などにあります。連泊する人が多く、週単位で滞在すると安くなったりします。
自炊してもよかったのですが、ひとりだし(家族や友達と自炊するのは楽しんですが)夕食、朝食も頼んでおきました。1泊2食付きで43ユーロ(5000円ちょっと)でした。


フランス・ジット協会加盟の看板が付いています。加盟してなくても運営できますが、一定レベルの保証という意味でお宿を選ぶ際の基準にはなります。


ドアが閉まってるので鐘を鳴らしてみたのですが誰も出てきません・・


代わりに可愛い猫ちゃんがどこからか出てきました。


間もなくお宿のご主人が「ごめんごめん、今ちょうどシャワーしてて~・・入り口の鍵開けとこうと思って忘れてた」と大慌てで中から出てきました。


元々は羊をたくさん飼っていた農家を改造したおうちでした。
このダイニングで昔は羊がメェメェいってたのかと想像すると楽しいです。
「今日は宿泊客はあなたひとりですよ」・・・バカンス期なのでもっと混んでると思ったんですが。さすがマイナー気味な山塊、デヴォリュです。


5人部屋をひとりで使わせてもらいます。


下の階にふたり、上に3人寝られるようになっています。シャワーやトイレも部屋にあります。
知らない人たちと部屋をシェアするのを想像していたので拍子抜けしてしまいました。


明日ハイキングするところをまだ決めていない、とご主人に話すと「じゃあ一緒に考えましょう。ひとまず荷物を解いて落ち着いたら下りてきてください」


熱いシャワーですっきりしてから下に下りていくと奥さんも揃ってわたしが来るのを待っていました。
今日スノーシューをするつもりで考えてたコースを雪が少な過ぎたので普通にハイキングで歩いてきたことを話すと、スノーシューがしたいなら、雪がまだいっぱい残ってるコース(車で20分くらい)、普通のハイキングならこの村から出てるコースもあることを教えてくれました。
詳しく聞くと、ここから直接出発できる山も良さそうだったので翌日は車を民宿に残したまま歩き始めることが出来るコースにすることにしました。


台所。プロ仕様っぽい立派なガス調理台があります。自炊の場合、ここを使わせてもらうことが出来ます。


ご夫婦「本当ならあなたとご飯を一緒に食べたいところなんだけど、ご近所さんから今日は夕食に招待されていて…だいぶ前から決まってたんでキャンセルできないんです。申し訳ないんですが、ご飯はオーブンに入っているので、ひとりで食べてくれますか。用事があれば携帯に電話してきてください。徒歩数分のところなのですぐ戻れます」
・・・いや~ちょっとひとりでさみしいけど、宿主は宿泊客と一緒にご飯を食べなければならないという決まりがあるわけでもないしね・・・「気にしないでごゆっくりして来て下さい」と送り出しました。


冬野菜のクランブル。栗、キノア入りのそぼろが超おいしくて翌朝レシピを聞き出してしまいました。


え~と次は・・
ズッキーニのグランタンと白ブーダン(ソーセージの一種)です。


むむむ・・これも素朴でおいしかったです。
びっくりしたことがひとつあります。出てきた赤ワイン、なんとわたしがずっと昔ブドウ狩りをしたことのある南仏の農協のものでしたΣ(゚Д゚) その銘柄(コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ)だけでも農協だけで数十軒、個人のところも併せて数百はあるというのに。。。


デザートは地味な見た目のアーモンドケーキでしたがしっとりとしていてアーモンドたっぷりで(翌朝聞くと小麦粉なしでアーモンドパウダーばっかり)まったりとしたおいしさでした。
お腹いっぱい(´▽`)  今日はたっぷり寝られそうです。


翌朝。ご飯は7時半に頼んでおきました。
7時15分、村を徒歩で一周してみました。1分もかかりませんでした(^^;


民宿のすぐ裏にある水汲み場と洗濯場。古い村には洗濯場がよく残っています。
他にこの村にはありませんでしたが村共同のパン焼き釜が残っているのも時々見ます。


朝ごはんを食べたら出発です。


村の出口。


すぐにハイキング出発地点(標高1215m)にぶつかります。


村のすぐ後ろにそびえるテット・ド・ピエ・グロ(2305m)


歩き始め。朝日が気持ちいいです。
草木は枯れたままであっても、やわらかい光が春の訪れを暗示しているようです。
10月末くらいから雪景色中心だったので、この雰囲気なんとも久し振りで懐かしいです。




またまた今日も午前0時が近づいています・・・
2日目のハイキングは「その4・最終回」で書きたいと思います。