フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

親子3人でシーズン初のテント泊

8月上旬に息子ふたり(18歳、21歳)と3人でテント泊ハイキングに行った時のお話です。


歩き始め。

南仏ケラ山塊。道路自体の標高が高いので手軽に高い山に登ることができます。


子供が撮ってくれていました。


今シーズン3度目のテント泊ハイキングになる次男(左)と、今季初参加の長男。
彼女がいる長男は参加回数が少なめです(^-^;


間もなく峠に到着します。
単純な登りですが、最後は結構急な斜面でした。


レシャシエ峠(2917m)。


峠のケルンと撮ってもらいました。
ところでこのケルン、よく見ると・・・・・・


芸術的に、奥のとがったお山と同じ形に作ってありました。
ただ、不安定なようで、翌日通った時にはすでに壊れていました(T_T)


小休憩中のわたしたちのザックも同じように!?立ててみました😅


普段から仲良しの兄弟ですが、特に山ではキャッキャとはしゃいでいます(*´▽`*)


衝撃的なものが峠に落ちていました。
生のニンジンのヘタ(周辺)。しかも皮を剝いた形跡はありません。
ハイキングに生のニンジンを持って来て皮も向かずにかぶりついた人が!?ワイルドというか健康的というか(;´Д`)
わたしの山友のS君はまさに生のニンジンを持ってくるんですが、皮むき器も持参しています。もしかしてロバを連れてハイキング(フランスではなだらかなハイキングコースだとあり得ます)した人がロバの餌に持ってきた?とも思いましたが、ロバだったらヘタを残したりしないで全部食べるだろうし・・・なんか色々考えちゃいました😅


さて、目的地に向けて再出発です。
もうニンジンのヘタは落ちておらず、代わりに白いマルグリット・デ・ザルプや黄色いアルニカ・デ・モンターニュ、水色の忘れな草、薄ピンクのルノンキュール・デ・グラシエなどがあちこちに咲いていました。


途中、左手に大きめの湖が見えますが、ここは目的地ではありません。
ちなみに、峠からは多少のアップダウンはあるものの少しずつ下りてきていることになります。


岩の隙間に小さなお花。リネール・デ・ザルプといいます。色の組み合わせが個性的でかわいいのです。


ルノンキュール・デ・グラシエばかりザーッと咲いてる地点が✨
わたしの大好きなお花なのでテンション上がります。グラシエとは氷河の意味で、氷河跡のようなザレ場や岩ゴロゴロの乾燥した場所を好んで花を咲かせます。花びらの色は白かピンク、まれに濃い目のピンクも見かけます。


さて、一番奥の湖まで来ました。
ここでテント泊でもいいし、ひとつ前のお花の写真の奥に写っている水たまり的な浅い池?の辺りでも悪くありません。そのひとつ前にも水たまり的なものはありました。テント二張り出来るだけの平たくて傾いていない、取り除けない岩の出っ張っていない地面があることが条件です。


この湖は今休憩する分にはいいけど、すぐ奥が高い山になっているので早くに日陰になってしまいます。ひとつ前の水たまり的な池の近くが、日陰になるのが遅そうなので後でそちらに移動することにしました。


ところで、湖というとついついやってしまうことがあるみよん家の息子たち。
4秒間の動画です👇

水切り


さて、湖の奥に稜線が写っていますが、一番高い位置は3081mになります。
この日、前回の2度のテント泊ハイキングの時に比べると大して登っていません。子供たちに「ねえねえ、あれ登っとく?」と聞いてみました。「えーっ、僕たちはいい💦母ちゃんひとりで行って来たら?僕たち荷物見といてあげるから」
・・・なんか、昔のパターンに戻りつつある気がします!?


ひとり稜線散策&テント設営編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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