フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

「美しい星」頂上へ

先月末の日帰りハイキング記です。
1089mの駐車場を出発、2100m台の「7つの湖」と呼ばれるポピュラーなエリアを経由してコース外の「美しい星(ラ・ベル・エトワール)」と名付けられたいくつかの湖の集まる辺り(2500m台)までやって来ました。


9月も終わりだというのにワタスゲに出会えて感激✨


そのまま歩き続けると小さな水たまりのような湖というか池がふたつみっつと現れます。この水たまりには小さな雪渓がほとりに残っていました。


エギーユ・ダルヴ3兄弟が顔を出しました。3500m台と高いし目立つ形をしているのでるので遠くからでもよく見える山のひとつです。


湖の辺りには定期的にあったケルンですがいつの間にか見失ってしまいました。仕方ないので登りやすそうなところを見繕って進んでいきます。



登っていくうちにもう少しまとまった雪渓もありました。


登りつつ左手を眺めて。ザラザラのギザギザです。。


最後らへんで薄っすらとした道に交わりました。


着きました、ラ・ベル・エトワール頂上(2718m)。


モン・ブランが辛うじて存在を主張しています。


グランド・ルース山塊方面。


夏に日本で会った友達からもらった高級インスタント麺を持ってきました。高級インスタント物って裏面の説明が長い・・・説明とか読むの大嫌いなのに(゚Д゚;)


インスタント物の小袋が3つ以上になってくると間違えそうでドキドキしますが無事作ることが出来ました。


どれどれ。おっ・おいしいΣ(゚Д゚)
製造元は多分、出汁メーカーのようで(友達はお出しのパックなどとセットでくれました)特に出汁がおいしかったです。


これも夏に実家に置いてあった貰い物のやつをひとつかみ持って帰ってきたものですが、これが最後のひとつになりました。もっといっぱいあったのに全部持って帰りゃよかった(;´・ω・) 羊羹とかって地味に重いからスーツケースに入れるのに躊躇するんですよね。。
前回は抹茶ミルク(インスタント)と共に頂いたら甘々で失敗だったので普通にインスタントコーヒーにしときました(^^;


さてと…デザートまでいただいて片付け始めたところで、チーズとドライフルーツ入りパンも持って来てることを思い出した_| ̄|○ まぁいいです、帰りにおやつにでもしよう。。


ここでザッザッザッという物音が。50代後半くらいの男女3人組が登ってきました。


わたしは谷の底にある村(1089m)から登ってきましたが、この写真で谷の左側に三角形に白っぽく見えているところ、ここはスキー場のある町ですがこちらから出発したそうです。なるほど、こちらは1400m台なので少し楽になります。情報収集不足で知らんかった・・・まぁいいです、訓練だったということにしておこう。。


湖の辺り目指して下り始めます。


行きはケルンを見失って適当に登って来たのですが、下りはちゃんとケルンも道の形も薄っすらあるところを通りました。下りは見晴らしが良いので上りだと見えにくいものもよく見えたりします。


ザレ場の大きい目の湖の周りにいくつもある水溜り。砂漠のオアシスっぽくて大好きな風景のひとつです。


少し遠回りにはなりますが、行きに畔までは下りてこなかった一番大きな湖の周りをぐるっと半周しました。行きに出会って話をしたソロの男性ハイキング客が「一番好き」と言っていたところです、うーん、わたしは2番目に大きいワタスゲの咲いてた方の湖の景色の方が好きかな…


ものすごく澄んでいます。


随分下まで下りちゃったのでまた登らないといけない羽目に💦もうヤケクソ、なんでもいいです( ̄▽ ̄;)


やれやれ、地図に載ってるハイキングコースの通っている湖が見えてきました。ただし、わたしが進むのは左手です。


湖が川っぽくなったところの横を歩きます。


水量が少なくなった辺りを見繕って反対側に渡ります。


大体戻って来ました。奥の斜面の中腹をハイキングコースは通っています。
水力発電を行っているため湖がダムで堰き止められていたり湖畔が人工的に整備されていて駐車場から1000m以上も上ってきた場所にしては残念な景色です。


まだほんの少し残っていたサクシフラージュ。


さり気に上りになっています(;´Д`)  最後はまた水面に近いところまで下りてくることになるので、道無視してもっと湖畔沿いを歩いてやろうかとも頭をよぎったのですが、道になってない所ってガレガレし過ぎてたり急過ぎたりして結局歩くのに時間がかかることも多いので大人しく道通りに歩きました。


だいぶ下りてきたところで振り返って。


奥の水際に見える建物はセット・ロー山小屋。夏のシーズン中には管理人さんがいて営業している山小屋です。


左手に山小屋とダムが見えます。個人的には人工的に整備されたダムだらけの湖の畔にはあまり泊まりたくありません・・・


峠まで戻って来ました。


あとは1000mほど下ります。


行きは急いで登っていたのであまりたくさん食べられなかったラズベリーを食べ残しがないように(^▽^;) じっくりと探しながら下りていきます。上りでは1900m台でしか見つけなかったのですが、実際には1700m~1900m台にかなりたくさん生えていました(≧∇≦)


毒キノコちゃんだらけの森を早足で下りて行きます。


赤い毒キノコちゃん以外にも10種類くらいはキノコはあったと思います。
これは栽培してんのか!?ってレベルでビッシリと生えてあったやつ。


人んちの敷地との境界線があやふやな(・・;)野原を突っ切って駐車場へと向かいます。


無事明るいうちに帰ってくることが出来ました(´▽`) ホッ
靴を履き替えたりしていると左側から来た車がスッと止まりました。頂上で出会った男女3人組でした。ひとことふたこと交わした後、別れを言って走って行きました。


帰りの高速。うちまで2時間ほどとそんなに遠くない方面だったので学校から帰ってきた子供たちと普通に晩ご飯を食べることが出来ました。
ベースが1700m、個人的に湖の周辺で上ったり下りたりしてたのを合わせると1800m近くの高低差にはなったと思いますが、ムラゴンの人気ブロガーMAちゃんがプレゼントしてくれたアミノバイタルのおかげか翌日全く疲れはありませんでした。MAちゃんありがとう✨
長いハイキング記を読んで下さった方もありがとうございます!

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