フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

久々に羊問題が起こったラ・クロワ・ド・フェール峠

初夏に、峠道が開通した直後にロードバイクで登ったグランドン&ラ・クロワ・ド・フェール峠道。全く同じ道路を昨秋、道路が冬季閉鎖に入る直前にも走っています。
三又になった峠道なので、3通りの登り方があるわけですが、そのうちひとつは建物が多いスキー場周辺を通るため、あまり気が乗りません。
かといって、もうひとつの道は長くてアップダウンも結構あるのでイヤだな~と思っていたのでした。しかし、今シーズンたくさんの峠道や山道を登ってきて、これもいけそうな気がしたので先月アタックしてみました。


地図的にはこんな感じになります。
ヒルクライム専門サイト、クライムファインダーより。
👇

右上のオレンジ~黄色っぽいのが、以前に2度登った平均約7%が23㎞続く道路です。
往復での獲得標高は1685mでした。
青が今回チャレンジする道です。こちらの方が長いのが分かると思います。
別のヒルクライムのサイト「アルプフォーエバー」の傾斜グラフ
👇

ちなみにグラフは、ひとつ目の峠までしか表示されていません。
それと、グラフの出発地点よりも若干離れた駐車場からスタートする予定です。
そこからふたつの峠に行くと、片道33㎞、高低差では1700mほど。
緩やかな部分も多いので、平均勾配的には以前登った道路よりかは楽な数字になります。
ただし、帰りにも登りが結構あることを忘れていはいけません😂


よく車では通っている県道沿いの駐車場にデミたんを停めました。
他のふたつの道路の出発地点よりも、実はここが一番自宅からは近いのです。
夏場は、日が高くなってくると登りが厳しいので、8時までには出発することが大半でした。これは先月の話なんですが、この頃ちょうど良い気候で、9時前に漕ぎ始めました。


隣の車の、わたしよりも10分ほど早く出発したおじさまサイクリストさんふたりに、少し先で追いつき、抜かすことが出来ました。シーズンの初め頃までは、人に抜かされることばかりでしたが、この夏からは抜かすことも時々でてきました(^^♪


いつも通り、登り中の写真は全然ありません。
今日の登りは長いけれど、そうひどく険しい部分はなさそうなので、出来たら足つきなしで登りたいな、という野望も秘めています(;^_^A


最初の数㎞はそんなにしんどいところはなかったので良い感じで登れて、結構大勢の男性サイクリストさんを抜かすことが出来ました。といっても、半分以上は外国(オランダ人みたいでした)の方達でした。平らな国なので、普段あまり山道を走っておられないんだと思います。
常々から山道をよく走ってる方達や、ベテランの方達にはまだまだ全然敵いません(T_T)


ここは自転車で登るのは初めてですが、車では通ったことがあるので、何となく知っている道路です。森の中の時々きつくなる部分や、帰りが思いやられる結構急な下り😓を走り抜け、黙々と登っていくと、人口湖の部分まで来ました。
ここまで来たら峠はそう遠くないし、もう急なところはないことは分かっています。
まさかの足つきなしでの完走になりそうです✨


ワクワクウキウキしつつ、ぐんぐん登っていくと・・・
そう甘くはありませんでしたΣ(´∀`;)


羊が・・・
羊が道路を占領していましたΣ( ̄□ ̄|||)
これは、俗に言う…いや、わたしが勝手に言ってる羊問題というやつです。
夏場(主に6月~9月)、放牧の羊さん達が移動時に道路を占領してしまって、道を通れなくなり、ひどい時はプチ渋滞を引き起こしてしまうことです。


峠まであと1㎞くらいなのに😭😭
黄色の矢印の部分が峠です。
無念、ここで足つきです_| ̄|○
ここら辺はなだらかなので、最後スプリントするつもりだったのに😭😭
足つきどころか、数分間自転車を押して歩く羽目になりました。
まぁ早く着いたからって、何かもらえるわけでもないので別にいいんですけどね💦


今年のツールドフランスも通ったラ・クロワ・ド・フェール峠に到着しました。スタート地点から2時間21分でした。
峠の看板前でマイ・バイクの記念撮影をしました。


峠からの美しい景色。


今年の5月下旬、峠道開通の翌日に同じ峠に来た時の一枚です。
👇

ビンディングシューズデビュー前だったし、自転車も違うやつでした。

ちなみにこの日の午後はハイキングをして、現地でテント泊、翌朝は同じエリアでシーズン最後の山スキーをしたのでした。
👇

ひとつ前のブログに出てきた山友Dさんとでした。


後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する