テント泊自転車旅、素敵な出会い
1か月近く前のお話になってしまいましたが、友人Cさんとテント泊の自転車旅行に出かけた時のお話、2日目午後編です。
1400mの峠まで登って、下りていく途中でランチにした後、さらに進んでいくと思いがけなく珍しい景色の渓谷にやってきました。
渓谷ロードというと、大体どこでもそれなりに風光明媚で気持ちの良い道路であることが多いのですが、ここは岩壁にものすごく真っすぐの模様が入っています。どうしてこんな風になったんでしょうか、かつて水が滝のように流れていた・・・?
一枚撮ってもらいました😊
このすぐ後、Cさんが前を行くサイクリストさんを発見、「僕らの仲間だよ」と。
え?何が??
「結構な荷物積んでる」と。ああ、なるほどね(;^_^A
あまりスピードが速くなかったので間もなく追いつきました。
立ち止まって話すふたり。
思いのほか、若い男性でした。個人的な意見ですが、大荷物を積んで旅行しているサイクリストさんって、あんまり若い人にはいない気がするので、意外でした。
話を聞けば、まだ大学生なんだそう。そもそも、日本はどうか分かりませんがロードバイク人口自体、25歳以下くらいの若い人は少ないように思います。
サヴォワ地方のアヌシーを出発、南方面のアルプス(この辺りも)を通過してトルコを目指すんだそう。テント泊をしつつ3か月間の行程だと言います。それにしては荷物が少ないな、と感心してしまいました。前輪の両サイドにはテントとシュラフ、後ろの荷台には調理器具など、真ん中の鞄にはその他の身の回り品が入っているんだそうです。荷台の荷物の上にはソーラーパネルが取り付けてあり、携帯電話やカメラ(結構いいのを持っておられました)のバッテリーを充電することができます。
しばらく立ち止まっておしゃべりしていましたが、お互い、この後も進まないといけないので、漕ぎながら言葉を交わしつつ一緒に麓の町まで下りていきました。30分ほどでアルプ・ド・オート・プロヴァンス県の県庁所在地であるディーニュ・レ・バンに到着しました。
歳はだいぶ離れているものの、自転車好き、アドベンチャー好き、テント泊好き、と話がよく合ったので連絡先を交換。トルコへの完走を祈りつつお別れしました。
せっかく県庁所在地に来たというのに(しかもわたしは初めて)、時間があまりないので中心地には寄らず、直接次の峠道へと向かいます😓ちょっと残念💦💦
民家のお庭だったんですが、珍しく竹が植わっていたので写真を撮りました。フランスではほとんど見かけないんですよね・・・
次の峠道に入りました。
はーっ・・・ちょっと疲れてるんだけど、わたしより3倍重たい荷物でずんずん進んでいくCさんに「しんどい」と弱音を吐くことはできません。黙って着いていきます。
Cさんがスピードダウンしつつあるわたしを小さな村で待っていてくれました。
可愛い教会の前で映え写真を撮っておきました。
お腹が空き過ぎだったので、午前中に買ったビスケットでエネルギーチャージ。シンプルなバター味のもので、普段はあまり食べたくならないのですが、自転車中はこういう高カロリーなお菓子を体が欲しているのを実感します(;^_^A
まず峠のひとつに到着。
これも、朝に買ったお菓子です。何度かブログに登場しているのですが、イチゴジャムの挟まったサブレで「眼鏡(リュネット)」という名前が付いている南仏ドローム県の郷土菓子です。これはスーパーのオリジナル商品ですが、ドローム県産のイチゴジャム使用、と書いてありました。
この峠の後、少しだけ下りてさらに次の峠に向かう途中・・・
ゴミ箱があったのですが、ここらの人達はお山が好き過ぎるのか、ゴミ箱にこの近くのお山の写真がどどーんと印刷されてあったので、微笑ましく思い、写真を撮りました。
2日目夕方~夜編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。