フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

憧れのロッシュブリュンヌ(3321m)へ

8月15日に同僚S君と挑戦したちょっと南仏寄りのロッシュブリュンヌ。今まで何度かその美しい姿を遠くから見ていて登りたい気持ちが高まっていました。すぐ近くに3000m以上の山がないため、頭一つ出っ張って目立つのです。それに、登山ルートからだと頂上部分が丸く見えるのですが、北側(普段見ている側)からだとツンと尖ってカッコよく見えています。
距離や高低差的には大したことない(周回して11キロ、1200m)代わりにテクニック的には難しい目の山だと言われています。山に行ってる回数ではわたしの方が圧倒的に多いものの身体能力的にわたしよりも優れているS君が一緒なことは心強いです。


歩いてきた方面を振り返って。奥はエクラン国立公園になります。
レ・ポルト峠(2916m)に到着しました。ここまではザレ場続きで歩きにくかったとはいえ、危険箇所はありませんでした。


塔みたいな岩の塊がそびえています。エキゾチックな感じのする岩々したエリアです。


一足先に到着したS君がわたしを待っていてくれました。イタリア人の中年のご夫婦のハイキング客が休憩を終えて出発するところでした。
写真はイタリア人夫婦を見あげるS君。


さて、わたし達も登り始めます。


ガレ場っていうか・・・岩ゴロゴロです。まだこの辺りは歩きにくいだけで危ないことはありません。


ほとんど植物は育っていないものの、よく見ると可愛いやつも。サクシフラージュ(ユキノシタ科)の一種です。


とんでもなく急なところもありますが、急なこと自体よりも小石や砂利で滑りやすいことの方がキツいです。


大き目の岩も増えてきました。滑りにくいという点では歩きやすいとも言えます。
先を行っていたS君が見えない・・いつも適当なところで待っていてくれるのに、、と思ってると。。


なんと知らない間に抜かしていました💦S君も「来ないなー」って思ってたみたいです。違うところから登ってしまってたのでした。


S君が登ってくるのを待ちます。


はい、順番チェンジ(^▽^;)
わたしは峠からヘルメットを被っているのですがS君は「まだ大丈夫やろ」と被っていません。まぁ先ほどのイタリア人はだいぶ先を行ってるし、他に登山客がいないっぽいから落石の心配は少ないとは思いますが・・・


とても不思議な景観です。


峠から100mくらい登ったかな?峠から奥に続くギザギザの稜線、右と左に左右対称に広がるザレ場の真っ白な斜面、奥に果てしなく連なる山々・・・という目を見張る構図に何度も振り返りつつ登りました。


そして登っているのはお城か要塞といった建物みたいです。


ケルンが結構あちこちにあるのでほとんど迷うことはありませんでした。帰りにちょっと間違えかけましたが💦


ここで、上からふたりのハイキング客が下りてきました。ハイキング客といってもバリバリのアルピニストの格好をしています。フランス語を話しますが、スイス人でした。わたし達と違うルートから登ったのかと思ったら、全く同じでした。確かにアルピニスム(クライミング)の装備なしで登れるギリギリの山だと言われていますが、さすが?スイス人、用心深いのでしょう。。
スイス人女性に「せめてヘルメット被ったほうがいいわよ」と注意されてるS君💦


確かにこの辺りからアドベンチャー感満載になってきました。でもどちらかというと怖いのは下りで、登りは下の景色が見えないだけましともいえます。


ここ(上の写真)を右に入ったところで先ほどのイタリア人夫婦が岩に腰かけています。休憩?と思ったらここからはもう進めないっぽい、と言います。わたしはイタリア語はほとんど分からないしお二人はフランス語は話せなかったのですがS君は数か国語が話せるので普通に会話しています(;・∀・)


問題の岩壁・・・細いロープが付いてるけど、こんなのあっても全然登れるもんじゃありません。えーっ・・・この山クライミングなしで登れるんと違うかったん??
イタリア人達は完全に諦めてここでお昼ご飯にしようかと言っています。
S君が「ちょっと待って、僕がその少し下から行けないか確かめてくる」と反対側に下りていきました。既にこの、ほんの少し下りるところが崖っぽくてとっても怖いんですが・・・


怖いところからの反対側の景色。足元写ってないけど超急斜面です(>_<)


でもそっちに行けっていうケルンないし~。。無理なんちゃうの?まぁここだって3300m近くあるし、ほとんど頂上だし上等だよ…とわたしも諦めモードでS君を待ちます。間もなくS君の声がしました。「大丈夫、続き行けるよ~!」


降りてきたS君。「初めだけちょっと怖いけど、あと大丈夫。ケルンもあるよ」
あ・ありがとう~~S君(´▽`) わたし一人で来てたら完全にここで諦めているところだったと思います。


「な、ほら。ケルンあるやろ?」


はい、ケルンあるけど・・高所恐怖症の人は何回気絶したか分からないルートです(^▽^;)


大詰めっぽいです(≧∇≦)


つかむ岩、足を置く場所を考えつつ一歩一歩慎重に・・・


わーい(^^♪ 着きました、ロッシュブリュンヌ(3321m)。とっても狭い頂上です(^^;)


とんでもなく素晴らしいパノラマ(≧∇≦) エクラン国立公園やケラ自然公園、メルカントゥール国立公園などが見渡せます。登ってる途中に比べて雲が増えてきているのが少し残念ですが、ガスってるとかではないのでそのくらいは仕方ありませんね。
この山は遠くから見てポツーンと飛び出てることから、見晴らし良さそうだなーとは思ってましたが、大満足です💕


次回に続きます。

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