フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スキーインストラクター夫妻と対決^^;

1週間ほど前のお話です。
ご存じの方もあるでしょうが、現在フランスでは外出制限が行われていてむやみにウロチョロすることが禁じられています。


定期的にわたしのリハビリ目的のスポーツとしてのスキーのコーチを買って出てくれているOさんは、息子さんや2、3人の仲間と一緒にベテランインストラクターのJPさんという方からアルペンスキーの訓練を受けています。


外出制限が出される少し前からフランス中のスキー場が閉鎖され、JPさんをはじめすべてのスキー関係者は失業(*_*) 
失業手当は出るそうですが、JPさん「スキーした~い!でもリフトが動いてない!山スキーで登って滑ろう!」とOさんとわたしに提案してきました。
Oさんは仕事なのでわたしだけご一緒することにΣ(´∀`;)


JPさんとはスキー場などで顔を合わせて挨拶をしたことは何度かありますが、Oさん抜きで会うのは初めて。なんか緊張して早めに出過ぎてえらい早くに着きそうだったので、道中の景色のよいところでデミたんの記念撮影をして時間をつぶしつつ進みました。


今日はスキー板はいつも借りてるやつではなく、Oさんが使っているやつを留め具を調整して貸してくださいました。


めちゃくちゃ軽いので登るのは楽だけど、滑るのには初心者には不安定。
しかも男性用で長いから扱いにくい💧ターンするときに先が絡まりそうになる(;´Д`)
山スキー用の板はOさんちに4組くらいあるんだけど全部このサイズなのです・・・


約束の場所には5分前に到着しました。

待ち合わせ時間を少し過ぎた頃にJPさんと奥様が到着しました。
ここはOさんちやJPさんちから近いこじんまりとしたファミリー向けのスキー場です。


JPさんはこの道30年のスキーインストラクターではあるけれど、山スキーはあまりやらないそうです。奥様はインストラクターの資格を持っておられるものの最近は別のお仕事をされています。山スキーをするのは10年ぶりなんだとか。
山スキーの出発準備に手間取っています(^^;)
何度かブログに書いていますが、普通のスキーと山スキーではスキー板も靴も結構違うのです。スキーの裏に滑り止めを張り付けて登っていきます。


初めはこんな感じになだらかです。
普段Oさんともっときつい斜面をいっぱい登ってるので楽勝過ぎる(;´∀`)
と振り返ると・・・


お、遅い💧
遅すぎるΣ( ̄□ ̄|||)Σ( ̄□ ̄|||)


そのあとちょっとした急斜面が待っていました。
日が少し当たってきているんですが、まだ気温が低くガチガチです。Oさんが山スキー板用のアイゼンを貸してくれてたのに駐車場でJPさんが「いらないよ」と言うから車に置いてきた_| ̄|○
山スキーではJPさんよりもOさんの方がずっと先輩なのに、、聞いときゃ良かった💦


かなり滑るのでストックで体重を支えながらなんとか登り切りました。Oさんに自慢したい✨ただし、翌朝両腕が筋肉痛( ̄▽ ̄;)
ふと眼下を見ると・・・


遅いっ(;゚Д゚)奥さんは姿も見えません。
あとから聞くと急すぎて登れず、板を外してスキー靴で登ってきたんだとか・・・


なだらかな斜面と少し急な斜面が交互に現れますが、先ほどのような凍った斜面はもうないので黙々と登り続けます。


頂上・・てかスキー場の一番高い位置に着きました。
出発して47分、高低差で467mでした。


お二人が全然来ないのでウロウロ。
スキー場が閉まってしまったので後片付けに来ていた職員の方がふたり上の写真の小屋におられ、しばらくお喋りしました。


コーヒーをいれていただきました。


小屋前のベンチに座り、コロナの話などしながらコーヒーを頂きました。
あまりにご夫妻が来ないので職員の方たちが「お友達、迷ってるんと違うの?怪我したとか?」と心配し始めたので「いやー、ふたりともスキーのインストラクターなんで大丈夫だと思います😅」と安心させました。


職員の方たちが行ってしまって数分後にご夫妻が到着しました。
午前中だけのお散歩スキーという予定なのでピクニックの予定はありません。水を飲んでJPさんがキャンディーを配って下さったのち下りる準備に入ります。


山スキーが久し振り過ぎて全てを忘れてしまった😅奥様にJPさんが滑り止めシールを板から外してあげています。
今登ってきたところから下りることもできますが、周回コースで滑ることにしました。


まずは平たい頂上の部分を進みます。奥の辺りから傾斜がしっかりと出てきます。
登るのはわたしが早かったけど滑るのはお二人のアドバイスを聞きながら下りるつもりです。中級者コースまでなら大丈夫ですが、上級者コースが入ると雪の状態によってはまだ怖いので・・・
と振り向くと。。


なっ💧何しとる??
はよ来いΣ(´∀`;)
(どっかで聞いたセリフ・・・)


JPさんが写真を撮って送ってくださいました。
全部で3枚あって・・・👇

と、いう2枚と・・・
3枚目👇

それ・・・
あんたの奥さんですやん!?
わたしは端っこの方で半分切れて写ってます:(;゙゚''ω゚''):


そう急なところはなかったものの、スキー場が営業してないのでゲレンデが均されていないばかりか作業のためにスノーモービルなどで走った跡などでガタガタだったり、人工雪を足してないから低い辺りでは雪が少なかったりと初心者のわたしにはそれなりに苦労しました。JPさんや奥様のアドバイスが役に立ちました。ありがとうございました✨


トランクは満員御礼。一人分なのに^_^;


まだお昼前だったので帰りも田舎道でデミたんの写真を撮りながらゆっくりと帰りました。



お読みいただいてありがとうございました。

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