フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ロッシュブリュンヌでS君とランチ&下山編

8月14、15日に同僚S君と遠征したブリアンソネ地方とケラ山塊の境界線にあるロッシュブリュンヌ(3321m)。頂上の数十メートル下の急斜面で「これは無理だ」と絶望しかけたものの、S君がケルンもない方向からの通り道を見つけてくれたおかげで無事登頂することが出来ました✨


エクラン国立公園方面。


奥に続く稜線の左側の斜面から登ってきました。


ほぼ同時に歩いていたイタリア人のご夫婦が間もなく到着したので写真をお願いしました。細長くて狭い頂上です。
ではお楽しみのご飯にするか・・・


ワインはサヴォアの白、アプルモン。爽やかで適度に辛口でフローラルなワインです。
花はザレ場&石灰質の土地が好きなセレスト・ア・フィユ・ラ―ジュ。


狭くてガタガタの頂上なので安定した食卓は難しい。。
またニンジンが登場しています・・・💧


S君が持って来てくれたフリトン(パテみたいなもの)。仏南西部で作られたものでこってりしてておいしい💖 これに不可欠というピクルスを忘れて前日の夕方というか夜、イゾアール峠に向かう途中にS君が食料品店を探し始めたので「もう・・今回はいいからっ💦」と説得(-_-;) ちょっと間違って缶の底を開けてしまったのはわたしです・・・


アマノフーズのおいしいフリーズドライ味噌汁で乾杯♬(S君は日本食好き)


S君はこの日の3日前にハイキングでボーフォータン山塊に行ったところなのでボーフォール村の農協で買ったボーフォールチーズを持って来てくれました。夏のミルクのものなので特別においしいのです。でも…どうして500gそのまま全部持ってくる??Σ( ̄□ ̄|||)
わたし達、250gずつ食べると思ったんでしょうか??
毎回、持参する食糧に不可解な点があるS君・・・


細長い頂上の反対側の端っこでご飯を食べていたイタリア人カップルがそろそろ下りるつもりのようでこちらに歩いてきました。サラミを勧めるS君(^^; S君はおふたりの写真を自分のカメラ(大きいレンズとかは持って来てないけど一眼)で撮ってあげたので「よかったら送りましょうか?」とメールアドレスを交換していました。S君はフレンドリーですぐ人に話しかけて仲良くなります。
S君とイタリア人男性の服装がお揃いみたいになっていて笑えました(^▽^;)


さて、わたしたちもお腹もいっぱいになって十分に休憩もしたこことだし、そろそろお片づけをして下り始めるとするか・・・


現実に直面する瞬間。。
ひょえー💧こんなとこ登って来たんでした。
でも仕方ない、登ったもんは下りないといけません。


頂上付近を振り返って。
このあたりが一番急だったので焦らずゆっくり下りていきます。


S君に先に行ってもらいます。


特に急なところは後ろ向きに下ります。ケルンは定期的にはあるのですが、ペンキマークなどによる「どの岩から登れ(下りろ)」という細かい説明はないのでその辺は自分のセンスです。S君が下りてみて「ここは下り易かった」「俺は足が届いたけど(186センチあるので足の長さがわたしと違う💦)厳しかったからもっと左側通った方がいい」などコメントしてくれます。


怖いけど楽しくもあります(≧∇≦)


時々ケルンを見失って変なところから下りてしまうことも😅
途中、ケルンを随分長い間見かけないなーと思ったら下りる方面自体微妙に間違えていたというのがあり、少し登りなおして方向修正しました(;´Д`)


知らない間にシャッターを切っていた1枚(^^;
午前中に比べて雲が出てきていたけど、思ってたほどは広がらなくてラッキーでした。


高層ビルの麓のようです。


かなり下りてきました。もう危ないところはありません。


レ・ポルト峠がもうすぐそこです。
峠に聳え立つ岩の塊を真似たような面白いケルンがありました。


先ほどのイタリア人が峠で休憩中でした。聞くとお二人はピストンでイゾアール峠まで戻るそうです。


余裕があれば湖経由の周回で帰ろうと言っていましたがまだ決めていません。どうする?


👇湖はここからだともう見えないのですが、下りてくる途中には見えていました。だいぶ上から撮ったもの

行きは右側の斜面を登ってきました。湖は反対側の斜面の先にあります。アップダウンが少しあり、距離的にもピストンよりも少し長くなります。
そして何より・・・行きと違う、もっと標高の低い駐車場に着いてしまうという欠点が(;゚Д゚) 参考にしたハイキングサイトによると360mの高低差がプラスされるそうです。


「湖を通って帰ろう!水着忘れちゃったけどさ」とS君。わたしもピストンは退屈だからあまり好きではないので賛成(^^♪
湖のあと到着する駐車場から自分たちが車停めてるイゾアール峠まではヒッチハイクしよう、とS君。それも賛成です(≧∇≦)


道にもなってないザレ場をひたすら下りていきます。


中くらいの石で歩きにくい・・・


振り返って・・・今日も火星?月??なにせ地球以外の惑星を歩いているようです。


岩と岩の間の隙間から300mくらいこういうザレ場をズルズルと下りました。石灰質の石なので靴が真っ白になってしまいました。


ようやく・・・草のある緑のゾーンに到着(´▽`) ホッ  かなり歩きやすくなります。
これも、振り返った写真ですがいつも前を歩いているS君がなぜ後ろにいるかというと、エーデルワイスが咲いているのを教えてあげたからです。一眼で激写しまくってます(^^;
S君は花とかあまり興味がなくていつも地べたも全然見ないでずんずんと歩いて行くのですが、さすがに高山植物の女王(?)エーデルワイスという単語には反応していました。


こんな感じでこのあたりから湖にかけていっぱい咲いていました。


先ほどまでのカラッカラのザレ場が嘘のように景色を緑が支配してきました。


常にエーデルワイスだらけ・・・あんまりたくさん咲いていると有難みもありません。


もう・・疲れているのにこまめにアップダウンがあります(~_~;)


ロッシュブリュンヌを降りてからが案外長くて後悔しかけた矢先に湖が見えてきました(´▽`) ホッ



次回が最終回になります。

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