フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

閉鎖直前に今季3度目のグランドン峠道

アルプスの標高の高い峠道がまだ開通していた先月のお話です。
峠道が閉鎖されるのは大体10月後半から11月の初めくらいなので、10月も中旬に差し掛かると、気が気でなくなってきていたのです。だって一度閉まったら、来年の5月6月まで来られないんですよ・・・
そんなわけで、今季2度登っているグランドン峠(1924m)、そのすぐ近くのラ・クロワ・ド・フェール峠(2067m)にもう一度登っておきました。


このふたつの峠には、3種類の登り方があり、そのうちスキー場がある関係で、建物が多く好みでない道路を除いた、ふたつの道路から1度ずつ登りました。


左が、今年の初夏の開通直後に、そしてロードバイク超初心者だった昨秋にも登った斜面です。平均7%が21㎞(グランドン峠まで。ラ・クロワ・ド・フェールまでは23,5km)。
右は、今年の初秋に登った長い登りです。グラフの出発地点よりも少し遠いところから登ったので片道約27㎞(グランドン峠まで)。往復でのトータルは65,5㎞、1929mUPでした。
前者の方が好みなので(最後の3㎞が10%以上なのがしんどいけど)、この往復をもう一度やろうかと思ったのですが、近くにある別の峠を通って周回することも出来ることを知り、峠に着いた時の疲れ具合で、往復にするか、周回にするかを決めることにしました。


峠道が実質的に始まる標高400m台のサン・テチエンヌ・ド・キュイヌ村。
前に来た時も見かけたような気がする(;^_^A スポーツバージョンのオペル・コルサの隣に停めました。
昨秋は、当日の思い付きでやって来たため情報不足で、この村が標高1000m前後はある気がして出発したら、峠が遠くてがっくりだったことを思い出しました🤣


10月の終わりでしたが、あまり寒くなく長袖ヒートテックがちょうど良くて、登っていても最後以外は汗まみれになることはありませんでした。つまり、服装調整のために足つきする必要もなく・・・


この登り坂3回目にして、初めて足つきなしで登ることが出来ました\(^_^)/
駐車場からだと2時間2分50秒。




村の出口からだと(ストラバでの「グランドン峠道」としてのセグメント)、1時間58分28秒でした。決して速いわけではないけれど、前よりも良くなったことは自信に繋がりました(#^^#)


グランドン峠の看板前でマイ・バイクを撮影していると、女性ハイキング客の方が「撮りましょうか」と声を掛けてくださいました。
「わたしも先月、ロードバイクで登ったのよ。死ぬかと思ったわ」と苦笑しておられました。足つきしたくないから撮らなかったけれど、最後の3㎞ほどが10%以上あり、視覚的にとても美しい道路なんです。空が澄んでいると、奥にモン・ブランも見えます。


以前に、ハイキング道から撮ったグランドン峠道の写真を載せておきます。
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斜面の赤いのは、紅葉したブルーベリーの葉っぱです。
奥に写っているのがグランドン峠道の最後の部分。立ち漕ぎをいくらか交えて登り切りました(;^_^A


例によって、地味なおやつです。
デーツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、バナナチップス・・・もう、色々考えるの面倒なんですよね😂
この峠には、飲み物や軽食を買える売店が夏の間はありますが、シーズンオフで閉店していました。。


この後、すぐ奥にあるラ・クロワ・ド・フェール峠へと向かいます。
2,5㎞しかないので、あっという間です。しかも平均6パーセントほどと、比較的なだらかになっています。


はい、この夏のツールドフランスも通ったラ・クロワ・ド・フェール峠にあっという間に着きました。
9月に来た時は、28㎞続く峠道のゴール1㎞手前で放牧の羊たちの大移動に阻まれ、無念の足つきを余儀なくされたのでした💦


峠からの景色。気温の高い日だったためか、霞んでいました。
峠自体の雰囲気はグランドン峠の方が野性味があって好きなのですが、パノラマだと、こちらの峠に軍配が上がると思います。


インスタ映えっぽい枠ぶちの前にマイ・バイク。
ここで、水道関係の工事をしに峠の麓のスキー場まで下りる、という二人組のおじさま達としばらくおしゃべりしました。わたしがこの後、別の峠道を経由して周回するという話をすると、道の分岐地点などについて説明してくれました。
でも、このおじさま達とおしゃべりしていたせいで、この峠での習慣になっている(といっても過去に2度ですが😅)、峠の名前と同じオブジェである鉄の十字架前でのマイ・バイク撮影をすっかり忘れてしまいました・・・
こんなフォトジェニックな十字架です。
👇

初夏に来た時のもの。
先代バイクのヴィータスとでした。


この峠には、観光客の多いシーズンには開いているカフェがあるのですが、先月末のこの時点では、既に閉店していました。
峠道へのクライムって、観光オフシーズンだと、数十㎞の行程中、開いているお店がゼロということもあり得るんですよね😱なので、行動食は多い目に持参する必要があります。


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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